ゴールデンカムイの相関図|5陣営の関係と第314話時点の生死を整理

ゴールデンカムイ 相関図 相関図

ゴールデンカムイの相関図を探すと、同じ人物が資料によって別の側に置かれていることに気づきました。第七師団を抜けた人はどちらに数えるのか。図の作り手ごとに答えが違っていたのが、調べはじめたきっかけです。

ゴールデンカムイの人物関係は、5つの陣営で捉えると整理できます。 杉元一行、第七師団、土方一派、刺青囚人、パルチザン。金塊の在り処を記した刺青人皮を、この5つが奪い合う話です。

相関図が食い違う原因は、この作品では所属そのものが途中で移ることにあります。囚人が仲間になり、軍人が軍を離れます。図が「いつの時点か」を書いていないと、読者には確かめようがありません。

そこでこの記事では、最終回時点で属していた側を基準に分類し、移った経緯を表に書きました。 作中で明示された関係だけを言い切り、明示されていない関係は明示されていないと書きます。

  • 全31巻
    2022年4月に第314話で完結
  • 5陣営
    この記事で整理するグループ
  • 31人
    早見表で生死を確認した人数

※この記事には『ゴールデンカムイ』原作の重大なネタバレが含まれます。会話に登場する全巻くんはこの記事の案内役のキャラクターで、発言は創作です。

最初の章から最後まで、全編で結末に触れます。 各項目に何巻の出来事かを書いてあるので、表の巻数を目印に、未読の範囲は飛ばしてお読みください。

シラベエ
シラベエ

ゴールデンカムイの相関図、どれを見ても人の並びが違っていて戸惑いました。

谷垣源次郎さんのように途中で立場が変わる人を、みなさんどこに置いているんでしょう。

そもそも、この作品の陣営はいくつと数えるのが自然なんですか。

全巻くん
全巻くん

数え方はひとつじゃないんだ。金塊を追う側だけで見れば、杉元たち・第七師団・土方たちの三つだね。

そこに追われる側の囚人と、金塊を隠した側を足すと五つになる。

大事なのは数そのものより、いつの時点で切った図なのかだよ。

【結論】ゴールデンカムイの相関図は5つの陣営で捉える|分類は最終回時点の所属で決める

登場人物の把握でいちばん困るのは、人数の多さではありません。同じ人が途中で別の側に移ることです。囚人が仲間になり、軍人が軍を離れます。

図を見比べても分からないのは、その図が物語のどの時点を切り取ったのかが書かれていないためです。まず、この記事の分け方を先に示します。

ゴールデンカムイの5つの陣営
  • 杉元一行:杉元佐一とアシㇼパを中心に、金塊探しへ同行した人たち
  • 第七師団:鶴見中尉の一派が属する陸軍の師団。作中の組織名をそのまま使う
  • 土方一派:土方歳三のもとに集まった、脱獄囚と元新選組の面々
  • 刺青囚人:のっぺら坊が刺青を彫った囚人たち。陣営ではなく出身
  • パルチザン:ウイルクやソフィアが加わった、ロシアからの独立を目指す一派

この記事では、最終回時点(死亡した人物は死亡時点)に属していた側で人物を分類します。 所属が途中で移った人は、その経緯を表に書きました。

移った先に正規に加わったとは言えない人は、最後に正規に属していた側に置いています。この作品では、次の人たちがそこに当たります。

尾形百之助は第七師団を離れて動いた時期がありますが、他の陣営に正規に加わったとは描かれないため、第七師団に置きました。月島基と鯉登音之進は最終盤で鶴見中尉と分かれますが、師団そのものを離れたわけではありません。

キロランケは第七師団の工兵隊員でしたが、死亡した時点ではパルチザンの側で動いていたため、そちらに置いています。白石由竹は刺青囚人から、谷垣源次郎は第七師団から、それぞれ杉元一行へ移りました。

もうひとつ例外があります。陣営を離れたあと、どの陣営にも加わらなかった人は、最後に属していた側に置きました。 杉元一行は最終回で全員が散るため、この例外がないと誰も置けません。

チカパシは樺太に残り、白石由竹は分け前を得て離れ、谷垣源次郎とインカㇻマッは阿仁へ戻ります。いずれも最後に行動をともにした杉元一行に置いています。

「正規に属する」という言い方は、作中の組織である第七師団にだけ使っています。杉元一行のように作中に組織名がない側については、行動をともにした描写があるかどうかで判断しました。

パルチザンの3人についても断っておきます。この3人が死亡した時点で同じ場所にいたわけではありません。 ロシアからの独立という目的を共有した側として、この記事ではまとめています。

刺青囚人は陣営ではなく出身です。 のっぺら坊が刺青を彫った囚人たちのことで、のちに杉元一行や土方一派へ加わった人もいます。この記事では、最後までどこにも加わらなかった囚人だけを刺青囚人の枠に置きました。

呼び名についても先に断っておきます。作中に固有の組織名として出るのは「第七師団」だけです。 「パルチザン」は資料でもウイルクたちを指して使われる呼び名ですが、組織の固有名ではないため、枠の名として使います。

「杉元一行」「土方一派」「刺青囚人」の3つは、この記事の中での呼び方です。「刺青囚人」は実写ドラマの題名にも使われる語ですが、作中の呼称としては確かめられませんでした。

アイヌの人々については、独立した枠を立てていません。金塊を奪い合う側ではないためで、アシㇼパ・ウイルク・フチの関係は血縁の章で扱います。

この分け方を1枚にまとめた図を置きます。

ゴールデンカムイ 最終回時点の相関図(第314話時点) ゴールデンカムイの登場人物を5つの陣営に分け、最終話(第314話「大団円」)時点の生死と、杉元佐一・アシㇼパ・白石由竹の3人から見た関係を示した相関図。 ゴールデンカムイ 最終回時点の相関図(第314話時点) 【物語の中心(金塊を追う3人)】 杉元佐一 (生存) 金塊探しの 同行者 アシㇼパ (生存) 金塊探しの 同行者 白石由竹 (生存) ※3人が出会うのは1巻 第1話と第7話 ▼ この3人から見た関係を、それぞれの陣営の枠の中に書いています [1] 杉元一行(この記事での呼び方) 3人の居場所。金塊探しに同行した人たち 白石と谷垣は追う相手・追われる相手から同行者になった 杉元佐一(生存) 元陸軍第一師団の一等卒 アシㇼパ(生存) 北海道アイヌの少女・ウイルクの娘 白石由竹(生存) 刺青囚人のひとり・脱獄王 谷垣源次郎(生存) 元第七師団の一等卒・マタギ インカㇻマッ(生存) 占い師 チカパシ(生存) コタンで育てられた少年・樺太に残る ※作中にこの一行をまとめて呼ぶ名称は確認できず、  この記事での呼び方として使う ※白石は刺青囚人、谷垣は第七師団から移ってきた [2] 第七師団(作中の組織名) 杉元・アシㇼパとは金塊と刺青人皮をめぐって最後まで敵対 陸軍の組織。中尉・軍曹・上等兵という上下関係で動く 鶴見中尉とその側近 鶴見篤四郎(生死不明) 陸軍中尉・情報将校 月島基(生存) 陸軍軍曹 鯉登音之進(生存) 陸軍少尉 宇佐美時重(死亡) 陸軍上等兵 菊田杢太郎(死亡) 陸軍特務曹長 狙撃手と兵卒 尾形百之助(死亡) 陸軍上等兵・狙撃手 二階堂浩平(死亡) 陸軍一等卒・二階堂洋平と双子 二階堂洋平(死亡) 陸軍一等卒・二階堂浩平と双子 有古力松(生存) 陸軍一等卒・北海道アイヌ 花沢勇作(死亡) 陸軍少尉・尾形の異母弟 ※鶴見中尉は31巻 第313話で撃たれるが、生死は作中で明示されない ※尾形は師団を離れて動いた時期があるが、  他の陣営に正規に加わったとは描かれない ※月島・鯉登は最終盤で鶴見中尉と分かれるが、  第七師団を離れたわけではない [3] 土方一派(この記事での呼び方) 杉元・アシㇼパとは金塊をめぐる第三の勢力 目的が重なる場面では手を組み、離れることもあった 土方歳三(死亡) 元新選組副長 牛山辰馬(死亡) 刺青囚人・元柔道家 家永カノ(死亡) 刺青囚人・外科医 都丹庵士(死亡) 刺青囚人 ※作中でこの呼び名が使われる場面は確認できず、  この記事での呼び方として使う ※牛山・家永・都丹は刺青囚人だが、最終時点の所属でここに置いた [4] 刺青囚人(陣営ではなく出身) 刺青人皮を持つため、すべての陣営から追われる立場 二瓶鉄造(死亡) 熊撃ち 辺見和雄(死亡) 網走監獄の脱獄囚 若山輝一郎(死亡) 網走監獄の脱獄囚 姉畑支遁(死亡) 網走監獄の脱獄囚 上エ地圭二(死亡) 網走監獄の脱獄囚 ※のっぺら坊が刺青を彫った囚人たち。土方歳三・白石由竹・  牛山辰馬・家永カノ・都丹庵士もこの出身 ※この枠に置いたのは、最後までどこにも加わらなかった囚人だけ [5] パルチザン(この記事での呼び方) ウイルクはアシㇼパの父。金塊の在り処を刺青に託した ロシアからの独立という目的を共有した一派 ウイルク(のっぺら坊)(死亡) アシㇼパの父 キロランケ(死亡) 元第七師団の工兵隊員 ソフィア・ゴールデンハンド(死亡) パルチザンの指導者 ※のっぺら坊は通り名で、本名がウイルク ※キロランケは元・第七師団の工兵隊員。死亡時点の側でここに置いた ※3人が死亡した時点で同じ場所にいたわけではない。  目的を共有した側としてまとめた 凡例(枠の中の色が示すもの) 所属・上官と部下(組織の中の関係) 追う側と追われる側から同行に変わった関係 血縁・家族関係 強い対立・金塊をめぐる敵対 目的を共有して手を組んだ関係 ※(生存):最終話の本編終了時点で生存 (死亡):回想を含め本編で死亡が描かれた (生死不明):作中で生死が明示されない ※鯉登平二(音之進の父・海軍少将)、梅子(杉元の幼なじみ)、ヴァシリ(ロシア人の狙撃手)は、  どの陣営にも入れていません。血縁の章と最終回時点の章で扱っています。 ※永倉新八・門倉利運・フチ・花沢幸次郎は、最終回時点の姿を本記事では確認できなかったため、  この図に入れていません。関係は本文で扱っています。

図は最終回(第314話「大団円」)時点の判定で作っています。枠と枠を線で結んでいないのは、線の行き先を追いにくく、間違っていても気づけないためです。

関係は、それぞれの陣営の枠の中に文として書きました。色は関係の種類を見分けるための印で、凡例は図の下に置いています。

図では、鯉登平二・梅子・ヴァシリの3人を枠に入れず、脚注に回しました。どの陣営にも属さないためで、本文では血縁の章と最終回時点の章で扱います。

図の脚注にはもう4人の名前があります。永倉新八・門倉利運・フチ・花沢幸次郎で、最終回時点の姿を本記事で確認できなかった人たちです。次の章で理由を説明します。

まとめサイトによって陣営の分け方が食い違うのは、図の作り手が物語のどこで断面を切ったかが違うためです。連載中に作られた図は、その時点の所属で止まっています。

シラベエ
シラベエ

所属が移った人をどう扱うかで、図の見え方が変わってしまうんですね。

なかでも尾形百之助さんの置き場所に迷いました。

作中では、どの側と行動している時間が長いんでしょうか。

全巻くん
全巻くん

時期によって変わるね。はじめは第七師団の狙撃手として出てくるんだ。

途中からは師団の外で動いて、杉元たちと同じ道を進む場面も、土方たちの近くにいる時期もある。

ただ、どこかへ正式に入り直したとは描かれないままなんだよ。

ゴールデンカムイの登場人物・キャラ一覧|31人の早見表【最終回時点の生死つき】

探している人物の名前から、所属と最終回時点の状態までを一度に確かめられる表です。いちばん右の列は、第314話「大団円」の時点を指しています。

いちばん右の列に使う値は3つだけです。死亡は本編で死亡したものとして扱われた人、生存は死亡が描かれず本編で生きている姿が示された人、生死不明は作中で生死が明示されない人を指します。

最終回時点の姿を本記事で確認できなかった人は、この3つのどれにも当てはめず、早見表と図から外しました。永倉新八・門倉利運・フチ・花沢幸次郎の4人が該当します。

名前所属・陣営立場・役割最終回時点
杉元佐一杉元一行元陸軍第一師団の一等卒。金塊探しの中心生存
アシㇼパ杉元一行北海道アイヌの少女。ウイルクの娘生存
白石由竹杉元一行刺青囚人のひとり。脱獄王と呼ばれる生存
谷垣源次郎杉元一行元第七師団の一等卒。マタギ生存
インカㇻマッ杉元一行占い師生存
チカパシ杉元一行コタンで育てられた少年。樺太に残る生存
鶴見篤四郎第七師団陸軍中尉。情報将校として師団を動かす生死不明
月島基第七師団陸軍軍曹。鶴見中尉の側近生存
鯉登音之進第七師団陸軍少尉生存
宇佐美時重第七師団陸軍上等兵死亡
菊田杢太郎第七師団陸軍特務曹長死亡
尾形百之助第七師団陸軍上等兵。狙撃手死亡
二階堂浩平第七師団陸軍一等卒。二階堂洋平と双子死亡
二階堂洋平第七師団陸軍一等卒。二階堂浩平と双子死亡
有古力松第七師団陸軍一等卒。北海道アイヌ生存
花沢勇作第七師団陸軍少尉。尾形の異母弟死亡
土方歳三土方一派元新選組副長死亡
牛山辰馬土方一派刺青囚人。元柔道家死亡
家永カノ土方一派刺青囚人。外科医死亡
都丹庵士土方一派刺青囚人死亡
二瓶鉄造刺青囚人熊撃ち死亡
辺見和雄刺青囚人網走監獄の脱獄囚死亡
若山輝一郎刺青囚人網走監獄の脱獄囚死亡
姉畑支遁刺青囚人網走監獄の脱獄囚死亡
上エ地圭二刺青囚人網走監獄の脱獄囚死亡
ウイルク(のっぺら坊)パルチザンアシㇼパの父。刺青を彫った人物死亡
キロランケパルチザン元第七師団の工兵隊員死亡
ソフィア・ゴールデンハンドパルチザンパルチザンの指導者死亡
鯉登平二陣営に属さない海軍少将。鯉登音之進の父死亡
梅子陣営に属さない杉元の幼なじみ。寅次の妻生存
ヴァシリ陣営に属さないロシア人の狙撃手生存

所属が途中で移った人は、移ったあとの側に置いています。白石由竹と谷垣源次郎がその代表で、経緯はこのあとの章で扱います。

牛山辰馬・家永カノ・都丹庵士の3人は刺青囚人の出身ですが、最終時点では土方一派にいたため、そちらに入れました。刺青囚人の枠に残したのは、最後までどこにも加わらなかった5人です。

生死の判定は、公開済みの死亡キャラ一覧記事と1行ずつ突き合わせました。判定の基準も、その記事と同じものを使っています。

鶴見篤四郎(鶴見中尉)だけは「生死不明」です。 31巻 第313話「終着」で撃たれて列車ごと海に落ちますが、その後の姿が描かれないため、死亡としても生存としても扱えません。

永倉新八・門倉利運・フチ・花沢幸次郎の4人は、この表に入れていません。最終回時点の姿を本記事では確認できなかったためで、生死不明とは別の理由です。

この4人の関係そのものは、陣営の章と血縁の章で扱います。確認できていないのは最終回時点の状態だけで、作中での立場は分かっています。

死亡した経緯や最期の場面については、この表では扱いません。巻・話数つきの一覧を別の記事にまとめています。

シラベエ
シラベエ

生死の列があるだけで、図とはずいぶん違う情報になりますね。

ただ、鶴見中尉だけが「生死不明」という扱いになりました。

作中では、どこまでが描かれているんでしょうか。

全巻くん
全巻くん

撃たれる場面までは、はっきり描かれるんだ。列車ごと海に落ちるところもね。

ただ、そのあとの姿が一度も出てこない。遺体も遺品も示されないまま話が終わる。

そこが描かれていないこと自体が、この終わり方の一部なんだと思う。

陣営・組織ごとの関係|第七師団の上下関係と土方一派の集まり方

この章では、陣営の中どうしの関係を並べます。関係の書き方は3段階に分けました。作中のセリフや地の文で言われているものが「明示」、明示はないが描写から読み取れるものが「描写」、どちらとも書かれていないものが「明示なし」です。

根拠の欄には、明示・描写のどちらかにあたる場面の巻・話を書きました。 描写止まりのものには「(明示なし)」を添えています。

根拠の欄に書いた巻・話は、集英社の商品ページで目次を確かめられた7冊の範囲に限っています。それ以外は「確認できず」と書き分けました。

杉元一行の中の関係

作中にこの一行をまとめて呼ぶ名称は見つけられませんでした。金塊探しに同行した人たちを、この記事ではまとめて杉元一行と呼びます。

杉元佐一とアシㇼパを軸に、脱獄囚や元軍人が加わっていく形です。ここでは杉元以外どうしの関係を並べます。杉元との関係は次の章にまとめました。

関係呼び名根拠(巻・話)
アシㇼパ → 白石由竹同じ旅を続ける同行者1巻 第7話「脱獄王」(明示なし)
谷垣源次郎 → インカㇻマッ最終回で暮らしをともにする相手31巻 第314話「大団円」(明示なし)
インカㇻマッ → 谷垣源次郎占いで先を示しながら同行する相手13巻 第122話「インカㇻマッ 見る女」(明示なし)
谷垣源次郎 → チカパシ面倒を見る側として同行する明示なし
アシㇼパ → ウイルク父と娘14巻 第137話「呼応」

白石由竹は1巻 第7話「脱獄王」で登場し、この時点では追われる立場でした。脱獄の腕を当てにされる形で行動をともにし、最後まで一行に残ります。

谷垣源次郎はもともと第七師団の一等卒で、杉元たちとは敵として出会っています。師団を離れたあとは一行に加わり、最終回では阿仁へ戻る姿が描かれます。

インカㇻマッは13巻 第122話で登場する占い師です。谷垣源次郎との関係は、最終回で暮らしをともにする形として描かれますが、作中で恋人だと明示された場面は本記事では確認できませんでした。

チカパシはアシㇼパのコタンで育てられた少年です。谷垣源次郎が面倒を見る場面はありますが、続柄にあたる関係は作中で明示されていません。

第七師団の中の関係

第七師団は作中の組織名をそのまま使える唯一の陣営です。陸軍の部隊なので、中尉・少尉・軍曹・上等兵・一等卒という階級がそのまま関係になります。

鶴見中尉を頂点に置く構図に見えますが、内側では立場が割れていきます。表では、階級で決まる関係と、それ以外の関係を分けました。

関係呼び名根拠(巻・話)
鶴見篤四郎 → 月島基上官と部下(中尉と軍曹)30巻 第299話「許し」
鶴見篤四郎 → 宇佐美時重上官と部下(中尉と上等兵)確認できず
尾形百之助 → 花沢勇作異母の兄と弟。軍では上等兵と少尉17巻 第165話「旗手」
二階堂浩平 → 二階堂洋平双子の兄弟3巻 第18話「救出作戦」
鯉登音之進 → 月島基少尉と軍曹。最終回では支えられる側31巻 第314話「大団円」(明示なし)

尾形百之助は狙撃手として動き、師団を離れていた時期があります。ただし他の陣営に正規に加わったとは描かれないため、この記事では第七師団に置きました。

二階堂浩平と二階堂洋平は双子です。3巻 第18話「救出作戦」で洋平が退場し、残った浩平が杉元佐一を追い続けます。 どちらが兄かは資料によって書かれ方が違うため、血縁の章であらためて扱います。

月島基と鯉登音之進は、最終盤で鶴見中尉と分かれます。ただし第七師団そのものを離れたわけではないので、この枠に残しました。

有古力松は北海道アイヌの一等卒です。第272話で撃たれる場面がありますが、次の話で生き延びていたことが描かれます。

土方一派の中の関係

土方歳三のもとに集まった人たちです。作中でこの呼び名が使われる場面は確認できなかったため、この記事での呼び方として使います。

元新選組の永倉新八と、脱獄囚が同じ側に並ぶのが、この集まりの特徴です。金塊を追う第三の勢力として、杉元一行とも第七師団とも距離を変えていきます。

関係呼び名根拠(巻・話)
土方歳三 → 永倉新八元新選組の副長と隊士確認できず
土方歳三 → 都丹庵士庇われる側と庇う側30巻 第294話「静寂」(明示なし)
土方歳三 → 牛山辰馬行動をともにする刺青囚人確認できず
土方歳三 → 家永カノ行動をともにする刺青囚人確認できず
土方歳三 → 門倉利運網走監獄の元看守部長との関わり明示なし

土方歳三は元新選組副長で、網走監獄から脱した囚人のひとりとして描かれます。牛山辰馬・家永カノ・都丹庵士だけでなく、土方歳三自身もこの出身です。 永倉新八との関係は、新選組時代からの続きにあたります。

都丹庵士は30巻 第294話「静寂」で、土方歳三をかばって銃撃を受けます。刺青囚人の出身ですが、最終時点では土方一派として動いていました。

牛山辰馬と家永カノも刺青囚人の出身です。行動をともにする関係は描かれますが、加わった巻・話までは確かめられませんでした。

永倉新八と門倉利運は、この一派として動く人物です。ただし最終回時点でどうなったかは本記事では確認できなかったため、早見表には入れていません。

刺青囚人はどこへ合流したか

刺青囚人は陣営ではなく出身です。のっぺら坊が刺青を彫った囚人たちで、脱獄後にそれぞれ別の側へ流れていきます。

そのため「囚人どうしの関係」はほとんど描かれません。この表では、誰がどこへ合流したのかを整理しました。

刺青囚人合流した先最終回時点
白石由竹杉元一行生存
牛山辰馬土方一派死亡
家永カノ土方一派死亡
都丹庵士土方一派死亡
二瓶鉄造どこにも合流しない死亡
辺見和雄どこにも合流しない死亡
若山輝一郎どこにも合流しない死亡
姉畑支遁どこにも合流しない死亡
上エ地圭二どこにも合流しない死亡

刺青人皮を持っているというだけで、囚人はすべての陣営から追われる立場になります。身を守るために、どこかへ合流するか、単独で逃げ続けるかの二択でした。

なお、数日程度の同行は「合流した」と数えていません。行動をともにした期間が短い人物は、単独で動いた側に入れています。

白石由竹は前者です。脱獄の腕を買われて杉元一行に残り、最終回まで生き延びます。牛山辰馬・家永カノ・都丹庵士は土方一派に加わりました。

二瓶鉄造や若山輝一郎のように、どこにも合流しないまま退場する人物もいます。この記事の早見表で刺青囚人の枠に残した5人が、この後者にあたります。

パルチザンの中の関係

ロシアからの独立を目指した一派です。作中でこの呼び方が定着した呼称かどうかは確認できなかったため、この記事での呼び方として使います。

物語の前提そのものにかかわる陣営で、金塊の在り処を刺青に託したウイルクがここに属します。人数は少ないものの、他の陣営の動機がここから生まれます。

関係呼び名根拠(巻・話)
ウイルク → キロランケ目的を共有した同志確認できず
ウイルク → ソフィア・ゴールデンハンド目的を共有した同志確認できず
ウイルク → アシㇼパ父と娘30巻 第298話「ウイルクの娘」
キロランケ → アシㇼパ旅に同行し、道を示す立場確認できず

ウイルクは網走監獄で「のっぺら坊」と呼ばれていた人物です。のっぺら坊は通り名で、本名がウイルクにあたります。

14巻 第137話「呼応」で、ウイルクは尾形百之助の狙撃を受けて退場します。ここで「刺青を彫った男を探す」という物語の前提が変わります。

キロランケは第七師団の工兵隊員でしたが、死亡した時点ではパルチザンとして動いていました。そのため、この記事ではパルチザンに置いています。

シラベエ
シラベエ

陣営の中を見ていくと、階級で決まる関係と、そうでない関係が混ざっていますね。

第七師団は階級があるぶん、たどりやすい気がしました。

逆に、仲間どうしの関係がいちばん描かれていないのはどこになりますか。

全巻くん
全巻くん

刺青囚人だね。あの人たちは互いをほとんど知らないまま、同じ刺青のせいで追われるんだ。

だから囚人どうしの場面が、そもそも少ない。

代わりに、誰と手を組んだかでその後の居場所が決まっていくのが見えてくる。

杉元佐一を中心にした関係|白石由竹と谷垣源次郎が同行者になるまで

主人公を軸に見ると、この作品で関係がどこで動いたのかが追いやすくなります。追っていた相手が同行者になり、味方だった相手が離れていきます。

相手はじめの関係変わった巻・話最終回時点の関係
アシㇼパ命を助けられた相手1巻 第1話「不死身の杉元」同じコタンで暮らす
白石由竹追っていた刺青囚人1巻 第7話「脱獄王」分け前を得て離れる
二階堂浩平双子の洋平を倒したことで追われる相手3巻 第18話「救出作戦」30巻 第295話「ふたり」で決着
ウイルク探していた「刺青を彫った男」14巻 第137話「呼応」アシㇼパの父と分かる
鶴見篤四郎金塊を争う第七師団の中尉変化なし31巻 第313話「終着」で決着
梅子親友・寅次の妻変化なし決戦の6か月後に再会する
谷垣源次郎第七師団の兵として対した相手確認できず阿仁へ戻る

1巻 第1話「不死身の杉元」で、杉元佐一はヒグマに襲われたところをアシㇼパに助けられます。この出会いが、全31巻を通した関係の起点です。

1巻 第7話「脱獄王」で登場する白石由竹は、当初は追う対象でした。脱獄の腕を当てにされる形で同行し、そのまま最後まで残ります。

3巻 第18話「救出作戦」では、二階堂洋平が杉元佐一への襲撃の末に退場します。残された二階堂浩平が杉元佐一を追い続ける展開は、30巻 第295話「ふたり」まで27巻ぶん続きます。

14巻 第137話「呼応」で退場するウイルクは、杉元佐一が探していた「刺青を彫った男」でした。同時にアシㇼパの父でもあり、探索の意味がここで変わります。

谷垣源次郎は第七師団の兵として杉元佐一と対したのち、一行に加わります。ただし、合流した巻・話は確かめられませんでした。

関係が変わったように見えて、実際には明示されない組み合わせもあります。杉元佐一とアシㇼパの関係も、作中で呼び名が与えられた場面は見つけられませんでした。

シラベエ
シラベエ

27巻ぶん追い続けるというのは、読んでいて相当な重さがありそうです。

途中で目的が変わってもおかしくない長さだと思うのですが、そこは変わらなかったんでしょうか。

追う側の気持ちがどう描かれていたのか気になります。

全巻くん
全巻くん

浩平のほうは変わらなかったね。弟を失ってからの動機が、そのまま最後まで残るんだ。

ここからは想像で言うけれど、追うことそのものが生きる形になっていたようにも読める。

だから30巻の決着は、勝ち負けより長さのほうが効いてくる。

血縁・家族関係|尾形百之助と花沢勇作の異母兄弟、二階堂の双子はどちらが兄

この作品では、血縁が動機そのものになっています。父を探す話であり、父に認められなかった話でもあります。続柄は1件ずつ資料に当て直しました。

人物続柄明示された巻・話
アシㇼパとウイルクウイルクがアシㇼパの父30巻 第298話「ウイルクの娘」
尾形百之助と花沢勇作花沢幸次郎を父とする異母の兄と弟17巻 第165話「旗手」
鯉登音之進と鯉登平二鯉登平二が音之進の父30巻 第292話「函館湾海戦」(父の退場の回)
二階堂浩平と二階堂洋平双子の兄弟。資料では浩平が兄確認できず
アシㇼパとフチフチがアシㇼパの祖母確認できず

尾形百之助と花沢勇作は、花沢幸次郎を父とする異母兄弟です。 尾形が兄、勇作が弟にあたり、母が違います。尾形だけ名字が違うため、取り違えが起きやすい組み合わせです。

17巻 第165話「旗手」では、花沢勇作の退場が回想として描かれます。現在の時間軸ではなく過去の出来事ですが、尾形百之助という人物の輪郭がここで決まります。

鯉登音之進の父は、海軍少将の鯉登平二です。30巻 第292話「函館湾海戦」で退場し、父子の関係もそこで終わります。

二階堂の双子については、本記事が当たった2つの資料がどちらも浩平を兄としています。Wikipediaは浩平が先に生まれたと記し、まんが探偵社も浩平を双子の兄として紹介しています。 ただし、作中で明示された巻・話は確かめられませんでした。

そのため、この記事では「資料では浩平が兄とされています」という書き方にとどめます。断定はしません。洋平が3巻 第18話「救出作戦」で、浩平が30巻 第295話「ふたり」で退場する点は、どの資料でも一致しています。

アシㇼパとフチが祖母と孫にあたることは、複数の資料で共通しています。ただし作中で明示された巻・話までは確認が取れませんでした。

尾形百之助と花沢勇作の父である花沢幸次郎は、第七師団長を務めた中将です。最終回時点でどうなったかは本記事では確認できなかったため、早見表には入れていません。

シラベエ
シラベエ

双子のどちらが兄かという話は、検索候補にも出てくるくらい気にされているんですね。

作中で確かめられないところを断定しないでおくのは、わたしも同じ考えです。

作中では、この2人の見分けはどうつけられていましたか。

全巻くん
全巻くん

見た目はそっくりに描かれているんだ。読者のほうも、台詞や状況で見分けることになる。

洋平が3巻で退場したあとは、残っているほうが浩平だと分かる形になるね。

どちらが先に生まれたかは、作中の描き方より資料の書き方を見比べるところだね。

敵対関係とその決着|杉元と鶴見中尉、尾形が撃った相手

この作品の対立は、金塊の在り処を記した刺青人皮の奪い合いを軸にしています。ここでは、陣営をまたぐ対立と、その決着が描かれた巻・話を並べます。

対立何をめぐる対立か決着した巻・話決着の形
杉元佐一と鶴見篤四郎金塊と刺青人皮の行方31巻 第313話「終着」撃たれて海へ落ちるが生死は明示されない
杉元佐一と二階堂浩平双子の洋平の死30巻 第295話「ふたり」浩平が退場する
尾形百之助とアシㇼパ父ウイルクを撃った相手として31巻 第310話「祝福」尾形が列車から落下する
尾形百之助と宇佐美時重鶴見中尉への関わり方26巻 第256話宇佐美が退場する
鶴見篤四郎と菊田杢太郎第七師団の内側の対立28巻 第280話菊田が退場する
土方歳三と第七師団金塊をめぐる第三の勢力としての対立31巻 第308話「似た者同士」土方が力尽きる

杉元佐一と鶴見篤四郎の対立は、31巻 第313話「終着」で決着します。 ただし鶴見中尉の生死は作中で明示されません。撃たれて列車ごと海へ落ちる場面までが描かれ、その後の姿はありません。

尾形百之助は、この作品でもっとも多くの対立にかかわる人物です。14巻 第137話「呼応」ではウイルクを、17巻 第165話「旗手」では回想のなかで花沢勇作を狙撃しています。

その尾形百之助は、31巻 第310話「祝福」で自ら銃を撃ち、列車から落下します。落下後の姿は描かれませんが、以降の場面に本人は登場しません。

第七師団の内側でも対立が起きます。26巻 第256話では尾形百之助と宇佐美時重が、28巻 第280話では鶴見篤四郎と菊田杢太郎が、それぞれ決着に至ります。

この2件の巻・話だけは、集英社の目次で確認した7冊の外にあります。話数は、公開済みの死亡キャラ一覧記事で使ったエンタメクロスの一覧に拠りました。

敵対から関係が変わった組み合わせもあります。谷垣源次郎は第七師団の兵として杉元佐一と対したのち、同じ側に立ちました。変わった巻・話は確かめられませんでした。

シラベエ
シラベエ

尾形百之助さんの名前が、どの対立にも出てくるのが印象的でした。

撃った相手を並べると、この人の立ち位置が見えてくる気がします。

味方だった時期もあったように読めるのですが、そこはどう受け取ればいいですか。

全巻くん
全巻くん

同じ側にいた場面はあるけれど、味方だったとは言い切らないほうがいいね。

撃った相手を並べてみると、その時どこにいたかで相手が変わっているだけなんだ。

最後まで、どこかに属し続けた人ではなかったんだ。

その関係を象徴するセリフは、巻数・話数つきで名言の記事にまとめています。

【最新】最終回時点の相関図|第313話「終着」から第314話で変わった関係

最終回を境に、追う関係と追われる関係が終わります。ここでは結末の内容そのものではなく、関係がどう変わったかだけを並べます。

関係最終回の直前最終回時点
杉元佐一とアシㇼパ列車の上でともに戦う同じ場所で暮らす側になる
杉元佐一と白石由竹金塊を追う同行者白石が一行から離れる
谷垣源次郎とインカㇻマッ一行として同行する一行から離れ、2人で暮らす
月島基と鯉登音之進鶴見中尉のもとの軍曹と少尉月島が鯉登を支える側に回る
杉元佐一と梅子親友・寅次との約束約束が果たされる
アシㇼパと鶴見篤四郎金塊をめぐる敵対決着するが、鶴見中尉の生死は明示されない

最終回で確定したのは、生き延びた人たちが誰と並んで終わるかという関係です。 杉元佐一とアシㇼパは同じ側に残り、谷垣源次郎とインカㇻマッは一行から離れて2人になります。

月島基と鯉登音之進の関係も、最終回で形が変わります。鶴見中尉のもとにいた2人が、支える側と支えられる側として並び直しました。

一方で、確定しないまま終わった関係もあります。鶴見篤四郎の生死は本編でも描き下ろしでも明示されません。 そのため、鶴見中尉と誰かの関係は「決着したが結果は示されない」形で残ります。

杉元佐一と梅子の関係も、決着する側に入ります。梅子は親友・寅次の妻で、この関係は物語の最初期に交わされた約束から続いていました。

最終回の中身そのもの、3年後の後日談の詳しい流れ、結末への評価については、別の記事にまとめています。

シラベエ
シラベエ

戦いの決着より、そのあと誰とどこで暮らすかのほうが多く描かれているんですね。

相関図の観点だと、最終回でいちばん大きく動いたのはどの関係になりますか。

わたしは月島基さんと鯉登音之進さんの並びが変わったところが気になりました。

全巻くん
全巻くん

わたしは全巻読んでるから言えるんだけど、あの2人の並びは最後にはっきり変わるね。

中尉のもとで動いていた軍曹が、少尉を支える側に回るんだ。

戦いの結果ではなく、誰と並ぶかで終わらせた作品だと思うよ。

アニメ版ではどこまでの関係が描かれた?1期から完結編「暴走列車編」まで

アニメから入った方には、この記事の後半がまだ先の話になります。どこまでが放送済みかを先に示します。

区分原作の範囲この時点で描かれていない関係
TVアニメ第1期・第2期1巻 第1話から14巻 第139話まで樺太での旅と、パルチザンの全体像
TVアニメ第3期・第4期15巻 第140話から25巻 第243話まで函館での対立と、第七師団の内側の割れ方
TVアニメ最終章25巻 第244話から30巻 第302話まで31巻で決まる生死と最終回時点の関係
完結編「暴走列車編」31巻 第303話から第314話までこの記事の最終回時点の章はここに当たる

TVアニメ最終章は2026年1月5日から3月30日にかけて全13話が放送されました。ここまでで、原作30巻 第302話までの関係が映像になっています。

最終章まで見た方でも、この記事には31巻の内容が含まれます。 尾形百之助・土方歳三・牛山辰馬の生死も、鶴見中尉の決着も、映像ではこれから描かれる範囲です。

クライマックスにあたる完結編「暴走列車編」は、31巻 第303話「暴走列車」から最終314話「大団円」までを描く区間にあたります。牛山辰馬・土方歳三・尾形百之助の退場も、ここに入ります。

2026年9月時点で、完結編の放送日と話数は公式に告知されていません。 公式サイトのお知らせにも、放送時期以外の記載は確認が取れませんでした。2026年3月30日に、今冬の開幕として告知されています。

実写映画とドラマも公開・配信されていますが、原作のどこまでを描いたかについての公式の記載は、本記事では確認が取れませんでした。映像版の中身そのものも本記事では確認していません。

原作で続きを読むなら、最終章の続きは31巻からになります。※2026年9月時点の情報です。放送状況は今後も変わるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

シラベエ
シラベエ

アニメだけを追っている方にとっては、31巻の章が丸ごと未読なんですね。

ここを読まずに完結編を待つ、という読み方もできると思います。

逆に、先に関係を把握してから見たほうが楽しめる場面はありますか。

全巻くん
全巻くん

列車に乗る顔ぶれを先に知っておくと、位置関係がつかみやすいね。

誰が誰を追ってきたのかが分かっていると、狭い場所での動きが読めるんだ。

ただ、生死だけは知らないまま見たほうがいい人も多いだろうね。

よくある質問

Qゴールデンカムイの登場人物は全部で何人ですか?
A早見表で所属と最終回時点をまとめたのは31人です。作中に登場する人物の総数ではなく、陣営と最終回時点の状態を確認できた範囲になります。
Q二階堂の双子はどちらが兄ですか?
A資料では浩平が兄、洋平が弟とされています。作中で明示された巻・話は本記事では確かめられませんでした。洋平が3巻、浩平が30巻で退場します。
Q杉元佐一とアシㇼパはどういう関係ですか?
A1巻 第1話で出会い、金塊探しに同行します。最終回では同じコタンで暮らす姿が描かれますが、関係に呼び名が与えられた場面は見つけられませんでした。
Q尾形百之助は誰の子ですか?
A第七師団長を務めた花沢幸次郎中将と、妾との間の子です。本妻の子である花沢勇作とは異母兄弟にあたり、尾形が兄になります。
Q鶴見中尉と鯉登・月島の関係は最後どうなりましたか?
A月島基と鯉登音之進は最終盤で鶴見中尉と分かれ、最終回では月島が鯉登を支える側に回ります。鶴見中尉の生死は作中で明示されていません。
Q谷垣源次郎とインカㇻマッは恋人という関係ですか?
A最終回で暮らしをともにする姿は描かれます。ただし作中で恋人だと明示された場面は本記事では確認できませんでした。
Qアニメだけを見ています。どこまでがネタバレになりませんか?
A最終章まで見た方は、原作30巻 第302話までが既出です。ただしこの記事には31巻の内容が全編にわたって含まれるため、未放送の範囲に触れます。
Q実写映画やドラマの相関図も同じですか?
A本記事が扱ったのは原作だけで、映像版の中身は確認していません。映像化の範囲についても公式の記載を確認できなかったため、公式サイトでご確認ください。

まとめ|ゴールデンカムイの相関図は5つの陣営で追える

ゴールデンカムイの人物関係は、杉元一行・第七師団・土方一派・刺青囚人・パルチザンの5つで捉えると整理できます。 刺青人皮を追う側と追われる側、それを隠した側に分かれる形です。

関係が大きく動いたのは、3巻 第18話「救出作戦」、14巻 第137話「呼応」、30巻 第295話「ふたり」、そして31巻の第310話「祝福」から第314話「大団円」までです。

最終回で確定したのは、生き延びた人たちがどこで誰と暮らすかという関係でした。杉元佐一とアシㇼパは同じコタンで、谷垣源次郎とインカㇻマッは阿仁で暮らします。

確定しないまま終わった関係もあります。鶴見篤四郎の生死は作中で明示されず、鶴見中尉にかかわる関係はすべて「決着したが結果は示されない」形で残りました。

この記事は、名前から所属と最終回時点の状態を引くための表として使ってもらうのがいちばんです。未読の巻がある方は、表の巻数を目印に、その先を飛ばして読んでください。

シラベエ
シラベエ

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

名前を引く表として使ってもらえたら、作った甲斐があります。

最後に、この作品を読み返す人に向けて一言いただけますか。

全巻くん
全巻くん

一周目とは違うところで手が止まると思うよ。

誰がどこに属していたかを知ってから読むと、序盤の何気ない場面が変わって見えるんだ。

表は横に置いて、確かめながら進んでみて。

調査メモ

関係の呼び名を決めるのに、いちばん迷ったのは谷垣源次郎さんとインカㇻマッさんの組み合わせでした。最終回で暮らしをともにする描写はありますが、作中で関係に名前が与えられた場面は見つけられませんでした。

読者のあいだで定着している呼び方であっても、作中で言われていないものは「明示なし」としています。恋人という言葉は使いませんでした。

陣営の分け方でも判断が要りました。上位の記事は3勢力とするものと6グループに分けるものがあり、どちらが正しいという話ではありません。図の作り手が、物語のどの時点で断面を切ったかで変わります。

そこで、最終回時点で属していた側を基準にすると決め、そのルールで置けない人物を先に洗い出しました。尾形百之助さん、月島基さんと鯉登音之進さん、キロランケさんの4人です。

陣営の章の根拠列は、集英社の商品ページで目次を確かめられた7冊(1巻・3巻・13巻・14巻・17巻・30巻・31巻)に限りました。それ以外の巻に当たる関係は「確認できず」と書いています。

例外は敵対の章の2件だけです。26巻 第256話と28巻 第280話は、死亡キャラ一覧記事で使ったエンタメクロスの一覧に拠っていることを、本文にも書きました。

生死の判定は、公開済みの死亡キャラ一覧記事と1行ずつ突き合わせました。判定そのものに食い違いはありませんでした。

ただし、二階堂の双子は、資料の記述と作中の確認が噛み合いませんでした。 Wikipediaとまんが探偵社はどちらも浩平を兄としていますが、作中で明示された巻・話は確かめられませんでした。断定を避け、資料の記述として紹介する形にしています。

参考資料

完結・打ち切りになった漫画の最終回を検証し、わかりやすくまとめています。「ひどい」と言われる理由を、公式発表や単行本の情報をもとに整理し、賛否両方の見方を大切にしながら記事を書いています。

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