PR本記事にはアフィリエイト広告を含みます(広告について)。
ヒロアカの名言は、言葉をかけられた人物が、後の巻では言う側に回っていく形になっています。 その起点は、1巻のいちばん最初にオールマイトがデクへ言った一言です。
- 全42巻
2024年8月に本誌で完結 - 9個
この記事で引用する名言 - 1巻〜14巻
引用した9個が収まる範囲
※この記事には『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)の重大なネタバレが含まれます。最終42巻の収録話タイトルにも触れます。各項目に何巻・第何話かを書いていますので、未読の巻は飛ばしてお読みください。会話に登場する全巻くんはこの記事の案内役のキャラクターです。

名言を探すと、何巻のセリフなのかまでは分からないことが多いですね。
ヒロアカの名言は、どこから見ていくのがいいですか。

名場面を数える読み方より、言葉をかけられた人が次に誰へ言うかを追う読み方のほうが向いているよ。
起点は1巻のオールマイトの一言。
下の早見表の巻と話を見ながら、読み終えた巻のぶんだけ拾っていこう。

1巻のオールマイトとの出会いは、アニメなら第1期の最初の2話にあたるんだ。
早見表の名言を、声つきで聞き直せるよ。
第1期からFINAL SEASONまで続けて見られるサービスを下に置いたから、第3話から続けてみて。
【結論】ヒロアカの名言は3系統に分けられる
ヒロアカの名言は、言葉が向かう先で3つに分けられます。
- 受け継がれる言葉(オールマイトの言葉。最終42巻まで残る)
- 自分の在り方を言い切る言葉(爆豪勝己に多い)
- 相手の背中を押す言葉(デクから轟へ、轟から飯田天哉へ)
1つ目では、2巻でオールマイトが言った言葉は、最終42巻の収録話タイトルとして残っています。
2つ目は自分に向けて言い切る言葉、3つ目は相手に向けて差し出す言葉で、対になっています。
ヒロアカの名言早見表【巻・話つき】
この記事で引用する9個を、巻の順に並べました。
| 名言(書き出し) | 巻・話 | 誰の言葉 | 場面 | どんな言葉か |
|---|---|---|---|---|
| 君はヒーロー… | 1巻 No.1 | オールマイト | オールマイトとの出会い | 一度は否定した相手を認め直す |
| 「頑張れ!!」って感じの… | 2巻 No.8 | 緑谷出久 | 対人戦闘訓練 | 見下される呼び名を引き受け直す |
| 俺はここで一番に… | 2巻 No.11 | 爆豪勝己 | 訓練でデクに敗れた直後 | 負けた直後に次の勝ちを言い切る |
| もう大丈夫… | 2巻 No.17 | オールマイト | USJ襲撃 | 戦う前に恐怖を終わらせる |
| 君の! 力じゃ… | 5巻 No.39 | 緑谷出久 | 体育祭・轟との対決 | 対戦相手を有利にしてでも認める |
| やめて欲しけりゃ… | 6巻 No.53 | 轟焦凍 | 飯田天哉との対話 | 慰めず、自分で立つことを求める |
| ヒーローは!!命を賭して… | 9巻 No.75 | 緑谷出久 | 林間合宿・マスキュラー戦 | きれいごとと知ったうえで言い切る |
| 俺はオールマイトが… | 10巻 No.85 | 爆豪勝己 | 死柄木弔からの勧誘 | 憧れを断る理由にする |
| 救けて勝つ… | 14巻 No.120 | オールマイト | デクと爆豪の決闘の後 | ヒーローの定義を短く示す |
物語の転換点で生まれた名言
話の向きが変わった場面は、次の3つです。
- デクとオールマイトの出会い(1巻 No.1)
- USJに現れるオールマイト(2巻 No.17)
- 体育祭でのデクと轟の対決(5巻 No.39)
1巻でオールマイトに認められたデクが、5巻では轟を認める側に回ります。
デクとオールマイトの出会い(1巻 No.1)
第1話です。個性が発現しない体で生まれた緑谷出久が、憧れていたオールマイト本人に、無個性でもヒーローになれるかと尋ねます。オールマイトは一度、なれないと答えます。
その後、デクが敵に襲われる爆豪のもとへ走り出す姿を見て、オールマイトは言い直します。
この一言が効くのは、直前に同じ人物が反対のことを言っているからです。オールマイトの答えを変えたのは、個性の無いデクが、敵に捕まった爆豪を救けに走り出したことでした。
USJに現れるオールマイト(2巻 No.17)
2巻に収録されたNo.17です。演習施設USJが敵に襲われ、生徒たちが追い詰められたところへオールマイトが到着します。
もう大丈夫 私が来た!
「大丈夫」が先に来て、名乗りが後に来ます。 敵と戦う前に、まず生徒たちの恐怖を終わらせる一言です。
体育祭でのデクと轟の対決(5巻 No.39)
5巻のNo.39です。轟焦凍は、炎の力を使わずに戦っていました。半分の力しか使わない相手に、デクが向かっていきます。
君の! 力じゃないか!!
対戦相手を有利にする発言で、勝負としては損をしています。1巻No.1でオールマイトがデクにしたのと同じく、相手の持っているものを認める言葉です。
認められる側だったデクが、誰かを認める側に回った場面です。
キャラ別に見るヒロアカの名言
キャラごとに見ると、次の4人です。
- 爆豪勝己の名言
- オールマイトの名言
- 緑谷出久(デク)の名言
- 轟焦凍の名言
爆豪勝己の言葉は自分に向き、轟焦凍と5巻のデクの言葉は相手に向いています。
爆豪勝己の名言
爆豪勝己の言葉は自分に向いています。宣言してから、その通りになるまで動く形です。
2巻のNo.11は、対人戦闘訓練でデクに敗れた直後の場面です。負けた直後に出た宣言です。
俺はここで一番になってやる!!!
負けた直後なのに、次は勝つと言い切っています。
10巻のNo.85では、敵側から勧誘を受けます。爆豪はそれを断るのですが、断る理由の出し方が独特です。
俺はオールマイトが勝つ姿に憧れた
断る理由に挙げたのは憧れでした。デクがヒーローを目指したのと同じ理由を、性格の正反対な爆豪も持っていたことになります。
オールマイトの名言
オールマイトの言葉は、聞いた相手の行動を変える言葉です。前の章で扱った1巻No.1と2巻No.17がその例です。
14巻のNo.120は、デクと爆豪が二人だけで拳を交えた後の場面です。オールマイトが二人に向けて、ヒーローの定義を短く言い切ります。
「救けて勝つ」と「勝って救ける」で、同じ二つの言葉の順番だけを入れ替えています。どちらか一方だけではヒーローにならない、という定義です。
緑谷出久(デク)の名言
デクの言葉には、自分に向けたものと、相手に向けたものの両方があります。
2巻のNo.8は、見下される呼び名だった「デク」の意味を、自分で上書きする場面です。
“「頑張れ!!」って感じのデク”だ!!
呼び名そのものを変えるのではなく、意味だけを変えています。与えられた条件を受け入れたうえで中身を入れ替えるという、この人物のやり方がここで出ています。
9巻のNo.75は、林間合宿でマスキュラーと向き合う場面です。
ヒーローは!!命を賭してキレイ事実践するお仕事だ!
きれいごとだと分かったうえで、それをやるのが仕事だと言い切っています。
5巻No.39で轟に向けた言葉は、前の章の「体育祭でのデクと轟の対決」で引いています。
轟焦凍の名言
6巻のNo.53は、ステインへの憎しみに囚われた飯田天哉に向けた言葉です。5巻No.39でデクに言葉をかけられた轟が、ここでは言う側に回っています。
やめて欲しけりゃ立て!!!
慰めずに、相手が自分で立つことを求めています。
キャラクターの実力が作中でどう示されたかは、強さランキングの記事に図と表でまとめています。

最終42巻へ|2巻の言葉が話のタイトルに残った
最終42巻に収められた9話のタイトルは次のとおりです。
| 話数 | サブタイトル |
|---|---|
| No.423 | OFA vs AFO |
| No.424 | エピローグ |
| No.425 | 季節外れの |
| No.426 | 地獄の轟くん家・FINAL |
| No.427 | 死柄木弔とはなんだったのか |
| No.428 | 笑顔が好きな女の子 |
| No.429 | 私が来た! |
| No.430 | 僕のヒーローアカデミア |
| No.431 | More |
このうちNo.431「More」は、単行本のための描き下ろしです。本誌での連載は2024年8月5日発売号のNo.430で完結し、最終42巻は同年12月4日に発売されました。連載の完結と最終巻の発売は4か月ずれています。
No.429のタイトルは「私が来た!」です。 2巻No.17で、オールマイトがUSJに現れたときの言葉と同じです。
そしてNo.430のタイトルは「僕のヒーローアカデミア」です。作品名がそのまま最終話のタイトルに置かれています。
No.423の「OFA vs AFO」は略号です。OFAはワン・フォー・オールで、デクが受け継いだ個性を指します。AFOはオール・フォー・ワンで、敵とその個性を指します。 名前の並びが似ているだけで、まったく別のものです。
最終回の結末と、その評価については、こちらの記事で検証しています。

ヒロアカの名言が何巻何話かを確かめる方法
名言を紹介する記事の中には、同じセリフに違う話数を書いているものがあります。あるまとめサイトでは、オールマイトの同じひと言が399話・401話・402話の3か所に別々に載っていました。
集英社の商品ページには、各巻に収録された話数とサブタイトルの一覧が載っています。
通常版の商品ページには、古い巻の目次が載っていません。
目次が載っているのは「カラー版」の商品ページです。 カラー版の巻数は通常版と同じ区切りで、たとえばカラー版2巻はNo.8からNo.17までを収録しています。
この方法で確かめられるのは、その話が何巻に入っているかまでです。セリフの文言そのものは載っていません。 そこは作品本体に当たるしかありません。
よくある質問
まとめ|ヒロアカの名言
ヒロアカの名言は、受け渡される言葉として読むと形が見えてきます。 1巻第1話でオールマイトに認められたデクが5巻で轟を認め、その轟が6巻で飯田天哉に立つことを求めます。
爆豪勝己の言葉は、2巻で敗れた直後の宣言も、10巻で勧誘を断る言葉も、自分の在り方を言い切る形です。
最終42巻の第429話には「私が来た!」というサブタイトルが置かれています。未読の巻がある方は、各項目の巻数を見ながら、読み終えたところまでを拾ってお読みください。

9個のうち、どこから読み返すのがいいでしょうか。

1巻No.1を読んだら、そのまま5巻No.39と6巻No.53を続けて読んでみて。
認められた側が、次は認める側に回るのが3話で追えるよ。

9つの名言は1巻から14巻に収まっていて、受け渡された言葉の行き着く先が最終42巻なんだ。
1巻の第1話の場面はアニメなら第1期にあって、名言を声で聞き直せるよ。
アニメで見返す道と、全42巻を揃える道を下に並べたから、合うほうを見てみて。
調査メモ
いちばん時間がかかったのは、巻数の照合でした。
途中で自分の思い込みを直した場面もあります。カラー版1巻が第1話から第7話までだったので、2巻も同じ7話刻みだと思い込み、2巻に第17話が入っているという記述は間違いではないかと疑いました。
実際に開いてみると、2巻は第8話から第17話までで、疑ったこちらが誤っていました。
巻と話は集英社の目次で照合し、セリフの文言はアニメイトタイムズの名言記事に載っている形で引きました。最終42巻はセリフを引かず、集英社の目次にある話のタイトルだけを載せています。
参考資料
- 集英社「僕のヒーローアカデミア 42」※最終42巻の収録話・発売日・ページ数の根拠
- 集英社「僕のヒーローアカデミア カラー版 2」※2巻がNo.8からNo.17までである根拠
- 集英社「僕のヒーローアカデミア カラー版 14」※14巻がNo.119からNo.128までである根拠
- アニメイトタイムズ「『ヒロアカ』名言・名台詞・名シーン集」※引用したセリフの文言と場面の根拠
- コミックナタリー「「僕のヒーローアカデミア」完結!ファンブックと初の画集発売、原画展開催が決定」※2024年8月5日発売号での完結の根拠
- マイナビニュース「『ヒロアカ』の名言ランキング! 短いけど頑張れる名セリフが勢揃い」※FAQで触れたアンケート調査の順位・実施時期・回答者数の根拠


コメント