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湘北高校が最後に負けた試合は、試合そのものが描かれず、結果だけが伝えられます。短いエピローグを挟んで物語は終わります。この幕切れが、最終回の評価を分けてきました。
スラムダンクの最終回は、インターハイ2回戦の山王工業戦に79対78で勝った直後、続く3回戦での敗退が結果だけ伝えられて幕を閉じます。 「ひどい」という評価の中心は、最大の山場の直後に物語が畳まれたこの落差にあります。
ただし、この作品では「最終回」が指すものが人によって違います。原作漫画とテレビアニメでは終わる場所が違い、雑誌掲載時と単行本では最終ページが違います。
- 全31巻
1996年6月に連載終了 - 全276話
連載およそ6年で完結 - 3つ
批判の主な論点
※この記事には『SLAM DUNK』の原作漫画・アニメ・映画の結末に関する重大なネタバレが含まれます。会話に登場する全巻くんはこの記事の案内役のキャラクターです。

スラムダンクの最終回で、最初に驚いたのがここでした。
湘北が負けた試合が、読めないんです。
全巻くん、これは本当なんでしょうか。

本当だよ。山王工業戦の決着まではしっかり描かれるのに、その次の試合は結果だけが伝えられる。
勝った試合が長くて、負けた試合が短い。この配分が、批判の出発点なんだ。

テレビアニメ全101話は、湘北がインターハイの会場へ向かうところで終わっているんだ。
アニメ全話と1990年代の劇場版を、同じところで続けて見られるよ。下にまとめたから、第1話から入ってみて。
- スラムダンクの最終回はこう終わった|山王工業戦に勝った直後の幕切れ
- スラムダンクは全何巻で完結した?全31巻・第276話で終わった約6年
- 原作最終回のネタバレ|山王工業戦79-78から3回戦敗退まで
- スラムダンクのその後は?本編の結末と『あれから10日後』
- スラムダンクの最終回が「ひどい」と言われる3つの理由|3回戦・全国制覇・第一部完
- スラムダンクは打ち切りだった?1996年の連載終了をめぐる説を検証
- 本誌版と単行本版で最終回はどう違う?「第一部完」と加筆をめぐる話
- アニメ版・映画版も同じ結末になる?アニメは山王工業戦に届いていない
- スラムダンクの最終回を評価する声|全国制覇を描かずに終えた結末の受け取り方
- 原作は今から読む価値がある?映画から入った人はどこから読むか
- よくある質問
- まとめ|スラムダンクの最終回は3回戦敗退とリハビリで終わる
- 調査メモ
- 参考資料
スラムダンクの最終回はこう終わった|山王工業戦に勝った直後の幕切れ
最終回は、優勝候補の山王工業を倒した湘北が、その直後の3回戦の結果だけを残して終わります。
- 山王工業戦に79対78で勝ち、続く3回戦の敗退は結果だけが伝えられる
- 批判の中心は結末そのものではなく、最大の山場の直後に畳まれた落差
- 原作・アニメ・本誌版で「最終回」の中身が違い、話がすれ違いやすい
すれ違いがいちばん起きるのは3つ目です。「山王戦のあと」の話をしているなら原作、「山王戦を見たかった」と言っているならテレビアニメ、「第一部はどうなった」と言っているなら雑誌掲載時の最終ページの話です。
テレビアニメは山王工業戦の手前で終わり、雑誌掲載時の最終ページには、単行本に無い「第一部完」の文字があったと紹介されています。

映画の『THE FIRST SLAM DUNK』で山王工業戦を見た人は、
原作の最終回まで見たことになりますか。

ならないんだ。映画は山王工業戦を描いた作品で、そのあとの3回戦の結果も、晴子の手紙もリハビリの場面も原作の第31巻にある。
話がかみ合わなかったら、相手に『湘北が負けた話は知ってる?』と聞いてみるといいよ。
スラムダンクは全何巻で完結した?全31巻・第276話で終わった約6年
『SLAM DUNK』は井上雄彦さんが週刊少年ジャンプ(集英社)で連載した作品です。1990年42号から1996年27号まで、およそ6年にわたって掲載されました。
ジャンプ・コミックスは全31巻、話数は全276話です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 1990年42号〜1996年27号 |
| 全巻数 | 全31巻(ジャンプ・コミックス) |
| 全話数 | 全276話 |
| 連載終了 | 1996年6月(1996年27号) |
| 最終巻の発売 | 1996年10月(第31巻) |
| 第31巻のタイトル | 湘北高校バスケットボール部 |
| 作者 | 井上雄彦 |
連載が終わった時期と、最終巻が本屋に並んだ時期は4か月ほどずれています。「1996年に完結」と言うときにどちらを指しているかで話が変わります。
巻数の数え方でも取り違えが起きます。全31巻はジャンプ・コミックス版の数字で、判型と収録の仕方が違う版がほかにあります。完全版は全24巻、新装再編版は全20巻です。
電子版(ジャンプコミックスDIGITAL)も全20巻の区切りで、最終20巻には山王工業戦の終盤から最終話までが入っています。
同じ話を読んでも「何巻の出来事か」が版ごとにずれるので、人と話すときは版の名前をそえると通じやすくなります。この記事の巻数はすべてジャンプ・コミックス版で書いています。
集英社の商品ページによると、最終巻にあたる第31巻は192ページです。山王工業戦の決着と、そのあとの短いエピローグが、この1冊に収まっています。
原作最終回のネタバレ|山王工業戦79-78から3回戦敗退まで
山王工業戦の決着|「左手はそえるだけ」と無言のハイタッチ
インターハイ2回戦の相手は、優勝候補の山王工業でした。決着は79対78で湘北の勝利。最後は桜木花道が流川楓からパスを受け、試合終了間際にジャンプシュートを決めます。
このとき桜木がつぶやくのが「左手はそえるだけ」という一言です。第31巻に収録された場面で、練習でくり返してきた基本の言葉が、決着の場面で戻ってきます。
シュートが決まったあと、桜木と流川は歩み寄り、無言でハイタッチを交わします。作中でずっと反発し合ってきた二人が、言葉を使わずに認め合う場面として語り継がれてきました。
桜木はこの試合の途中、ルーズボールに飛び込んで背中を強く打っています。作中では選手生命に関わるものだと示されるだけで、具体的な病名は明かされません。第30巻のタイトルも「選手生命」です。それでもコートに戻り、最後のシュートを決めています。
描かれなかった愛和学院戦|結果だけが伝えられる
問題はこのあとです。湘北にはインターハイ3回戦が残っており、相手は愛和学院でした。ところがこの試合そのものは描かれず、大敗したという結果だけが伝えられます。
終盤の数巻をかけて描かれた試合の直後に、湘北の全国大会が終わります。この省略が、のちに批判の中心になります。
晴子の手紙とリハビリ|最後のページが示したもの
最終話の後半は、試合ではなく進路の話になります。3年生の赤木剛憲と木暮公延は引退し、宮城リョータが新しいキャプテンになります。
三井寿は冬の選抜を目指し、流川楓は日本代表候補に選ばれます。これらは赤木晴子から桜木へ宛てた手紙という形で読者に伝えられます。
そして最後のページに描かれるのは、リハビリに向き合う桜木の姿です。晴子からの手紙を読み、前を向いたところで物語は閉じます。全国制覇の表彰台でも、次の試合の始まりでもありません。
スラムダンクのその後は?本編の結末と『あれから10日後』
最終回のあとの湘北には、本編の最終話で示された進路と、2004年12月に作者が黒板に描いた『あれから10日後』の2つの手がかりがあります。
前者は晴子の手紙の形で短く伝えられ、後者は湘北だけでなく他校の選手の様子まで描いています。
本編の最終話で示されたその後|3年生の引退と新体制
| 人物 | 本編の最終話で示されたこと | 『あれから10日後』での様子 |
|---|---|---|
| 桜木花道 | 背中の負傷でリハビリに入る | リハビリを続けている |
| 流川楓 | 日本代表候補に選ばれる | 英語のリスニングに取り組む |
| 宮城リョータ | 新しいキャプテンになる | 主将としての立ち回りを模索する |
| 三井寿 | 冬の選抜を目指す | 早朝からシュート練習を重ねる |
| 赤木剛憲・木暮公延 | 引退する | 体育館に顔を出している |
表の右側は、後述する黒板漫画で描かれた内容です。
本編で確かなのは左側です。全国大会の続きも、桜木が復帰したかどうかも、本編では描かれていません。進路が示されただけで、その先は読者に委ねられています。
『あれから10日後』が描いた10日後|黒板に描かれた続き
本編の続きにあたるものが、一度だけ公開されています。井上雄彦さんの公式サイト「INOUE TAKEHIKO ON THE WEB」によると、2004年12月、旧神奈川県立三崎高校で3日間だけ行われたファイナルイベントがそれです。
この催しは、ジャンプ・コミックス版の国内発行部数が2004年7月に1億冊を超えたことを記念して開かれました。作者が廃校の黒板にチョークで直接描いたのが『あれから10日後-』です。
描かれたのは最終回のさらに10日後にあたる時間です。黒板には湘北の面々だけでなく、海南大附属の牧紳一、翔陽の藤真健司、陵南の仙道彰、山王工業の沢北栄治といった他校の選手のその後も並んでいます。
『あれから10日後』は今どこで読める?DVDと完全版
3日間だけの催しでしたが、内容は記録として残されています。DVD『SLAM DUNK 10 DAYS AFTER』が2005年5月に出ています。
書籍としては、『SLAM DUNK 10 DAYS AFTER complete』(スラムダンク『あれから10日後-』完全版)が2009年4月10日に発行されています。発行はフラワーです。
どちらも刊行から時間が経っているため、いま新品で手に入るかどうかは店舗や時期によって変わります。2026年9月時点で電子版の配信は確認が取れていません。
探すときは「あれから10日後」より「10 DAYS AFTER」の表記で当たったほうが見つかりやすい場合があります。
スラムダンクの最終回が「ひどい」と言われる3つの理由|3回戦・全国制覇・第一部完
「ひどい」と言われる理由は、大きく3つあります。
| 批判されるポイント | 主な内容 | 評価の対象 |
|---|---|---|
| 次の試合が描かれない | 3回戦の敗退が結果だけ伝えられる | 原作の最終話 |
| 全国制覇に届かない | インターハイ3回戦で湘北の夏が終わる | 原作の結末全体 |
| 続きが描かれていない | 本誌にあったとされる「第一部完」の先が来ていない | 本誌版と、その後30年 |
3つは別々の不満で、同じ人が全部を抱えているとは限りません。
山王工業戦の次の試合が描かれないまま終わる
勝った山王工業戦は何巻もかけて読めるのに、負けた愛和学院戦は中身が読めない。この配分の差が、よく挙がる不満です。
全国制覇しないままインターハイ3回戦で終わる
湘北の夏はインターハイ3回戦で終わり、全国制覇には届きません。優勝候補を倒した直後に自分たちが敗れるので、頂点を見たかった読者には途中で終わったように映ります。
「第一部完」の続きが30年確認できていない
雑誌掲載時の最終ページにあったとされる「第一部完」を見て、続編を待った読者がいました。連載終了から30年が経った2026年9月時点でも、第二部にあたる続編の連載は確認が取れていません。
ただし作者がその後まったく描いていないわけではありません。2004年の黒板漫画があり、2022年には映画が公開されています。
スラムダンクは打ち切りだった?1996年の連載終了をめぐる説を検証
最大の山場の直後に連載が終わったことから、打ち切りだったのではないかという説が長く語られてきました。
| よくある説 | 実際 |
|---|---|
| 編集部と喧嘩して連載が終わった | 井上雄彦さんが2013年に「違うからね」と否定したとシネマトゥデイが報じている |
| 人気が落ちて打ち切られた | 連載終了時の人気低下を確認できる情報は見つからなかった |
| 本誌の「第一部完」は打ち切りの名残 | 単行本では文言がなくなり、あとがきに差し替わっている(ふたまん+) |
編集部・作者による打ち切りの公表は確認できませんでした。
一方で、作者本人の発言は残っています。シネマトゥデイは2013年6月4日、手塚賞授賞式でのツイッターで、井上さんが「編集部と喧嘩して終わった」という説を否定したと報じています。
同じ記事では、井上さんが書籍『空白』でも終わり方が想定通りだったと繰り返し述べていることが紹介されています。
打ち切り説のよりどころとして挙がるのは、最大の山場の直後に連載が終わったことと、本誌の「第一部完」の2つです。
本誌版と単行本版で最終回はどう違う?「第一部完」と加筆をめぐる話
同じ最終回でも、雑誌で読んだ人と単行本で読んだ人では、見たページが違います。
| 項目 | 本誌版(週刊少年ジャンプ) | 単行本版(ジャンプ・コミックス第31巻) |
|---|---|---|
| 掲載・発売 | 1996年27号 | 1996年10月 |
| 最終ページの末尾 | 「第一部完」の文言があった | 文言がなく、作者のあとがきが載る |
| 加筆 | — | 三井と宮城の体育館での練習試合が数コマ加わる |
この表の内容は、ふたまん+が2023年6月6日の記事で紹介しているものです。
加筆されたのは、流川と桜木の海岸でのやりとりのあとに置かれた、三井と宮城の練習試合の場面です。連載時にはなかったコマだと説明されています。
差はわずかですが、読後感は変わります。「第一部完」があれば次を待つ気持ちになり、なければそこで完結したと受け取れます。いま新しく読む人が手に取るのは単行本の側で、「第一部完」の文字は出てきません。
アニメ版・映画版も同じ結末になる?アニメは山王工業戦に届いていない
テレビアニメは、原作の最終回にあたる場面までたどり着いていません。
| 媒体 | ベース | 完結状況 | 結末の中身 |
|---|---|---|---|
| テレビアニメ | 原作第22巻まで(複数媒体) | 1993年10月〜1996年3月・全101話 | 第101話「栄光のスラムダンク」で終了 |
| 劇場版(4作) | — | 1994年3月〜1995年7月 | — |
| THE FIRST SLAM DUNK | 原作の山王工業戦 | 2022年12月3日公開 | 宮城リョータを主人公に山王工業戦を描く |
東映アニメーションの公式情報によると、テレビアニメは1993年10月16日から1996年3月23日まで、全101話が放送されました。最終話のタイトルは「栄光のスラムダンク」です。
「栄光のスラムダンク」を原作の最終回だと思っている人がいますが、両者は別物です。
アニメが描いたのは、湘北のインターハイ出場が決まり、会場へ向かうところまでです。終盤には、陵南と翔陽の混成チームと対戦する回など、原作にない展開も入っています。
複数の媒体は、テレビアニメ全101話が描いたのは原作第22巻までにあたる範囲で、続きは第23巻からだとしています。
その山王工業戦を描いたのが、2022年12月3日公開の『THE FIRST SLAM DUNK』です。原作者の井上雄彦さんが監督と脚本を手がけ、宮城リョータを主人公に据えています。
公開前のインタビューでは、井上さんは「みんな痛みと共に生きている」という視点から描きたかったと語っています(MANTANWEB、2022年12月2日)。
※2026年9月時点の情報です。

テレビアニメを最後まで見た人は、
原作のどこから読めば、見た話を繰り返さずに済みますか。

第23巻からが目安だよ。アニメが止まった場所のすぐ続きがそこにある。
山王工業戦は終盤の数巻をまるごと使っていて、決着するのは第31巻。そこまでは一気に読めると思う。
テレビアニメ全101話と1990年代の劇場版は、2026年10月時点でU-NEXTの見放題で配信されています。Prime Videoはプライム会員なら第5話までで、第6話以降はチャンネルかレンタルです。
スラムダンクの最終回を評価する声|全国制覇を描かずに終えた結末の受け取り方
否定的な意見が目立つ一方で、この結末を肯定的に評価する声もあります。不満と同じ3つの論点が、裏返しに評価されています。
| 論点 | 不満を感じた理由 | 「よかった」と感じた理由 |
|---|---|---|
| 3回戦が描かれない | 負けた試合を読めず消化不良になる | 山王工業戦の余韻を壊さずに済む |
| 全国制覇しない | 達成の物語として中途半端 | 勝ち続けない現実味が作品に合う |
| 続きが描かれない | その先を読みたかった | 想像の余地が残る |
肯定する側がよく挙げるのは、山王工業戦で物語を止めたことです。決着のシュートと無言のハイタッチのあとに、もう1試合を描かなかったので、あの場面が湘北の最後の試合として残りました。
最後のページが試合ではなくリハビリだったことを、この作品らしい終わり方だと受け取る読者もいます。
原作は今から読む価値がある?映画から入った人はどこから読むか
結末を知ってから読んでも損の少ない作品です。山王工業戦の決着は第31巻ですが、そこに至るまでに30巻あります。
テレビアニメを最後まで見た人は、第23巻から読み始めると重複がありません。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』から入った人は事情が違います。映画は山王工業戦を描いているので、その手前の県大会を知らないまま結末に触れたことになります。
その場合は第1巻から読むほうが、山王工業戦の重みが変わります。桜木がバスケを始めた時期から追うと、最後のジャンプシュートが何の積み重ねなのかが見えてきます。
結末だけを確かめたいなら第30巻と第31巻の2冊で足ります。ただしこの2冊は、それまでの29巻があって効く場所でもあります。
同じ時期の週刊少年ジャンプで完結した作品として、幽遊白書の最終回も検証しています。

よくある質問
まとめ|スラムダンクの最終回は3回戦敗退とリハビリで終わる
スラムダンクの最終回は、山王工業に79対78で勝った直後、3回戦の敗退が結果だけ伝えられて幕を閉じます。最後のページに描かれるのは試合ではなく、リハビリに向かう桜木花道の姿です。
「ひどい」と言われてきた中心は、この省略です。負けた試合が読めないこと、全国制覇に届かないこと、そして本誌にあったとされる「第一部完」の先が来ていないこと。3つは別々の不満です。
打ち切り説については、作者本人が編集部との喧嘩別れを否定したことを、シネマトゥデイが2013年に報じています。
本編で描かれなかったその後は、2004年12月の黒板漫画『あれから10日後-』にあります。テレビアニメは複数の媒体が原作第22巻までとしており、山王工業戦を描いたのは2022年の映画のほうです。

批判の中身がばらばらだったことに驚きました。
全巻くんは、この終わり方をどう受け取っていますか。
最後にひとこと聞かせてください。

終わらせなかった終わり方、だとわたしは受け取っている。全国制覇もしないし、けがも治っていない。
それでも、次に向かう人しか出てこない。だから30年経っても話題が尽きないんだと思う。

最後のページのリハビリを知ってからテレビアニメを見ると、県大会までの桜木の積み上げが、その先へ続く道に見えてくるんだ。
アニメで見返す道と、全31巻を紙で揃える道を下に並べたから、合うほうを見てみて。
調査メモ
いちばん時間をかけたのは、最終回の「省略」をどう書くかでした。多くの記事が「1コマも描かれていない」と書いていますが、わたしは本誌の紙面も単行本の該当ページも自分の目で確かめられていません。
そのため本文では「試合そのものは描かれず、結果だけが伝えられる」という書き方に統一しました。確かめた範囲を超えて言い切ると、あとで一か所ほころびただけで記事全体が疑われます。
もうひとつ迷ったのが「打ち切り」の扱いです。集英社や編集部の公表は見つかりませんでしたが、それは「無かった」ことの証明にはなりません。作者本人が喧嘩別れを否定した報道を根拠として置き、こちらからの断定は避けています。
最終話のサブタイトルも書けませんでした。英語圏の資料には話タイトルの記載がありますが、単行本第31巻のタイトルと同じ文字列で、巻タイトルを流用している可能性が残ります。第31巻のタイトルだけを書いています。
アニメが原作のどこまでを描いたかも、一次資料では詰めきれませんでした。東映アニメーションの公式ページには話数と放送期間しかなく、巻数の対応は複数の媒体の記述に頼っています。本文でそのことが分かるように書きました。
意外だったのは、アニメ最終話の「栄光のスラムダンク」というタイトルです。調べはじめた時点ではこれが原作の最終話だと思っていました。東映アニメーションの公式ページで確かめて、別物だと分かりました。
参考資料
- 集英社「SLAM DUNK 31」※全31巻・第31巻の発売時期とページ数の根拠
- 東映アニメーション「スラムダンク」※テレビアニメの放送期間と全101本の根拠
- 東映アニメーション「スラムダンク エピソード」※アニメ第101話「栄光のスラムダンク」の根拠
- INOUE TAKEHIKO ON THE WEB「SLAM DUNK 10 DAYS AFTER」※2004年12月の三崎高校でのイベントとDVDの根拠
- INOUE TAKEHIKO ON THE WEB「SLAM DUNK 10 DAYS AFTER complete」※書籍の発行日と発行元の根拠
- シネマトゥデイ「「スラムダンク」井上雄彦、「ジャンプ」編集部との喧嘩別れを改めて否定」※打ち切り説に対する作者の発言の根拠
- ふたまん+「『鬼滅の刃』『スラムダンク』でも!どこが違う?コミックスで「大きな加筆修正」があった名作漫画」※本誌版と単行本版の違いの根拠
- アニメイトタイムズ「『THE FIRST SLAM DUNK』で描かれた山王戦とは?」※山王工業戦のスコアと決着の場面、映画の主人公の根拠
- MANTANWEB「THE FIRST SLAM DUNK:井上雄彦インタビュー公開 新作アニメを創作する原動力 連載終了から26年後の新たな視点」※映画公開日と作者のコメントの根拠
- ENCOUNT「「SLAM DUNKジャンプ」発売 原作全276話から24話を厳選収録、巻頭特別企画も」※原作が全276話であることの根拠
- ふくろうFM「スラムダンクはどこまでアニメで放送された?最終回は何巻まで?」※テレビアニメが原作第22巻までにあたる範囲だとする記述の根拠
- スラムダンク部「【スラムダンク 最終回】のその後とは?キャラの未来と続編の可能性!!」※『あれから10日後』で描かれた各校の様子の根拠
- Wikipedia「SLAM DUNK」※連載期間、完全版・新装再編版の巻数、劇場版4作、アニメが「インターハイ出場が決まり会場へ出発するところまで」を描いたとする記述と終盤のオリジナル回の根拠


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