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『みゆき』は、わたしがこのサイトを始めた理由の一つで、何度も読み返してきた作品です。最終回を読んで「よかったな」という気持ちと、どこかもどかしい気持ちが一緒に残りました。
その作品を検索すると、「気持ち悪い」という言葉が一緒に出てきます。その声が結末に向いたものなのか、思い入れのある作品だからこそ、確かめることにしました。
この記事の結論
みゆきの最終回は、主人公の若松真人が、血のつながらない妹・若松みゆきの結婚披露宴で彼女への気持ちを打ち明け、二人がフィリピンで挙式して終わります。 同級生の鹿島みゆきは北海道への一人旅で、花婿になるはずだった沢田優一と出会います。
「気持ち悪い」という感想の多くは、結末そのものより、義理の兄妹の恋という設定や1980年代のサービスシーン、教師が女子生徒に求婚する場面に向いています。サービスシーンについては、作者自身も2024年の対談で今なら許されないだろうと語っています。
テレビアニメは原作の連載中に終わったため、披露宴も北海道の場面も描かれていません。アニメだけを見た人と原作を読んだ人とで、「最終回」の中身が違います。
- 全12巻
1984年12月に最終巻 - 第28回
小学館漫画賞を受賞 - 全37話
アニメは原作の途中まで
※この記事には『みゆき』原作漫画の結末に関する重大なネタバレが含まれます。次の見出しから結末に触れます。会話に登場する全巻くんはこの記事の案内役のキャラクターです。

同じ名前のヒロインが二人いると聞いて、まずそこで混乱しました。
妹のほうと同級生のほうは、読んでいて取り違えないものなんですか。
先に見分け方を知っておきたいです。

取り違えることは、まずないよ。
真人と同じ家で二人きりで暮らしているのが、妹の若松みゆきなんだ。
同じ高校に通って真人の恋人になるのが、同級生の鹿島みゆきだよ。

全12巻なら、何冊かまとめて買っても最初の1回の決済がまるごと対象になるサイトが向いているんだ。
1巻の再会から順に読むと、最終回の告白の重さがよく分かるよ。
通して読むときの買い方を下にまとめたね。
- みゆきの最終回はこう終わった|真人が選んだのは血のつながらない妹・若松みゆき
- みゆきは全何巻で完結した?全12巻・1984年に完結
- みゆき最終回のネタバレと結末|披露宴の告白からフィリピンの挙式まで
- みゆきの最終回のその後は?鹿島みゆきが北海道で沢田優一と再会した意味
- 漫画『みゆき』が「気持ち悪い」と言われる3つの理由|1980年代の設定を今の目で読むと
- みゆきのアニメは打ち切りだった?放送枠の移動と第37話で終わった事情
- アニメ版みゆきの最終回はどう違う?第37話で終わり沢田優一は出てこない
- みゆきの最終回を評価する声|最終話に書き込まれた「想い出がいっぱい」の歌詞
- みゆきは今から読む価値がある?|設定が合うかは1巻の再会の場面で分かる
- よくある質問
- まとめ|みゆきの最終回は血のつながらない妹との結婚で終わった
- 調査メモ
- 参考資料
みゆきの最終回はこう終わった|真人が選んだのは血のつながらない妹・若松みゆき
物語は、高校1年の夏に再会した妹・若松みゆきと、同級生の鹿島みゆきの間で、若松真人が揺れ続ける話です。最終12巻で、その揺れに決着がつきます。
- 血縁の無い妹・若松みゆきの披露宴で、真人が告白。結婚は破談になり、二人はフィリピンで挙式する
- 「気持ち悪い」の声は、結末より設定とサービスシーン、教師の求愛に向いている
- 鹿島みゆきは北海道で沢田優一と出会う。二人のその後は描かれず、作者は「読者任せ」と語った
若松みゆきは、真人の父が再婚した2人目の母の連れ子です。二人に血のつながりはありません。 真人は再会して間もなくそれを知り、妹が知らないと思って4年近く兄として振る舞います。
最終12巻で若松みゆきの結婚相手として現れるのは、真人の幼なじみでサッカー日本代表の沢田優一です。真人は披露宴のスピーチの途中で、自分が失おうとしているのが誰なのかに気づきます。
鹿島みゆきは真人に合わせて志望校を下げ、一緒に浪人までした恋人でした。最終回の終盤は彼女の一人旅に割かれていて、「鹿島みゆき かわいそう」という検索が今も残っています。
アニメ版を最後まで見た人の記憶とは、ここで食い違います。アニメの最終話は第37話で、父の乗った飛行機が行方不明になる騒ぎのあと、兄妹の日常に戻って終わります。
みゆきは全何巻で完結した?全12巻・1984年に完結
『みゆき』は小学館の『少年ビッグコミック』で、1980年17号から1984年18号まで連載されました。 単行本は少年ビッグコミックスで全12巻。最終12巻は1984年12月5日に出ています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | あだち充 |
| 掲載誌 | 少年ビッグコミック(小学館) |
| 連載期間 | 1980年17号〜1984年18号 |
| 単行本 | 少年ビッグコミックス 全12巻 |
| 最終巻 | 12巻(1984年12月5日初版) |
| 受賞 | 第28回小学館漫画賞(『タッチ』とともに受賞) |
| 完結の形 | 三角関係の結末まで描いて完結(打ち切りの公表は見当たらない) |
巻数が資料ごとに違って見えるのは、版が多いためです。ワイド版(少年サンデーコミックスワイド版・ヤングサンデーコミックスワイド版)は全5巻、小学館文庫は全7巻、My First WIDE は全4巻にまとめ直されています。
いま電子書籍で読むなら、小学館の「みゆき(ヤングサンデー)」全12巻です。BOOK☆WALKERでは各巻583円(税込・2026年10月時点)。11巻の内容紹介に沢田優一の登場が書かれ、12巻が二人の結末にあたります。

この先は結末の細かい場面に入ります。
11巻と12巻を自分で読む人は、どこに気をつけて読むといいですか。

披露宴の前に、鹿島みゆきが控室で親族の噂話を聞いてしまう場面に注目してみて。
最後の北海道の場面で彼女が一言もしゃべらないのは、そこから続いているんだ。
自分で読みたい人は、ここで止めて12巻を先に開くといいよ。
みゆき最終回のネタバレと結末|披露宴の告白からフィリピンの挙式まで
最終12巻で、沢田優一と若松みゆきの披露宴の最中に真人が告白し、結婚は破談になります。数か月後、二人は父のいるフィリピンで式を挙げ、鹿島みゆきは北海道で沢田と出会って物語が終わります。
沢田優一の求婚と、結婚式より先の披露宴(11〜12巻)
大学受験の年を描く11巻で、真人の3歳年上の幼なじみ・沢田優一が帰国し、若松家に住み始めます。子どもの頃は兄のように慕われていた沢田は、成長した若松みゆきに惹かれていきます。
沢田は若松家を出て、改めて若松みゆきに結婚を申し込みます。 若松みゆきは迷ったすえに受け、真人も相手として申し分ないと賛成します。
式の順番は、結婚式の前に披露宴でした。その控室で、鹿島みゆきは親族の噂話から、真人と若松みゆきが戸籍の上だけの兄妹だと知ってしまいます。
真人の涙のスピーチと破談
披露宴で真人は、海外にいる父の代わりに新婦の親族として祝辞を述べます。妹と知らずに声をかけた再会の日の話をしているうちに、真人は泣き出してしまいます。
真人は2人の母と死別しています。スピーチの途中で、母を亡くしたときと同じ気持ちだと言い、失うのが若松みゆきだと口にします。会場はざわつきます。
沢田は若松みゆきの気持ちに薄々気づいていました。最後に決めるのは若松みゆきだとつぶやき、結婚は破談になります。若松みゆきは真人の気持ちを受け入れます。
フィリピンでの挙式|父だけが立ち会った結婚
数か月後、真人と若松みゆきは、父・若松和人が暮らすフィリピンで式を挙げます。立ち会ったのは父だけでした。日本にいる人たちには、あとから知らせが届く形で描かれます。
父の和人は海外を転々としていて、披露宴には間に合いませんでした。その父だけが、二人の式を見届けます。
日本では、若松みゆきに求婚し続けた間崎竜一とその母の会話にも、二人の結婚が出てきます。恋敵として描かれてきた人物の側からも、二人の結婚が語られる形です。
みゆきの最終回のその後は?鹿島みゆきが北海道で沢田優一と再会した意味
最終回の終盤は、真人に振られた鹿島みゆきの一人旅です。父の勧めで北海道へ出かけた鹿島みゆきの前に、同じく失恋した沢田優一が偶然現れます。
| 人物 | 最終回での姿 | その後の描写 |
|---|---|---|
| 若松真人・若松みゆき | フィリピンで挙式 | 描かれていない |
| 鹿島みゆき | 北海道へ一人旅。沢田と出会い、笑顔を見せる | 描かれていない |
| 沢田優一 | 破談のあと北海道で鹿島と出会う | 描かれていない |
| 中田虎夫 | 若松みゆきの結婚後、母親の見合い話を承諾 | 描かれていない |
北海道の場面に、鹿島みゆきのセリフはありません。そこに書き込まれているのは、アニメのエンディング曲だった「想い出がいっぱい」の歌詞です。言葉の代わりに歌詞と風景で、彼女の気持ちを見せています。
作者は鹿島と沢田を会わせた理由を、二人を救わないと酷すぎると思ったからだと語り、「もちろん、ふたりの結末は読者任せですが」と添えています。
発言の出どころは『漫画家本vol.6 あだち充本』で、あだち充情報【公式】のXが紹介しました。
2026年10月時点で、続編・番外編の発表は確認できません。 鹿島と沢田がその後結ばれたのかは、作中では答えが出ていません。
漫画『みゆき』が「気持ち悪い」と言われる3つの理由|1980年代の設定を今の目で読むと
「みゆき 漫画 気持ち悪い」は、最終回と並んで多く検索されている言葉です(2026年10月時点の検索ツールの実測)。感想を見ていくと、向いている先は物語の前提や途中の場面です。
| 言われる点 | 主な内容 | 今の目で引っかかる点 |
|---|---|---|
| 義理の兄妹の恋 | 戸籍上の兄妹が結ばれる | 再会まで実の兄妹だと思っていた二人が結婚する流れ |
| サービスシーン | 着替えや入浴の場面が多い | 作者自身が2024年の対談で、今なら許されないと語った |
| 教師の求愛 | 30代の体育教師が女子生徒に求婚する | 18歳の年齢差と、教師と生徒という立場の差 |
3つとも、最終回の筋ではなく連載の途中の場面や物語の前提に向いた声です。
義理の兄妹の恋という設定
若松みゆきは父の再婚相手の連れ子で、血縁はありません。ただ、真人は6年間離れて暮らしていた妹を、再会まで実の妹だと思っていました。読者も最初の数巻を「兄妹」として読みます。
SNSや感想ブログには、読み直して二人の結婚に抵抗を覚えたという声も見られます。一方で、真人が血縁の無いことを知りながら兄であろうとし続けたことを、この作品の切なさとして読む人もいます。
サービスシーン|ほぼ日の対談で作者が時代の変化を語った
2024年2月公開の「ほぼ日」の対談で、糸井重里さんが当時「サービスシーン」と呼ばれた場面は今なら怒られるだろうと言ったのに対し、あだち充さんはこう答えています。
「とくにその前の『みゆき』というマンガは、いまだとまったく許されないでしょうね。当時は平気で描いていたんですけど。」
続けて「まあ、時代が動くのはしょうがないですね」とも語っています。同じ対談で作者は、エッチな場面でもいやらしく見えないよう描いてきたとも話しており、作品を否定した発言ではなく、時代の変化を認めた言葉として読めます。
教師・中田虎夫の求愛と18歳差
体育教師の中田虎夫は1947年12月生まれで、1966年2月生まれの若松みゆきとは18歳離れています。若松みゆきが青華高校に入ると、中学の教師だった中田は同じ高校へ転職して追いかけ、土下座して求婚までします。
連載ではギャグとして描かれた人物で、恋敵の間崎竜一とは「竜虎」にたとえられる間柄です。教師という立場を考えると今の読者には笑えないという声がある一方、最後は母親の見合い話を受け入れる憎めない人物として描かれています。
若松みゆきはいつから血縁が無いと知っていた?|考察の分かれ目
真人は「妹は血縁が無いことを知らない」と思い込んで秘密を守り続けます。では若松みゆきは知っていたのか。作中で本人がそう言う場面はありません。
最終回で、日本に残った間崎竜一とその母の会話から、若松みゆきが再会のときから知っていたと読める描写があります。知っていたと読めば、彼女が兄を慕い続けた4年間はまったく違って見えます。
「知っていた」と受け取るか、「どこかで気づいた」と受け取るかで、二人の恋の重さが変わります。どちらとも決めず、読者に預けた形の描写です。

理由を並べると、たしかに今の感覚で引っかかる人がいるのは分かりました。
そのうえで、この作品を読むときに気持ちの置き所はありますか。

わたしは全巻読んでるから言えるんだけど、この作品の芯は、真人が血縁の無いことを知りながら兄でいようとしたところなんだ。
披露宴の告白は、その我慢がほどけた場面として読むと腑に落ちるよ。
サービスシーンは、わたしは作者の言うとおり時代のものとして読んでいるよ。
みゆきのアニメは打ち切りだった?放送枠の移動と第37話で終わった事情
「みゆき アニメ 打ち切り」という検索もあります。アニメが原作より先に終わったことと、途中で放送の曜日が変わったことが重なって、こうした疑問が検索されています。
| よくある疑問 | 実際 |
|---|---|
| アニメは打ち切りだった? | 全体の打ち切りの発表は見当たらない。石川テレビでは途中で放送が終わったと北國新聞が報じた |
| 曜日が変わったのはなぜ? | 1984年2月に木曜から金曜のローカルセールス枠へ移った |
| 原作の結末まで放送された? | 原作の連載中に第37話で終わり、結末は描かれていない |
テレビアニメはフジテレビ系で1983年3月31日に始まり、1984年4月20日の第37話まで放送されました。木曜19時30分から始まり、1984年2月から金曜19時のローカルセールス枠へ移っています。
この移動については、プロデューサーの宮田智行さんが『アニメージュ』1984年2月号に、1983年9月ごろまで15%前後あった視聴率が10月以降に半減したと書いたと伝えられています。
石川テレビでは1984年3月30日で放送が打ち切られたと、北國新聞が報じています。フジテレビでは第37話まで放送されており、全体を打ち切ったという発表は確認できません。 完結編を劇場アニメにする話もありましたが、実現していません。
アニメ版みゆきの最終回はどう違う?第37話で終わり沢田優一は出てこない
アニメは原作の連載中に終わったため、結末がまったく違います。沢田優一が登場するのは原作の11巻で、アニメはそこまで届いていません。
| 媒体 | 時期 | 範囲・結末 |
|---|---|---|
| 原作漫画 | 1980〜1984年 | 披露宴の告白→フィリピンで挙式。鹿島は北海道で沢田と出会う |
| テレビアニメ | 1983年3月〜1984年4月・全37話 | 原作ワイド版第4巻第3話までのエピソードを使用。父の乗った飛行機が行方不明になる騒ぎのあと日常に戻って終わる |
| 実写映画 | 1983年9月16日公開 | 高校2年の夏休みから2学期の始まりまで。原作に無い人物も登場 |
| テレビドラマ | 1986年8月4日放送 | 河合その子が二人のみゆきを一人二役で演じた |
アニメの最終話は第37話「愛・哀…ブルーエアメール」です。 父・和人が日本に立ち寄ると手紙をよこし、真人が鹿島みゆきとデートしている間に、若松みゆきが一人で父を出迎えに行きます。
真人は妹が海外へ行ってしまうと勘違いして落ち込みますが、若松みゆきは父から土産をもらって帰ってきます。その夜、父の乗った飛行機が行方不明になったと知った二人は抱き合い、父の無事が分かって日常に戻ります。
アニメに使われたエピソードは、原作のワイド版(全5巻)で数えて第4巻の序盤、「切なる思い」の話までです。ワイド版と少年ビッグコミックス(全12巻)では巻割りが違います。
実写映画は井筒和幸監督で、真人を永瀬正敏さんが演じました。テレビアニメは、2026年10月時点でPrime Videoの検索には出てきません。宇沙美ゆかりさんが若松みゆき、三田寛子さんが鹿島みゆきを演じ、夏休みの短い期間だけを描いています。
みゆきの最終回を評価する声|最終話に書き込まれた「想い出がいっぱい」の歌詞
2025年にマグミクスが原作の最終回を紹介した記事には、読者の反響が寄せられています。同サイトのまとめでは、結末を肯定する声と、鹿島みゆきに心を寄せる声が並んでいます。
| 論点 | 戸惑った・同情する声 | 評価する声 |
|---|---|---|
| 妹との結婚 | タブーのような結末で、しばらく茫然とした | 原作のラストが無ければ作品は成り立たなかった |
| 鹿島みゆきの扱い | 恋人だったのに選ばれず気の毒 | 沢田との出会いに、この後結婚するという想像が広がる |
否定的な声も、多くは結末の筋より、鹿島みゆきへの同情から来ています。茫然としたと語った読者も、そのあとに残った静かな感動を振り返っています。
評価する声が多く挙げるのは、北海道の場面です。 鹿島みゆきに一言もしゃべらせず、アニメのエンディング曲の歌詞を風景に重ねた最終話の見せ方が、40年たっても語られています。
みゆきは今から読む価値がある?|設定が合うかは1巻の再会の場面で分かる
結末を知っていても、二人のみゆきの間で揺れる4年間を追う作品なので、読む価値はあります。ただ、今の感覚で引っかかる場面もあります。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 結末を知ったうえで、真人がいつ気持ちに気づくかを追いたい人 | 義理でも兄妹の恋に抵抗がある人 |
| 鹿島みゆきの側から物語を読み直したい人 | 着替えや入浴の場面が多い作品が苦手な人 |
| 『タッチ』と同じ時期のあだち充を読みたい人 | 主人公の優柔不断が長く続くと疲れる人 |
合うかどうかは、1巻の海辺の再会の場面で判断できます。 妹と知らずに声をかけたところから二人の暮らしが始まる流れを、軽いラブコメとして楽しめるかが分かれ目です。
すでにアニメを見た人は、原作の「切なる思い」の話より後が、アニメで描かれなかった部分です。結末だけを確かめたいなら、沢田優一が登場する11巻と最終12巻の2冊で足ります。

全12巻を頭から読むか、結末の巻だけにするか迷う人もいると思います。
最終回の重みを受け取るには、どこから読むのがいいでしょう。

結末の重みは、1巻から順に読んだほうがずっと大きくなるよ。
妹と知らずに声をかけた1巻の再会を、真人は披露宴のスピーチで持ち出すからね。
時間がないなら、1巻を読んでから11巻と12巻に進むだけでも、そのつながりは受け取れるはず。
よくある質問
まとめ|みゆきの最終回は血のつながらない妹との結婚で終わった
みゆきの最終回は、披露宴で真人が若松みゆきに告白し、フィリピンで挙式して終わります。 若松みゆきは父の再婚相手の連れ子で、二人に血縁はありません。全12巻、1984年の完結です。
鹿島みゆきは北海道で沢田優一と出会い、その先は描かれていません。作者は二人の結末を読者任せにしたと語っています。
「気持ち悪い」と言われるのは、義理の兄妹という前提、サービスシーン、教師の求愛です。サービスシーンは作者自身が時代のものと認めています。
アニメは第37話で原作の途中のまま終わり、沢田優一も披露宴も出てきません。アニメで止まっている人は、最終12巻の北海道の場面まで読んで、はじめてこの作品の結末にたどり着きます。

結末を知ってから1巻を開くと、妹と知らずに声をかけた海辺の場面が、披露宴のスピーチへの入り口に見えてくるんだ。
読み直すなら、1巻から12巻まで通すとよくつながるよ。
揃え方を下に置いたね。
調査メモ
この作品で迷ったのは、話数をどこまで書くかでした。全何話かを示す資料が一つしか見つからず、披露宴や告白が第何話かも確かめられなかったので、巻で止めています。
「気持ち悪い」という検索を前にして、作品を悪く書く記事にはしたくありませんでした。作者本人が対談で時代の変化を認めていたので、その言葉をそのまま引くことにしました。
アニメの打ち切り説は、放送枠の移動と地方局の打ち切りが混ざって伝わった可能性があります。
『みゆき』は、わたしにとって思い入れのある最終回です。そのぶん良いことだけを書かないよう、批判の声も作者自身の言葉も、そのまま並べました。
わたしがどんな漫画を読んできたかはプロフィールにまとめています。
参考資料
- 小学館コミック「小学館漫画賞 過去受賞作」※第28回の受賞(『みゆき』『タッチ』)
- 国立国会図書館サーチ「みゆき 12(少年ビッグコミックス)」※最終12巻の刊行(1984年12月)
- BOOK☆WALKER「みゆき(ヤングサンデー)」※電子版全12巻・各巻の価格と内容紹介
- ほぼ日「第6回 野暮なことはしちゃダメ|あだち充のほどよい距離感。」※作者の「いまだとまったく許されないでしょうね」の発言
- X(あだち充情報【公式】)2018年8月13日の投稿 ※『漫画家本vol.6 あだち充本』からの作者の発言
- マグミクス「あだち充『みゆき』最終的にどっちのヒロインと結ばれた? アニメ勢は知らない「切ないラスト」」※原作とアニメ第37話の結末
- マグミクス「あだち充『みゆき』最終回に「茫然とした…でも感動」の声 負けヒロインの「その後」は?」※読者の反響
- ジャンプ部屋ブログ「みゆき(あだち充)最終回・結末感想ネタバレ注意!あらすじ・父のいるフィリピンで結婚式をあげたことは…。」※控室の噂話・披露宴のスピーチの流れ・最終話の北海道の場面
- マグミクス「アニメ『みゆき』で描かれなかった原作の「結末」 声優に大ブーイングも?」※完結編の劇場アニメ化が実現しなかったこと
- Wikipedia「みゆき (漫画)」※連載期間・単行本の書誌・人物・鹿島みゆきの名前の由来・アニメの放送枠と各話の原作範囲


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