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この記事では、続けるための言葉・懸けることの言葉・かるたを言葉の競技として語る言葉の3つに分けて並べます。 引用12件と場面4件は系統ごとの3章に、最終章の7巻分は巻ごとの場面として置きました。
早見表のセリフや場面をタップすると、その解説へ飛べます。
- 全50巻
2022年8月に第247首で完結 - 23場面
この記事で扱う名言と名場面 - 12件
文言を引用し、全件に巻を明記
系統の話を先に片づけ、早見表、巻と首の対応、系統ごとの3章、最終章、文言の照合の順に進みます。
※『ちはやふる』原作漫画の全50巻・第247首までの範囲に触れます。最終章(44〜50巻)は名人・クイーン戦の経過までで、最終的な決着と結末は書きません。会話に登場する全巻くんはこの記事の案内役のキャラクターです。

名言を探すとき、何巻のどの回なのかが分からなくて手が止まりました。
電子書籍だと、ページ番号では場所を探しにくいですよね。

かるたの話数は第◯首と数えるよ。百人一首の歌と同じ言い方だね。
ページ番号は端末や文字の大きさで変わるけど、首は変わらない。
電子書籍で探すなら、首のほうがずっと確実なんだよ。

「歓迎する」の第三首と、原田先生が続ける条件を話す第四首は、どちらも1巻に入っているんだ。
2巻の「懸ける」の言葉まで続けて読むなら、買う順番で戻ってくる額が変わるよ。最初の1回の買い方を下にまとめたから、カートに入れる前に見てみて。
最初の1回にどこまで入れるかで、戻るコインは次のように変わります。
| 読み方 | 最初の1回で買う巻 | 値段 | 戻るコイン |
|---|---|---|---|
| 1巻だけ読む | 1巻 | 594円 | 275コイン |
| 2巻の第七首まで読む | 1〜2巻(2冊) | 1,188円 | 550コイン |
| 最終50巻まで読む | 1〜50巻(50冊) | 29,744円 | 13,770コイン |
※2026年10月16日時点のBOOK☆WALKERの価格と、各巻のページに出る戻るコインを足した数です。
【結論】ちはやふるの名言は3系統に分けられる
ちはやふるの名言を探すと、先生の言葉が多いことに気づきます。かるた部の顧問、白波会の指導者、進学校の教師と、この記事で拾えた範囲では、教える側の人物の言葉が多くなりました。
そこでこの記事では、その言葉が場面で果たしている役割で3つに分けました。
- 続けるための言葉
- 懸けることの言葉
- かるたを言葉の競技として語る言葉
この3つに分かれるのは、競技かるたという題材の作りに理由があると読むことができます。かるたは1人では成立せず、続けるには相手と場が要ります。
だから「どうすれば続けられるか」という話が繰り返し出てきます。そのうえで、続けた先にどれだけ懸けるかという話が重なります。
3つめは、競技かるたを題材にしたこの作品ならではの系統と読めます。競技かるたは百人一首という、800年以上前に詠まれた短歌を札にした競技なので、言葉そのものについて語る場面が何度も置かれます。
このうち、いちばん長く尾を引くのは「懸ける」だと読めます。 ちはやふる基金の表記では、2巻のセリフが「青春全部懸けても」で始まります。
講談社が書いた48巻の内容紹介も「青春全部懸けて挑む、最終決戦開幕!!」と結ばれています。基金の表記と同じ言い回しが、最終決戦の巻の紹介文でも使われている形です。
ただし名言をまとめた解説記事は、同じセリフを「青春ぜんぶ懸けたって」と仮名書きで載せています。どちらの表記を採るかで、見え方が変わる箇所です。
系統ごとの並びは、早見表のあとの3つの章で見られます。最終章の7巻分は、その次の章で巻ごとの場面として扱います。

原田先生の言葉は、続けると懸けるのどちらにも入りそうに見えます。

原田先生は両方に出てくる人なんだ。続ける話をする場面と、懸ける話をする場面が別にあるよ。
1巻では続けるための条件を話していて、2巻では懸けたのかと問い返している。
同じ人でも、場面ごとに向きが違うんだね。
ちはやふるの名言早見表|巻つき23場面
巻の若い順に23行を並べました。セリフや場面を押すと、その解説へ飛べます。 右端の列には、名言と言われる理由を短く添えています。
首は、基金のページが首まで載せている7場面だけ書きました。セリフを引かず場面だけを扱う行は、〔場面〕として内容を書いています。
キャラの列の「資料に記載なし」は、話者がいる言葉なのに、今回当たった資料に話者が書かれていない行です。「—」は、1人の言葉ではなく試合の場面を扱う最終章の行です。
スマホでは表を横にスクロールできます →
| # | セリフ(全文)・場面 | キャラ | 巻・話・話の題 | 名言と言われる理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 歓迎する 誰がなんと言おうと歓迎する | 資料に記載なし | 1巻 第三首 | 同じ言葉を2度重ね、迎え入れる側が迷いを見せずに言い切っている |
| 2 | どんなに好きでも かるたが強くても 友達がいないと続けられないんだ | 原田先生 | 1巻 第四首 | 強さを続ける条件にせず、友達がいることを条件にしている |
| 3 | 一緒に 強くなろう 仲間がいたら強くなれるから | 千早 | 2巻(第六首〜第十一首) | 誘う言葉に「仲間がいたら強くなれる」という理由まで言い足している |
| 4 | 青春全部懸けても強くなれない? まつげくん 懸けてから言いなさい | 原田先生 | 2巻 第七首 | 疑問形で受けて言い切りで返し、「懸ける」の語が6巻へ引き継がれる |
| 5 | 仲間にするなら 畳の上で努力し続けるやつがいい | 太一 | 3巻 第十二首 | 才能ではなく努力し続けることを、仲間を選ぶ物差しにしている |
| 6 | 泣くな おれはまだ 泣いていいほど懸けてない | 太一 | 6巻(第三十首〜第三十五首) | 2巻で「懸けてから言いなさい」と言われた太一が、同じ語で自分を測っている |
| 7 | やりたいことを思いっきりやるためには やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ | 机くん | 7巻(第三十六首〜第四十一首) | かるたの話をせずに、やりたいことの代償を勉強の側から言っている |
| 8 | 「伝える」「伝わる」はルールの向こう側にある | かなちゃん | 9巻 第五十三首 | 短歌のきまりを窮屈さではなく、伝えるための前提として扱っている |
| 9 | 一生懸命は楽しいぞ | 坪口先生 | 10巻 第五十六首 | 9文字の短さで、懸けることを楽しさの側から肯定している |
| 10 | 〔場面〕競技かるたという競技の性質を言い切る場面 | 資料に記載なし | 11巻 第五十九首 | 作者が設立した基金の公式ページが、名シーンの7場面の1つに挙げている |
| 11 | 〔場面〕新と詩暢の試合を見るか迷う千早への言葉 | 桜沢先生 | 17巻(第八十九首〜第九十三首) | 指導者の言葉が、試合をする側ではなく見るかどうか迷う側に向いている |
| 12 | 生みの苦しみを知りなさい | 深作先生 | 18巻(第九十四首〜第九十八首) | 命令の形で、短歌を作る側の苦しみに目を向けさせている |
| 13 | 〔場面〕進学の話でドアノブのたとえを出す場面 | 深作先生 | 23巻(第一一九首〜第一二三首) | 短歌ではなく進学の話を、ドアノブという身近な物にたとえている |
| 14 | 〔場面〕受験生の心構えを話す場面 | 宮内先生 | 26巻(第一三四首〜第一三八首) | かるたの試合ではなく、受験という別の勝負の前に言葉が置かれている |
| 15 | 言葉には 力が確かにあることを 忘れないでいてください | 周防名人 | 27巻(第一三九首〜第一四三首) | かるたの試合ではない小論文の講義で、言葉の力そのものを語っている |
| 16 | 「才能」があるやつは 火がつくまでが早い | 周防名人 | 29巻(第一四九首〜第一五三首) | 才能を否定せず、火がつくまでの早さの違いとして言い直している |
| 17 | 〔場面〕第一試合。第二試合で千早が作戦を仕掛ける | — | 44巻 | 7巻をかけて描かれる名人・クイーン戦の、始まりの巻 |
| 18 | 〔場面〕クイーン戦第二試合。新が名人に王手をかける | — | 45巻 | 3枚差まで迫った敗戦と王手が、同じ巻に並んでいる |
| 19 | 〔場面〕第三試合。千早と周防名人が勝ち星を上げる | — | 46巻 | 追い詰められた中で、千早と周防名人がそれぞれ勝ち星を上げる |
| 20 | 〔場面〕第四試合。新の前に太一が現れる | — | 47巻 | 名人・クイーン戦の対局者ではない太一が、第四試合の新の前に現れる |
| 21 | 〔場面〕第四試合を終えて二勝二敗。第五試合へ | — | 48巻 | 二勝二敗の振り出しに戻り、最終決戦の第五試合へ入る巻 |
| 22 | 〔場面〕第五試合。静かに向き合う時間として描かれる | — | 49巻 | 紹介文が第五試合を、音と相手と自分に向き合う時間でもあったと書いている |
| 23 | 〔場面〕第五試合の最終盤と運命戦。第247首で完結 | — | 50巻 | 名人戦とクイーン戦がともに第五試合の運命戦になり、第247首で物語が閉じる |
この表の23場面のうち、文言を引用しているのは12件です。 残る11件は場面と巻だけを示しています。

最終章の7巻分は、セリフではなく場面の行になっていますね。
誰か1人の言葉を選ばなかったのには、わけがあるのでしょうか。

44巻から先では、名人戦とクイーン戦が同時に進んでいくね。
第一試合から第五試合まで、7巻ぶんかけて描かれているよ。
誰か1人の言葉というより、千早と詩暢、新と周防名人、4人ぶんの時間が積み重なっていく作りなんだよ。
何巻を開けば何首が読めるか|講談社の目次で確認できた範囲
記事で扱った巻について、講談社の製品詳細ページの目次にある収録話を巻ごとに並べました。早見表の首がどの巻に入っているかは、この表で分かります。
| 巻 | 収録されている首 |
|---|---|
| 1巻 | 第一首〜第五首 |
| 2巻 | 第六首〜第十一首 |
| 3巻 | 第十二首〜第十七首 |
| 6巻 | 第三十首〜第三十五首 |
| 7巻 | 第三十六首〜第四十一首 |
| 9巻 | 第四十八首〜第五十三首 |
| 10巻 | 第五十四首〜第五十八首 |
| 11巻 | 第五十九首〜第六十三首 |
| 17巻 | 第八十九首〜第九十三首 |
| 18巻 | 第九十四首〜第九十八首 |
| 23巻 | 第一一九首〜第一二三首 |
| 26巻 | 第一三四首〜第一三八首 |
| 27巻 | 第一三九首〜第一四三首 |
| 29巻 | 第一四九首〜第一五三首 |
講談社のページで目次が見られたのは1巻から34巻まで(2026年9月時点)です。 34巻の第一七八首までは、目次から首をたどれます。44巻から50巻に首を書いていないのは、このためです。
早見表で首まで書いているのは、ちはやふる基金の公式ページが首を載せている7場面です。
この対応が分かると、探し方が変わります。電子書籍のページ番号は端末や文字サイズで動きますが、首は動きません。
たとえば9巻を開けば第四十八首から第五十三首までが入っているので、かなちゃんの言葉は巻の終わり近くにあると見当が付きます。
ちはやふるの「続ける」名言|1巻 第三首から3巻 第十二首までの4件
分け方の基準は、そのセリフが場面で何をしているかです。 相手を引き止めたり迎え入れたりする言葉を、この系統に置きました。
この系統は1巻から3巻に集まっています。1巻の子ども時代と、2巻から3巻でかるた部を作る時期にあたります。早見表では1番から3番と5番の行が、この系統の4件です。
迎え入れる言葉「歓迎する…」|1巻 第三首
歓迎する 誰がなんと言おうと歓迎する
ちはやふる基金の公式ページが、1巻の3首目として挙げている言葉です。話者名は基金のページに書かれていないため、早見表では「資料に記載なし」としています。
原田先生「どんなに好きでも…」|1巻 第四首
どんなに好きでも かるたが強くても 友達がいないと続けられないんだ
1巻の4首目です。解説記事の記載では、原田先生が白波会の会員と、子どもたちがかるたを続けるかどうかを話す場面です。
基金と解説記事では、好きと強いの位置が入れ替わっています。
千早が太一を誘う「一緒に 強くなろう…」|2巻
一緒に 強くなろう 仲間がいたら強くなれるから
2巻で、千早が太一をかるた部に誘い直す場面です。解説記事は、2巻の90ページの言葉としています。引用はセリフの後半だけで、前を省略しています。
解説記事が載せているやりとりでは、太一がかるた部のことはもういいと言ったあとに、千早がこの言葉を返しています。
太一「仲間にするなら…」|3巻 第十二首
仲間にするなら 畳の上で努力し続けるやつがいい
3巻の12首目の言葉で、解説記事は3巻の29ページとしています。第十二首は、3巻の最初の回です。
基金は「努力し続けるやつ」、解説記事は前に「かるたの天才より」が付いた「努力し続けられるやつ」と載せており、言い回しが少し違います。
ちはやふるの「懸ける」名言|2巻 第七首から29巻の周防名人までの5件
自分がどれだけ差し出したかを問う言葉を、この系統に置きました。3つの系統のうち、いちばん長く続くのがここだと読めます。
「懸ける」の語がそのまま出てくるのは2巻と6巻の2件で、7巻から先は懸けることを別の言葉で語る場面を集めています。早見表では4番・6番・7番・9番・16番の行が、この系統の5件です。
原田先生の「…懸けてから言いなさい」|2巻 第七首
青春全部懸けても強くなれない? まつげくん 懸けてから言いなさい
2巻の7首目です。解説記事は、新には勝てないと言った太一に、原田先生が返した場面としています。
解説記事は2巻の66ページとしています。同じ2巻の90ページには、「続ける」の章で扱った、千早が太一を誘う言葉があります。
太一「泣くな…」|6巻
泣くな おれはまだ 泣いていいほど懸けてない
6巻の言葉です。解説記事は、準決勝で敗退したときの太一の心の声としています。引用は冒頭だけで、以降を省略しています。
解説記事は6巻の143ページとしています。3巻の第十二首に続き、この記事で扱う太一の言葉の2件目です。
机くん「やりたいことを思いっきりやるためには…」|7巻
やりたいことを思いっきりやるためには やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ
7巻の言葉です。解説記事は、定期試験の勉強を投げ出して太一の応援に行った千早に、机くんが向けた言葉としています。
解説記事は7巻の53ページとしています。机くんは、3巻の第十二首で太一が言葉を向けた相手としても、解説記事に書かれています。
坪口先生「一生懸命は…」|10巻 第五十六首
一生懸命は楽しいぞ
10巻の56首目です。解説記事は、坪口先生が高校の教諭としてかるた部の部員に向けて話した言葉としています。解説記事は10巻の102ページとしており、第五十六首は10巻の3つめの回です。
解説記事の表記では、この一文の前に別の一文が付きます。この記事では、基金の表記どおりこの一文だけを引きました。
周防名人の才能の話「…火がつくまでが早い」|29巻
「才能」があるやつは 火がつくまでが早い
29巻の言葉です。解説記事の記載では、周防名人が太一に才能の話をする場面です。引用は冒頭だけで、以降を省略しています。
解説記事は29巻の63ページとしています。この記事では、2巻前の27巻にも周防名人の言葉を1件置いています。
ちはやふるの「言葉」の名言|9巻のかなちゃんから27巻の周防名人まで
3つめの系統には、競技かるたが百人一首を札にした競技であることに正面から触れる言葉が集まります。かるたや短歌そのものを説明する言葉を、ここに置きました。
引用した3件と、文言を引かず場面だけを示す1件をこの章で扱います。章の最後に、系統には振り分けていない先生たちの3場面をまとめました。
かなちゃん「…ルールの向こう側にある」|9巻 第五十三首
「伝える」「伝わる」はルールの向こう側にある
9巻の53首目で、かなちゃんが菫に向けた言葉です。ちはやふる基金と解説記事の両方が挙げています。解説記事の表記では「向こうにある」となっています。
解説記事は9巻の179ページとしており、第五十三首は9巻の最後の回です。
競技かるたの性質を言い切る場面|11巻 第五十九首
11巻の59首目に、競技かるたという競技の性質を言い切る言葉が置かれています。基金のページではひと続きの長い言葉で、1文の範囲で引くと途中で切ることになるため、この記事では文言を引かず場面だけを示します。
基金のページには、この場面にも話者名が書かれていません。そのため早見表のキャラの列は「資料に記載なし」としています。
深作先生「生みの苦しみを…」|18巻
生みの苦しみを知りなさい
18巻で、深作先生が短歌の課題をめぐって話す場面です。解説記事は、テストの点数が足りず課題として短歌を作ってきた生徒と、その短歌を読んで笑った生徒の両方に向けた言葉としています。
解説記事は18巻の70ページとしています。
周防名人「言葉には…」|27巻
言葉には 力が確かにあることを 忘れないでいてください
27巻の言葉です。解説記事の記載では、周防名人が小論文の講義で話す場面です。引用はセリフの後半だけで、前を省略しています。解説記事は27巻の83ページとしています。
先生たちが言葉を置く3場面|17巻・23巻・26巻
17巻・23巻・26巻には、先生の言葉が置かれた場面があります。場面の説明は解説記事の記載によるもので、3場面とも文言は引いていません。
17巻は、新と詩暢の試合を見るか迷う千早に桜沢先生が言葉をかける場面です。23巻は深作先生が高校から大学への進学の話でドアノブのたとえを出す場面、26巻は宮内先生が受験生の心構えを話す場面です。
3場面は文言を引いておらず、3つの系統のどれかに当てはめる材料もないため、系統には振り分けずにこの章の最後へまとめました。
最終章44〜50巻はどの巻で何が起きたか|第247首までを講談社の紹介文でたどる
ここからは最終章です。この章ではセリフを1件も引いていません。 44巻以降は首を添えられないため、巻ごとの場面として扱います。
代わりに、講談社が各巻の製品詳細ページに書いている内容紹介から、その巻で何が起きるかだけを並べます。最終的な決着と結末は書きません。
先に、7巻分がいつの本誌に載ったものかを並べておきます。製品詳細ページの初出の欄をそのまま書き出しました。
| 巻 | 発売日 | 初出(『BE・LOVE』) |
|---|---|---|
| 44巻 | 2020年5月13日 | 2020年2月号、4〜6月号 |
| 45巻 | 2020年10月13日 | 2020年7〜10月号 |
| 46巻 | 2021年3月12日 | 2020年11月号、2021年1〜3月号 |
| 47巻 | 2021年8月12日 | 2021年5〜8月号 |
| 48巻 | 2022年2月10日 | 2021年10・12月号、2022年1・2月号 |
| 49巻 | 2022年7月13日 | 2022年3〜5・7月号 |
| 50巻 | 2022年12月13日 | 2022年8月号、9月号、12月号 |
44巻から49巻まではどれも4号分ずつで、最終50巻だけ3号分です。 50巻の3号目にあたるのが、50巻の項で触れる番外編です。
名人・クイーン戦は44巻から50巻まで、7巻をかけて描かれています。紹介文に名前が出てくるのは、クイーン戦の千早と詩暢、名人戦の新と周防名人です。単行本の発売日で見ると2020年5月から2022年12月まで、2年半ぶんです。
名人・クイーン戦の第一試合|44巻
44巻は名人・クイーン戦の始まりです。講談社の紹介文には、千早が第一試合を詩暢に落とし、新が周防名人から一勝をもぎ取ると書かれています。続けて、第二試合で千早が詩暢にある作戦を仕掛けるところまでが紹介されています。
紹介文は、第一試合をアクシデントを乗り越えて迎えた一戦とし、千早は爪痕を残したものの詩暢の隙のない取りを前に落とした、と書いています。新については、周防名人と対峙しても臆さずに一勝をもぎ取ったと紹介しています。
第二試合の続きは、次の45巻の紹介文に書かれています。
クイーン戦第二試合と新の王手|45巻
45巻はクイーン戦の第二試合です。紹介文には、千早が3枚差まで迫って敗れること、新が名人に王手をかけることが書かれています。
紹介文によると、千早が3枚差まで迫ったのは、詩暢の歌の世界へ没入した末のことです。王手をかけられた周防名人については、あとがない中で、太一が引き合わせたおばの兼子と出会うことが書かれています。
太一は、この45巻と47巻の両方の紹介文に名前が出てきます。
第三試合で千早と周防名人が勝ち星|46巻
46巻は名人・クイーン戦の第三試合です。紹介文は、追い詰められた中で千早と周防名人がなんとか勝ち星を上げ、流れをつかみ始めた2人に詩暢と新がどう戦うのか、と書いています。
45巻の紹介文で「あとがない」と書かれていた周防名人が、46巻の紹介文では勝ち星を上げた側に入っています。千早も、45巻の紹介文では、次に負ければクイーンへの道が絶たれる立場として書かれていました。
新の前に太一が現れる第四試合|47巻
47巻は第四試合です。紹介文には、「勝つイメージ」が浮かばず苦戦する新の前に太一が現れる、とあります。
紹介文は第四試合を、第三試合で勝利を逃した重圧が詩暢と新に重くのしかかる一戦として書き、物語がクライマックスへ向かうと結んでいます。
太一の名前は、45巻の紹介文にも、周防名人におばの兼子を引き合わせた人物として出てきます。
二勝二敗から第五試合へ|48巻
48巻で第四試合を終え、第五試合へ進みます。
この巻の紹介文は「青春全部懸けて挑む、最終決戦開幕!!」と結ばれています。 ちはやふる基金の表記による2巻の7首目と同じ言い回しですが、作中のセリフではなく講談社が書いた巻の紹介文です。
紹介文は、詩暢の脚の異変を、クイーン戦の第四試合を終えたあとの出来事として書いています。47巻で始まった第四試合の結果が、48巻の紹介文で二勝二敗として示される形です。
静かに向き合う第五試合|49巻
49巻は第五試合です。紹介文は、それぞれが音と相手と自分に静かに向き合う時間でもあった、と書いています。
紹介文は、頂点を求める強者たちが最後の一勝を懸けて燃えている、とも書いています。48巻の紹介文の「青春全部懸けて」に続き、49巻の紹介文でも「懸ける」の語が使われています。
紹介文に名前が出てくるのは千早と新で、手を伸ばした札の向こうに、かるたの神様の姿を見るかと問いかける形で書かれています。
運命戦と第247首|50巻
50巻が最終巻です。講談社の紹介文は、名人・クイーン戦ともに第5試合で、しかも運命戦になったと書いています。
最終回は第247首で、『BE・LOVE』2022年9月号(2022年8月1日発売)に本編80ページ超で掲載されました。 講談社は「大団円の最終回」として発表しています。
50巻の初出は『BE・LOVE』2022年8月号、9月号、12月号の3号分です。12月号にあたるのが番外編で、講談社の紹介文は「大学生になった千早に会える番外編も収録」と書いています。
映画.comは、この番外編「はなのいろは」を菫を主人公にした話と報じています。出どころが違う説明なので、両方を並べておきます。
作者の末次由紀さんは、最終回が載った日のnoteに「この旅は247首で終わりみたいです」と書いています。
結末そのものや、千早が誰を選んだかをめぐる評価はちはやふるの最終回で扱っています。

35巻から先は、首で場所を示すのが難しいところなんだ。
ただ名人・クイーン戦は第何試合かで進んでいくから、そこを目印にできる。
44巻が第一試合で、50巻が第五試合の最終盤だと覚えておくといいよ。
資料によって文言の表記が異なる5件
ちはやふる基金の公式ページと、検索で上位に出る名言まとめ記事の両方に載っているセリフが5件あります。この5件は、どれも文言の表記が食い違っていました。
どちらが正しいという判定はしていません。違っている箇所だけを並べます。
| 巻・首 | ちはやふる基金の表記 | 解説記事の表記 |
|---|---|---|
| 1巻 第四首 | どんなに好きでも かるたが強くても | どんなに強くても かるたが好きでも |
| 2巻 第七首 | 青春全部懸けても/言いなさい | 青春ぜんぶ懸けたって/いいなさい |
| 3巻 第十二首 | 努力し続けるやつ | 前に「かるたの天才より」が付き、努力し続けられるやつ |
| 9巻 第五十三首 | ルールの向こう側にある | ルールの向こうにある |
| 10巻 第五十六首 | この一文だけ | 前に別の一文が付く |
巻については5件とも一致しました。 食い違っているのは文言だけです。
1巻の第四首は、好きと強いが入れ替わっています。意味の重心が変わる違いなので、この記事では引用のたびに表記元を添えました。
この記事では、5件ともちはやふる基金の表記で引きました。作者が設立した一般社団法人の公式サイトで、ページに著作権表示が入っているためです。
もう1つ、話者の扱いにも差があります。基金のページは巻と首と文言だけを載せていて、誰の言葉かが書かれていません。
そのため基金のページだけを見ると、話者を取り違えやすくなります。この記事で話者を書けているのは、解説記事が場面と話者を添えているセリフだけです。
よくある質問
まとめ|ちはやふるの名言は「続ける」と「懸ける」に集まる
この記事で扱った23場面のうち、文言を引いたのは12件です。 続ける4件、懸ける5件、言葉3件に分かれました。
いちばん長く尾を引くのは懸ける側だと読めます。「懸ける」の語がそのまま出てくるのは2巻と6巻で、7巻から先は同じことを別の言葉で語る場面が続きます。
48巻の内容紹介にも「青春全部懸けて挑む、最終決戦開幕!!」とあり、基金の表記と同じ言い回しになっています。 作中のセリフではなく巻の紹介文です。
巻については、公式サイトと名言集で5件とも一致しました。食い違ったのは文言だけです。 この記事では12件すべてに、どちらの表記かを添えています。
その回を読み返すときは、早見表と巻・首の対応表が入口になります。 電子書籍の目次から、ページ数を数えずに開けます。

ちはやふるは巻をまたいで同じ言葉が返ってくる作品なんだ。
2巻で言われた言葉を、太一が6巻で自分に使っているよ。
気に入った言葉があったら、その前後の巻も開いてみてほしいな。

読み返すなら、1巻の第三首から開くと、同じ言葉が巻をまたいで返ってくるのを追えるんだ。
電子で1巻から開く道と、全50巻を紙で揃える道を下に並べたから、合うほうを見てみて。
調査メモ
文言には留保があります。この記事の12件は、ちはやふる基金と名言をまとめた解説記事の記載によるもので、紙面で1字ずつ確かめたわけではありません。
巻の収録範囲は一次資料で確認しましたが、首と文言は資料の記載のままです。 表記が食い違った5件は、作者が設立した基金の表記を採りました。
最終章の44巻から50巻は、講談社が各巻の製品詳細ページに書いた内容紹介だけを材料にしています。解説記事の名言は43巻までで、44巻以降のセリフは載っていなかったためです。紹介文にない勝敗の数え上げや決着は書いていません。
話者についても同じです。基金のページには話者名がないため、2件は話者を書けないまま出しています。伏せるより、書かれていないと明記するほうを選びました。
参考資料
- ちはやふる基金「『ちはやふる』名シーン紹介」※7場面の文言と巻・首の根拠
- ちはやふる基金「ちはやふる基金とは」※基金の法人格と、作者・末次由紀が設立したことの根拠
- 講談社「『ちはやふる(1)』(末次 由紀)」※1巻の目次(第一首〜第五首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(2)』(末次 由紀)」※2巻の目次(第六首〜第十一首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(3)』(末次 由紀)」※3巻の目次(第十二首〜第十七首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(6)』(末次 由紀)」※6巻の目次(第三十首〜第三十五首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(7)』(末次 由紀)」※7巻の目次(第三十六首〜第四十一首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(9)』(末次 由紀)」※9巻の目次(第四十八首〜第五十三首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(10)』(末次 由紀)」※10巻の目次(第五十四首〜第五十八首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(11)』(末次 由紀)」※11巻の目次(第五十九首〜第六十三首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(17)』(末次 由紀)」※17巻の目次(第八十九首〜第九十三首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(18)』(末次 由紀)」※18巻の目次(第九十四首〜第九十八首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(23)』(末次 由紀)」※23巻の目次(第一一九首〜第一二三首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(26)』(末次 由紀)」※26巻の目次(第一三四首〜第一三八首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(27)』(末次 由紀)」※27巻の目次(第一三九首〜第一四三首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(29)』(末次 由紀)」※29巻の目次(第一四九首〜第一五三首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(34)』(末次 由紀)」※目次を確認できた最後の巻(第一七四首〜第一七八首)の根拠
- 講談社「『ちはやふる(44)』(末次 由紀)」※44巻の内容紹介・発売日・初出号の根拠
- 講談社「『ちはやふる(45)』(末次 由紀)」※45巻の内容紹介・発売日・初出号の根拠
- 講談社「『ちはやふる(46)』(末次 由紀)」※46巻の内容紹介・発売日・初出号の根拠
- 講談社「『ちはやふる(47)』(末次 由紀)」※47巻の内容紹介・発売日・初出号の根拠
- 講談社「『ちはやふる(48)』(末次 由紀)」※48巻の内容紹介と「青春全部懸けて挑む、最終決戦開幕」の根拠
- 講談社「『ちはやふる(49)』(末次 由紀)」※49巻の内容紹介と初出号の根拠
- 講談社「『ちはやふる(50)』(末次 由紀)」※50巻の内容紹介(運命戦)・初出3号・番外編の記述の根拠
- 講談社「『ちはやふる』既刊・関連作品一覧」※各巻の製品ページURLの取得元
- PR TIMES(株式会社講談社)「累計部数2700万超、競技かるたをめぐる青春漫画の金字塔『ちはやふる』、8月1日発売の「BE・LOVE」9月号にて大団円の最終回!!」※第247首・掲載号・80ページ超・大団円の根拠
- note(末次由紀)「最終回のちはやふる」※作者本人が247首で完結と書いたことの根拠
- 映画.com「「ちはやふる」最終回のその後を描く番外編が「BE・LOVE」12月号掲載 最終巻の特装版も発売決定」※番外編「はなのいろは」の主人公と掲載号の根拠
- 名著入門.com「【2023年版】マンガ『ちはやふる』の心に響く名言まとめ【勉強にも】」※6件のセリフの文言、11件の話者、17・23・26巻の場面説明の根拠


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