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アニメ『地獄楽』第1期の名セリフを投票で選んだ結果が、公式サイトに載っています。1位は戦いの場面の言葉ではなく、画眉丸が妻・結の傷について語った一言でした。
地獄楽の名言は、「生きて帰る」「強さと生き方」「別れ際」の3つの系統に分けられます。 最終13巻まで続くのは画眉丸の「生きて帰る」で、1巻 第1話の言葉と第127話の場面がつながって読めます。
セリフはアニメの話数だけ、または原作の話数だけで紹介されることが多く、単行本の何巻を開けばよいかが分かりにくい作品です。そこで公式の名セリフ投票から13のセリフを選び、原作の巻・話とアニメの話数を並べました。
文言は公式サイトの掲載どおりで、アニメ版の表記です。アニメになっていない最終13巻の2つの場面は、言葉を引かずに場面だけを書いています。
- 全13巻
2021年1月に完結 - 13個
公式の名セリフ投票から選んだ言葉 - 13個すべて
原作の巻とアニメ話数を明記
※この記事には『地獄楽』原作の最終13巻までの重大なネタバレが含まれます。「最終回の名言」の章は第124話と第127話に触れますので、未読の方は手前で止めてお読みください。会話に登場する全巻くんはこの記事の案内役のキャラクターです。

アニメで聞いたセリフを単行本で読み返そうとして、何巻を開けばいいのか分からなくなりました。
全13巻と短めの作品ですが、アニメの第1期は原作のどこまでを描いているんでしょうか。

第1期の13話は、原作でいうと1巻から5巻の終わり近くまでなんだ。
原作で読み返すときは、表の巻の数字を目印にしてみて。
最終13巻の場面は、第2期まで見た人もまだアニメでは見ていないところだよ。

第1話の『必ず生きて帰る』は、処刑の場で画眉丸が初めて本音を口にする場面なんだ。
第1期と第2期を同じところで続けて見られるサービスがあるよ。
下にまとめたから、第1話の画眉丸の言葉から入ってみて。
【結論】地獄楽の名言は3系統|生きて帰る・強さと生き方・別れ際
地獄楽のセリフは、島へ渡った死罪人と打ち首執行人が、何のために生きて帰るのかを言い合う形で積み上がっていきます。
- 「生きて帰る」の言葉(画眉丸「必ず生きて帰る…」・杠ほか)
- 強さと生き方を言い切る言葉(佐切「それは弱さじゃない。」・亜左兄弟・士遠ほか)
- 別れ際の言葉(典坐「オレが死んでも…」・仙汰・杠)
1つ目は、画眉丸が1巻 第1話で口にする「必ず生きて帰る」が起点です。同じ願いを、杠は2巻 第8話で理由の要らないものとして言い直します。
2つ目は「弱さ」と「強さ」、そして自分の生き方を言い切る言葉です。佐切は1巻 第5話で弱さを強さの種と呼び、桐馬は2巻 第9話で、兄の強さを変わり続けることだと言います。
3つ目は、典坐・仙汰の最期の場面の言葉です。見送る側や守る側が口にした言葉が多く残っています。
地獄楽の名言・名セリフ早見表【原作の巻・話とアニメ話数つき】
公式サイトの投票結果に載る41のセリフから、13を選びました。アニメ第1期の話数から探すなら第1話から第13話、単行本で探すなら1巻から5巻を開けば見つかります。 セリフを押すと、その解説へ飛べます。
スマホでは表を横にスクロールできます →
| # | セリフ(アニメ版の表記)・場面 | キャラ | 原作の巻・話 | アニメ | 系統 | 名言と言われる理由 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 必ず生きて帰る…君のために…! | 画眉丸 | 1巻 第1話 | 第1話「死罪人と執行人」 | 生きて帰る | 帰る相手を「君」と名指しし、物語の目的を1文で言い切っている |
| 2 | 妻と生きると決めたんだ。この役目より長い長い人生を。 | 画眉丸 | 2巻(第10〜13話) | 第5話「侍と女」 | 生きて帰る | 島での役目と、その先の暮らしの長さを並べて比べている |
| 3 | ただ生きて帰りたいってことに理由が必要? | 杠 | 2巻 第8話 | 第4話「地獄と極楽」 | 生きて帰る | 帰る理由を問われて、問いそのものを問い返している |
| 4 | ワシは大きな傷を持つ女性を知っているが、その女性(ひと)は誰より美しい。 | 画眉丸 | 3巻 第22話 | 第7話「花と贄」 | 生きて帰る | 体の傷を気にするメイに、結の話をそのまま渡している |
| 5 | それは弱さじゃない。強さの種よ。 | 山田浅ェ門佐切 | 1巻 第5話 | 第3話「弱さと強さ」 | 強さ | 弱さと呼ばれたものを、捨てずに強さの側へ置き直している |
| 6 | ただ…自分の生き方くらい自分で決めたい…。 | 山田浅ェ門佐切 | 2巻 第12話 | 第5話「侍と女」 | 強さ | 女には務まらないと言われた佐切が、願いを「くらい」と小さく言っている |
| 7 | オレの主君はオレだっ!オレの神もオレだ! | 亜左弔兵衛 | 2巻 第9話 | 第4話「地獄と極楽」 | 強さ | 従う相手と信じる相手を、2つとも自分に置き換えている |
| 8 | 強さとは変化する事。(後略) | 山田浅ェ門桐馬 | 2巻 第9話 | 第4話「地獄と極楽」 | 強さ | 兄の言葉と同じ回で、強さを「変わること」と定義し直している |
| 9 | なんだぁやっぱ殺せるじゃん。 | 亜左弔兵衛 | 4巻 第31話 | 第11話「弱イと強イ」 | 強さ | 勝てると分かった瞬間を、驚きでなく軽い確認の口ぶりで言っている |
| 10 | お前達が不死者なら教えてやろう。命の儚さ、重さ、恐ろしさを。 | 山田浅ェ門士遠 | 5巻(第41〜43話) | 第13話「夢と現(うつつ)」 | 強さ | 不死の相手に、死ぬ側が命を「教える」という逆さの形になっている |
| 11 | オレが死んでも二人は逃がす! | 山田浅ェ門典坐 | 3巻(第19〜21話) | 第8話「弟子と師」 | 別れ際 | 自分が助かる道を先に捨て、守る2人だけを言葉に残している |
| 12 | 自分に嘘をつき続けてきた僕には、他人にしか嘘をつかない彼女の姿が、自由で眩しくて…胸が詰まるほど羨ましいんだ。 | 山田浅ェ門仙汰 | 5巻 第40話 | 第12話「傘と墨」 | 別れ際 | 「嘘」を自分と杠の両方に当てて、違いを1文で言い分けている |
| 13 | 最後くらい正直に…好きな事だけ考えてればいい。 | 杠 | 5巻 第43話 | 第13話「夢と現(うつつ)」 | 別れ際 | 5巻 第40話の仙汰の「嘘」の言葉に、杠が「正直に」で返す形に読める |
| 14 | 〔場面〕ためらった理由を問われた画眉丸が、蓮に答える | 画眉丸 | 13巻 第124話 | 第2期までに放送なし | 生きて帰る | 妻を思ったことを、敵の天仙にそのまま打ち明けている |
| 15 | 〔場面〕結の家で、画眉丸が眠ったまま起きない | 画眉丸 | 13巻 第127話 | 第2期までに放送なし | 生きて帰る | 1巻 第1話の「必ず生きて帰る」が、眠る姿で終わると読める |
表の1番から13番の文言は公式サイトに載るアニメ版の表記なので、原作の字句と細部が違う場合があります。
第2期(第14〜25話)は公式の名セリフのまとめが無いため、表に入れていません。

アニメ第4話の言葉が原作の第8話と第9話に、第5話の言葉が第12話にと、話数がずれていきますね。
アニメの1話は、原作の何話分くらいにあたるんですか。

第1話と第2話は原作1話ずつで、第3話からは1話で原作3〜7話分進むんだ。
だから原作で読み返すなら、アニメの話数よりも表の巻を目安にしてみて。
13番の杠の言葉は、5巻のなかで12番の仙汰の言葉の3話あとに来るよ。
「生きて帰る」画眉丸と杠の名言|1巻 第1話から3巻 第22話
「生きて帰る」の系統は、次の4つの言葉でできています。
- 画眉丸「必ず生きて帰る…」|1巻 第1話
- 画眉丸「妻と生きると決めたんだ」|2巻
- 杠「ただ生きて帰りたいってことに…」|2巻 第8話
- 画眉丸「ワシは大きな傷を持つ女性を…」|3巻 第22話
4つとも「何のために帰るのか」を言う言葉で、答えは結(画眉丸)と、理由は要らない(杠)の2つに分かれます。
画眉丸「必ず生きて帰る…」|1巻 第1話
必ず生きて帰る…君のために…!
佐切は画眉丸に、島から不老不死の仙薬を持ち帰れば無罪放免になるという幕府の書状を見せます。島へ渡る話は、ここから始まります。
画眉丸「妻と生きると決めたんだ」|2巻
妻と生きると決めたんだ。この役目より長い長い人生を。
アニメ第5話は、佐切が同じ山田浅ェ門の源嗣に島から帰れと迫られる回でもあります。画眉丸の言葉と佐切の言葉(強さの章の6番)が同じ回に並んでいます。
杠「ただ生きて帰りたいってことに…」|2巻 第8話
ただ生きて帰りたいってことに理由が必要?
画眉丸「ワシは大きな傷を持つ女性を…」|3巻 第22話
ワシは大きな傷を持つ女性を知っているが、その女性(ひと)は誰より美しい。
この場面のあと、メイは画眉丸に近づき、行動をともにするようになります。
強さと生き方を言い切る佐切・亜左兄弟・士遠の名言
この系統は、次の6つの言葉です。
- 山田浅ェ門佐切「それは弱さじゃない。」|1巻 第5話
- 山田浅ェ門佐切「自分の生き方くらい…」|2巻 第12話
- 亜左弔兵衛「オレの主君はオレだっ!」|2巻 第9話
- 山田浅ェ門桐馬「強さとは変化する事」|2巻 第9話
- 亜左弔兵衛「なんだぁやっぱ殺せるじゃん」|4巻 第31話
- 山田浅ェ門士遠「お前達が不死者なら…」|5巻
佐切は弱さを抱えたままの強さを、桐馬は兄の変わり続ける強さを言葉にします。 5巻の士遠の言葉は、死なない相手に向けた強さの言葉です。
佐切「それは弱さじゃない。」|1巻 第5話
それは弱さじゃない。強さの種よ。
佐切「自分の生き方くらい…」|2巻 第12話
ただ…自分の生き方くらい自分で決めたい…。
このあと原作の第13話で、源嗣は佐切の覚悟を認めて自分の刀を渡します。
弔兵衛「オレの主君はオレだっ!」|2巻 第9話
オレの主君はオレだっ!オレの神もオレだ!
桐馬「強さとは変化する事」|2巻 第9話
強さとは変化する事。(後略)
弔兵衛「なんだぁやっぱ殺せるじゃん」|4巻 第31話
なんだぁやっぱ殺せるじゃん。
士遠「お前達が不死者なら…」|5巻
お前達が不死者なら教えてやろう。命の儚さ、重さ、恐ろしさを。
別れ際の名言|典坐・仙汰・杠
別れ際の系統は、次の3つの言葉です。誰が何巻の何話で退場したかの一覧は、地獄楽の死亡キャラ一覧にまとめています。
- 山田浅ェ門典坐「オレが死んでも二人は逃がす!」|3巻
- 山田浅ェ門仙汰「自分に嘘をつき続けてきた僕には…」|5巻 第40話
- 杠「最後くらい正直に…」|5巻 第43話
3つとも、典坐と仙汰の最期とその前後に、そばにいる相手へ向けた言葉です。
典坐「オレが死んでも二人は逃がす!」|3巻
オレが死んでも二人は逃がす!
仙汰「自分に嘘をつき続けてきた僕には…」|5巻 第40話
自分に嘘をつき続けてきた僕には、他人にしか嘘をつかない彼女の姿が、自由で眩しくて…胸が詰まるほど羨ましいんだ。
杠「最後くらい正直に…」|5巻 第43話
最後くらい正直に…好きな事だけ考えてればいい。

ここまでは5巻までの言葉でしたね。
次の章は最終巻だと聞いたのですが、アニメだけ見ている人はここで止めたほうがいいですか。

次の章は13巻の第124話と最終話の第127話で、アニメになっていないところなんだ。
早見表の14番と15番の場面を、中身まで書いているよ。
自分で13巻まで読むつもりなら、ここでいったん閉じてね。
最終回の名言|13巻 第124話の画眉丸の返答と第127話の眠り
最終13巻の言葉は、次の2つの場面です。どちらも、1巻・2巻の言葉と並べると結びつきが見えます。
- 画眉丸が蓮に返した答え|13巻 第124話
- 結の家で眠る画眉丸|13巻 第127話
2つとも、画眉丸が島で何度も口にした結のことが、最後の場面の中心にあります。
画眉丸が蓮に返した答え|13巻 第124話
最終決戦で、画眉丸は天仙の蓮(リエン)が守ろうとしていた徐福の体を壊す場面で、一瞬ためらっていました。蓮はその理由を画眉丸に問います。
決着の経緯と、そこに向けられた評価は地獄楽の最終回の記事で扱っています。
結の家で眠る画眉丸|13巻 第127話
最終話は、島から戻った人たちのその後を順に描く回です。佐切は杠と旅をする途中、結の家を訪ねます。画眉丸は眠っていて、しばらく起きそうにありません。
最終話の最後は、数百年後の世界で暮らすメイと桂花(グイファ)の場面です。
名言から読み解く地獄楽のテーマ
ここまでの言葉を並べると、2つの傾向が見えてきます。
1つ目は、強さの言葉の多くが誰かへの返事として出てくることです。佐切の「強さの種」は画眉丸への返事で、4巻 第34話で画眉丸に返ってきます。桐馬の「強さとは変化する事」も、兄を見ての言葉です。
2つ目は、「嘘」と「正直」の言葉が、死にゆく人と見送る人の間で受け渡されることです。仙汰の5巻 第40話の言葉に杠が第43話で返し、13巻では画眉丸が蓮に、結を思ったと正直に答えます。
どちらも、言葉が1人で完結せず、別の巻で誰かに受け取られていく形です。これは作者の意図として確かめたものではなく、巻と話を並べたときに筆者にはそう読める、という読み方です。
よくある質問
まとめ|地獄楽の名言は「生きて帰る」の言葉が最終話まで続く
地獄楽の名言は「生きて帰る」「強さと生き方」「別れ際」の3系統で、表の13のセリフはすべて原作の1巻から5巻に入っています。
最終13巻の結末そのものは、地獄楽の最終回の記事で追えます。
アニメで聞いたセリフを読み返すなら1巻から5巻、アニメになっていない最後の言葉を読むなら13巻が目安です。

最終話を知ってから第1話を見直すと、『必ず生きて帰る』が違って聞こえるんだ。
13のセリフは、原作でいえば5巻までの範囲だよ。
アニメで聞き直す道と、全13巻を紙で揃える道を下に並べたから、合うほうを見てみて。
参考資料
- 「地獄楽」公式サイト「あなたが選ぶアニメ『#地獄楽』第一期名セリフ 結果発表」※13のセリフの文言・話者・アニメの話数と題、投票の順位の根拠
- 集英社「地獄楽 1/賀来ゆうじ」※1巻の収録話(第1〜6話)の根拠
- 集英社「地獄楽 5/賀来ゆうじ」※5巻の収録話(第37〜46話)の根拠
- 集英社「地獄楽 13/賀来ゆうじ」※最終13巻の収録話(第117〜127話)の根拠
- Jigokuraku Wiki(Fandom)「Episode 1」※アニメ各話が原作のどの話を描いたかの根拠
- Jigokuraku Wiki(Fandom)「Chapter 124」※13巻 第124話の場面の根拠
- Jigokuraku Wiki(Fandom)「Chapter 127」※最終話の場面の根拠


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