ヒカルの碁の名言まとめ|16のセリフを巻・局と題つきで、最終話 第189局まで

ヒカルの碁の名言まとめ|16のセリフを巻・局と題つきで、最終話 第189局まで 名言

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テレビアニメ『ヒカルの碁』全75話を見終えてから名言を探すと、初めて目にする言葉に行き当たります。全75話は原作17巻の第148局までで、北斗杯編の本戦と最終話はアニメ本編に無いためです。

ヒカルの碁の名言は、「神の一手と千年」「勝負とライバル」「プロの道」「佐為との別れ」の4つの系統に分けられます。 読者投票でいちばん票を集めたのは、17巻 第140局で桑原本因坊が語る「等しく才たけた者が2人要る」の言葉です。

何巻の何局かが分からないと、読み返す巻が決まりません。この記事の16のセリフは、巻・局と局の題で引けます。アニメの話数は確かめられた回だけ添えています。

  • 全23巻
    最終巻は2003年9月発売
  • 16個
    この記事で取り上げる言葉
  • 41局
    アニメのあとに続く原作の局

※この記事には『ヒカルの碁』原作の最終23巻・第189局までの重大なネタバレが含まれます。15巻で佐為が消える場面と、最終回の章はとくに結末に触れます。会話に登場する全巻くんはこの記事の案内役のキャラクターです。

シラベエ
シラベエ

名言を集めてみたら、アニメの範囲にあるセリフと原作にしか無いセリフが混ざっていて戸惑いました。

アニメの最終話のあと、原作ではどれくらい話が続くんですか。

全巻くん
全巻くん

テレビアニメの最終話『なつかしい笑顔』は、原作17巻の最後の局と同じ題なんだ。

原作はそこから18巻の番外編をはさんで、19巻の第149局から北斗杯編が始まるよ。

最終話の第189局までが、最後の23巻に収まっているね。

全巻くん
全巻くん

アニメ第70話『佐為がいた…』は、伊角さんとの一局でヒカルが佐為を見つける回なんだ。

全75話とスペシャルを同じところで続けて見られるサービスがあるよ。

下にまとめたから、聞き直したい回から入ってみて。

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この記事を書いた人
あのまん

小学生のころから漫画を読み、読んできた作品は300を超えました。いちばん好きなのはあだち充さんの『ナイン』。完結・打ち切りになった漫画の最終回が何巻の何話で、どう描かれたのかを、出版社や公式の情報で確かめてまとめています。

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  1. 【結論】ヒカルの碁の名言は4系統|神の一手・勝負・プロの道・佐為との別れ
  2. ヒカルの碁の名言一覧【早見表・巻・局とアニメ話数つき】
  3. 「神の一手」と千年の名言|佐為・ヒカル・桑原本因坊
    1. 佐為「なぜなら私はまだ…」|1巻 第1局
    2. ヒカル「千年」|8巻 第62局
    3. 佐為「神は この一局をヒカルに見せるため…」|14巻 第116局
    4. 桑原本因坊「1人の天才だけでは名局は生まれんのじゃ」|17巻 第140局
  4. 勝負とライバルの名言|ヒカル・岸本・倉田・アキラ
    1. ヒカル「笑ったな…」|3巻 第25局
    2. 岸本「いずれとはいつのことだ」|5巻 第40局
    3. ヒカル「昨日1日で強くなったよ」|7巻 第60局
    4. 倉田「自分にとって本当に怖い奴は…」|12巻 第104局
    5. アキラ「キミは ボクの…」|17巻 第146局
    6. ヒカル「ここにいるオレしかいない!」|22巻 第179局
  5. プロの道の名言|伊角・本田(10巻から20巻)
    1. 伊角「オレの碁がオレをささえている」|10巻 第85局
    2. 伊角「目標だけどゴールじゃない」|16巻 第139局
    3. 本田「プロの道は長い」|20巻 第158局
  6. 佐為との別れの名言|15巻 第124局から16巻 第139局
    1. 佐為「私の役目は終わった」|15巻 第124局
    2. ヒカル「…こんな所にいた」|16巻 第139局
  7. 最終回の名言|23巻 第189局「あなたに呼びかけている」
    1. ヒカル「遠い過去と 遠い未来をつなげるために」|23巻 第189局
    2. 楊海が、ヒカルの答えを受けて話す|23巻 第189局
  8. 名言から読み解くヒカルの碁のテーマ
  9. よくある質問
  10. まとめ|ヒカルの碁の名言は「神の一手」から「遠い過去と遠い未来」へ
  11. 参考資料

【結論】ヒカルの碁の名言は4系統|神の一手・勝負・プロの道・佐為との別れ

ヒカルの碁のセリフは、千年前の棋士・藤原佐為が碁盤から現れる1巻 第1局から、ヒカルが永夏に答える23巻 第189局まで、碁を打つ理由を言い合う形で積み上がります。

名言の系統
  • 神の一手と千年の言葉(佐為・ヒカル・桑原本因坊)|1巻〜17巻
  • 勝負とライバルの言葉(ヒカル・岸本・倉田・アキラ)|3巻〜22巻
  • プロの道の言葉(伊角・本田)|10巻〜20巻
  • 佐為との別れの言葉(佐為・ヒカル)|15巻〜16巻

最終23巻の第189局の2つの場面は、4系統が重なる場面として表の最後に「最終回」と置きます。

1つ目は、佐為が第1局で口にする「神の一手」が起点です。この言葉は17巻 第140局で、桑原本因坊が、2人揃ってはじめて神の一手に近づくと語る場面に重ねて読めます。

2つ目は中学の大会から北斗杯までの勝負の言葉、3つ目はプロ試験とその先を語る言葉です。追う側と追われる側、プロ試験に落ちた側と受かった側の両方から出てきます。

4つ目は15巻 第124局で佐為が消える前後の言葉で、16巻 第139局で一区切りがつきます。

ヒカルの碁の名言一覧【早見表・巻・局とアニメ話数つき】

単行本で読み返すなら、17行のうち13行は1巻から17巻に入っています。 テレビアニメ全75話に無いのは10番・13番・16番・17番の4行です。セリフを押すと、その解説へ飛べます。

スマホでは表を横にスクロールできます →

#セリフ・場面キャラ原作の巻・局・題アニメ系統名言と言われる理由
1なぜなら私はまだ…神の一手を極めていない藤原佐為1巻 第1局「棋聖降臨」—神の一手碁を打ちたい理由を、まだ届いていないものの名前で答えている
2千年進藤ヒカル8巻 第62局「私が打っても?」第30話神の一手碁歴を問われた答えに、佐為の過ごした時間をそのまま使っている
3神は この一局をヒカルに見せるため 私に千年の時を長らえさせたのだ藤原佐為14巻 第116局「千年の答」第56話神の一手自分が残された理由を、ヒカルの側に置いている
41人の天才だけでは名局は生まれんのじゃ 等しく才たけた者が2人要るんじゃよ桑原本因坊17巻 第140局「決心」第70話神の一手名局の条件を、等しい才を持つ2人の釣り合いで言っている
5笑ったな 最後まで笑っちゃいけないんだぜ 勝負ってもんは進藤ヒカル3巻 第25局「前哨戦」—勝負第21局でダケさんが三谷に言った言葉を、ヒカルが大会の盤で使い直している
6いずれ追いつく? いずれとはいつのことだ岸本薫5巻 第40局「始動」第20話勝負ヒカルの言葉を問い返すだけで、目標への本気の差を突きつけている
7でもオレ、昨日1日で強くなったよ進藤ヒカル7巻 第60局「迫る!プロ試験」—勝負負けた一局のあとに、悔しさより先に伸びた手応えを言っている
8自分にとって本当に怖い奴は 下から来るんだ倉田厚12巻 第104局「倉田六段」—勝負上を目指す話をひっくり返し、下から追う相手を怖がっている
9キミは ボクの 生涯のライバル塔矢アキラ17巻 第146局「ヒカルの碁」第74話勝負1巻から追い続けた相手を、プロの初対局で言葉にして認めている
10この碁を投了するのも立て直すのもここにいるオレしかいない!進藤ヒカル22巻 第179局「中国vs日本②」全75話に無し勝負大差の盤で、続けるか投げるかを決めるのは自分だと言い聞かせている
11自信を失ったわけじゃない オレの碁がオレをささえている伊角慎一郎10巻 第85局「起死回生」第41話プロの道崩れた理由を外に探さず、自分の碁を足場にし直している
12目標だけどゴールじゃない 道はずっと続いている伊角慎一郎16巻 第139局「この一局から」—プロの道プロ試験の合格を、途中の1点として言い直している
13プロの道は長い 長い上にゴールもない本田敏則20巻 第158局「初手天元」全75話に無しプロの道第139局の伊角と同じ「ゴール」の語を、本田が選抜戦の負けのあとに使っている
14私の役目は終わった藤原佐為15巻 第124局「さよなら」第60話佐為との別れ千年の理由を見つけた佐為が、自分の終わりを短く言い切っている
15どこをさがしてもいなかった佐為が……こんな所にいた進藤ヒカル16巻 第139局「この一局から」第70話佐為との別れ探した先が、自分の打った一手の中だったと分かる言葉になっている
16遠い過去と 遠い未来をつなげるために そのためにオレはいるんだ進藤ヒカル23巻 第189局「あなたに呼びかけている」全75話に無し最終回碁を打つ理由を問われ、過去と未来の両方を答えに入れている
17〔場面〕楊海が、ヒカルの答えを誰もが同じだと受ける楊海23巻 第189局「あなたに呼びかけている」全75話に無し最終回ヒカル1人の答えを、国も立場も越えた全員の話へ広げている

8番の倉田の「怖い」はカタカナの「コワイ」で、5番の語尾は「勝負ってやつは」で紹介されることもあります。

※アニメの列の「—」は、話数を特定していない回です。

シラベエ
シラベエ

アニメの題と原作の局の題が同じ回がありますね。

題が分かれば、原作のどの巻を開けばいいか見当がつくんでしょうか。

全巻くん
全巻くん

アニメ第56話『千年の答え』と14巻の第116局『千年の答』のように、題がそのままの回があるよ。

アニメの1話はだいたい原作の2局分だから、話数を2倍すると原作の局の目安になるね。

佐為との別れを読み返すなら、消える前後の第122局から第130局が15巻にまとまっているんだ。

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「神の一手」と千年の名言|佐為・ヒカル・桑原本因坊

佐為が第1局で口にしてから、桑原本因坊が第140局で語るまで、16巻分をまたぐ4つの言葉です。

「神の一手」と千年の4つの言葉
  • 佐為「なぜなら私はまだ…」|1巻 第1局
  • ヒカル「千年」|8巻 第62局
  • 佐為「神は この一局を…」|14巻 第116局
  • 桑原本因坊「1人の天才だけでは…」|17巻 第140局

佐為が1人で追っていた「神の一手」が、第116局ではヒカルに、第140局では2人の打ち手に渡っていくと読めます。

佐為「なぜなら私はまだ…」|1巻 第1局

なぜなら私はまだ…神の一手を極めていない

出典:『ヒカルの碁』1巻 第1局「棋聖降臨」/藤原佐為
POINT名言だと言われる理由

小学6年生のヒカルは、祖父の家の蔵で古い碁盤を見つけ、そこに宿っていた佐為に取り憑かれます。碁を打ちたいと言う佐為に理由を聞いたヒカルへの答えがこの言葉です。

碁を知らないヒカルには「神の一手」の意味が分かりません。 作品を通して追われる言葉が、聞き手に通じないまま置かれる形です。

ヒカル「千年」|8巻 第62局

千年

出典:『ヒカルの碁』8巻 第62局「私が打っても?」/進藤ヒカル
POINT名言だと言われる理由

プロ試験を受けに来た元学生三冠の門脇は、棋院で居合わせたヒカルに一局を申し込みます。打ったのは佐為で、門脇は投了しました。帰りかけたヒカルに「碁を始めてどれくらいになる?」と聞いた答えです。

ヒカルは、自分ではなく佐為の碁歴で答えています。 紙面では、うしろの佐為が親指を立てています。門脇は申込書を破り、翌年まで鍛え直すことにします。

佐為「神は この一局をヒカルに見せるため…」|14巻 第116局

神は この一局をヒカルに見せるため 私に千年の時を長らえさせたのだ

出典:『ヒカルの碁』14巻 第116局「千年の答」/藤原佐為
POINT名言だと言われる理由

ネット碁で、正体を隠した佐為(sai)が塔矢行洋と打った一局のあとの言葉です。終局後、佐為も名人も気づかなかった一手を、ヒカルが指摘します。

佐為は、自分がさまよった千年の意味を、ヒカルにこの一局を見せることだったと受け取ります。 第1局の「神の一手」を自分のものとして追っていた佐為が、ここで向きを変えます。

桑原本因坊「1人の天才だけでは名局は生まれんのじゃ」|17巻 第140局

1人の天才だけでは名局は生まれんのじゃ 等しく才たけた者が2人要るんじゃよ

出典:『ヒカルの碁』17巻 第140局「決心」/桑原本因坊
POINT名言だと言われる理由

碁をやめていたヒカルが、棋院でアキラに、この道をずっと歩くと告げに来た場面です。2人を遠くから見ていた桑原本因坊が、隣の坂巻に、碁は2人で打つもので1人では打てない、と話し始めます。直後にアキラは、追って来いとヒカルに返します。

名局の条件を、釣り合った2人に置いています。 紙面の「才たけた」はひらがなで、漢字の「才長けた」で紹介されることもあります。

勝負とライバルの名言|ヒカル・岸本・倉田・アキラ

中学の大会の3巻から北斗杯の22巻まで、勝負の相手やライバルに向けた6つの言葉です。

勝負とライバルの6つの言葉
  • ヒカル「笑ったな…」|3巻 第25局
  • 岸本「いずれ追いつく?…」|5巻 第40局
  • ヒカル「でもオレ、昨日1日で…」|7巻 第60局
  • 倉田「自分にとって本当に怖い奴は…」|12巻 第104局
  • アキラ「キミは ボクの…」|17巻 第146局
  • ヒカル「この碁を投了するのも…」|22巻 第179局

6つとも、相手との差をどう見るかを言っています。 岸本と倉田は外から見た差を、ヒカルとアキラは打つ本人として言葉にしています。

ヒカル「笑ったな…」|3巻 第25局

笑ったな 最後まで笑っちゃいけないんだぜ 勝負ってもんは

出典:『ヒカルの碁』3巻 第25局「前哨戦」/進藤ヒカル
POINT名言だと言われる理由

中学の囲碁大会の1回戦で、三将のヒカルの相手が勝ちを確信して鼻で笑います。そこでヒカルが言い返し、盤面を立て直していく場面です。

元は3巻 第21局で、賭け碁のダケさんが三谷に言った言葉です。 それを4局あとで、ヒカルが自分の勝負で使っています。

岸本「いずれとはいつのことだ」|5巻 第40局

いずれ追いつく? いずれとはいつのことだ

出典:『ヒカルの碁』5巻 第40局「始動」/岸本薫
POINT名言だと言われる理由

海王中の元主将・岸本は、ヒカルと打ったあと、「いずれ塔矢に追いつく」と言うヒカルに問い返します。アキラはなりふり構わずヒカルを追っていた、と続けます。

力の差ではなく、目標に向かう気持ちの差を言っています。 この局のあと、ヒカルはプロを目指して院生になる道へ進みます。

ヒカル「昨日1日で強くなったよ」|7巻 第60局

でもオレ、昨日1日で強くなったよ

出典:『ヒカルの碁』7巻 第60局「迫る!プロ試験」/進藤ヒカル
POINT名言だと言われる理由

若獅子戦でプロ棋士と打った翌日、院生仲間の前での言葉です。負けた一局のことを、ヒカルは悔しさより先に、強くなれたと言い表します。

このあとヒカルは、もっと強くなりたい、もっと打ちたいと続けます。 局の題のとおり、ここからプロ試験が近づいてきます。

倉田「自分にとって本当に怖い奴は…」|12巻 第104局

自分にとって本当に怖い奴は 下から来るんだ

出典:『ヒカルの碁』12巻 第104局「倉田六段」/倉田厚
POINT名言だと言われる理由

囲碁のイベントでヒカルと知り合った倉田六段の言葉です。倉田はこのあと、自分は塔矢名人より息子のアキラが怖いと続けます。

上の相手より、下から追ってくる相手との戦いのほうが死にもの狂いになる、という話です。 北斗杯編の22巻では、倉田が日本代表の団長としてヒカルの碁を見ることになります。

アキラ「キミは ボクの…」|17巻 第146局

キミは ボクの 生涯のライバル

出典:『ヒカルの碁』17巻 第146局「ヒカルの碁」/塔矢アキラ
POINT名言だと言われる理由

プロになって初めての、ヒカルとアキラの正式な対局です。打ち進めながら、アキラはヒカルの実力が予想どおりだと確かめ、心の中でこう言います。

アキラは1巻でヒカル(打ったのは佐為)に負けてから、ヒカルを追い続けてきました。 局の題は作品名と同じ「ヒカルの碁」で、同じ局のあとアキラはヒカルの碁に佐為の影を見ます。

ヒカル「ここにいるオレしかいない!」|22巻 第179局

この碁を投了するのも立て直すのもここにいるオレしかいない!

出典:『ヒカルの碁』22巻 第179局「中国vs日本②」/進藤ヒカル
POINT名言だと言われる理由

北斗杯の中国戦で、序盤の失敗から大差をつけられたヒカルが、投了しかけた気持ちを立て直す場面の言葉です。

ヒカルはここから追い上げ、相手の王世振に1目半まで迫って負けます。 団長の倉田はこの碁を見て、翌日の韓国戦でヒカルを大将にします。

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プロの道の名言|伊角・本田(10巻から20巻)

プロ試験と、その先を語る3つの言葉です。

プロの道の3つの言葉
  • 伊角「自信を失ったわけじゃない…」|10巻 第85局
  • 伊角「目標だけどゴールじゃない…」|16巻 第139局
  • 本田「プロの道は長い…」|20巻 第158局

伊角の第139局と本田の第158局は、どちらも「ゴール」という語でプロの先を言っています。

伊角「オレの碁がオレをささえている」|10巻 第85局

自信を失ったわけじゃない オレの碁がオレをささえている

出典:『ヒカルの碁』10巻 第85局「起死回生」/伊角慎一郎
POINT名言だと言われる理由

プロ試験の本戦で、ヒカル戦の反則負けから崩れていた伊角が、越智との対局で自分の碁を取り戻す場面の心の声です。盤の向こうでは越智が焦っています。

崩れた理由を相手や運に求めず、自分の打ってきた碁を足場にしています。 紙面は「オレ」がカタカナ、「ささえている」がひらがなで、漢字で紹介されることもあります。

伊角「目標だけどゴールじゃない」|16巻 第139局

目標だけどゴールじゃない 道はずっと続いている

出典:『ヒカルの碁』16巻 第139局「この一局から」/伊角慎一郎
POINT名言だと言われる理由

中国で修業して戻った伊角が、碁を打たなくなったヒカルの部屋を訪ねます。去年のプロ試験で反則をした一局を打ち切りたいと打ち明け、プロの先も道は続くと話します。

この言葉のあとで、伊角は自分のために一局打ってほしいとヒカルに頼みます。 その一局が、表の15番の場面になります。

本田「プロの道は長い」|20巻 第158局

プロの道は長い 長い上にゴールもない

出典:『ヒカルの碁』20巻 第158局「初手天元」/本田敏則
POINT名言だと言われる理由

北斗杯の代表選抜で、関西棋院の社清春に初手天元で負けた本田が、自分に言い聞かせる独白です。このあと、一生勉強なのだと続けます。

第139局の伊角の「ゴールじゃない」と同じ語を、本田は選抜戦の負けのあとで使っています。 話者を別の棋士とする紹介もありますが、紙面では本田の独白です。

佐為との別れの名言|15巻 第124局から16巻 第139局

佐為が消える局と、ヒカルが佐為を見つける局の2つの言葉です。

佐為との別れの2つの言葉
  • 佐為「私の役目は終わった」|15巻 第124局
  • ヒカル「どこをさがしても…」|16巻 第139局

15局のあいだをあけた2つの言葉は、第124局で消えた佐為を、第139局でヒカルが自分の碁の中に見つけるところでつながって読めます。

佐為「私の役目は終わった」|15巻 第124局

私の役目は終わった

出典:『ヒカルの碁』15巻 第124局「さよなら」/藤原佐為
POINT名言だと言われる理由

地方の囲碁イベントから戻った朝、眠いヒカルが佐為の一局に付き合います。佐為は打ちながら、140年前に体を貸した本因坊秀策(虎次郎)が自分のためにいたなら、自分はヒカルのためにいたのだと考えます。

ヒカルもまた誰かのためにいて、千年二千年が積み重なっていく、と考えた先の一言です。 佐為の声はヒカルに届かないまま、佐為は消えます。

ヒカル「…こんな所にいた」|16巻 第139局

どこをさがしてもいなかった佐為が……こんな所にいた

出典:『ヒカルの碁』16巻 第139局「この一局から」/進藤ヒカル
POINT名言だと言われる理由

伊角に頼まれて久しぶりに打った一局で、ヒカルは自分の打った手に佐為の打ち方を見つけます。涙を流しながらの心の声です。

第125局「佐為が消えた?」から佐為を探して回ったヒカルが、探していた相手を自分の碁の中に見つけています。 碁をやめていたヒカルは、この局から打つことに戻ります。

シラベエ
シラベエ

次はいよいよ最終話の言葉ですね。

アニメの続きを原作で読むつもりの人は、ここで止めたほうがいいですか。

全巻くん
全巻くん

次の章は23巻の第189局で、北斗杯の韓国戦のあとの場面なんだ。

早見表の16番と17番の中身を書いているよ。

19巻から自分で読むつもりなら、ここでいったん閉じてね。

最終回の名言|23巻 第189局「あなたに呼びかけている」

北斗杯の韓国戦で、大将のヒカルは高永夏(コ・ヨンハ)に半目で負けます。泣くヒカルに、永夏が碁を打つ理由を問います。

第189局の2つの場面
  • ヒカルが永夏に返した答え
  • 楊海が、その答えを受けて話す

2つとも、碁を打つ理由を、人と人のあいだのものとして言っています。

ヒカル「遠い過去と 遠い未来をつなげるために」|23巻 第189局

遠い過去と 遠い未来をつなげるために そのためにオレはいるんだ

出典:『ヒカルの碁』23巻 第189局「あなたに呼びかけている」/進藤ヒカル
POINT名言だと言われる理由

永夏の問いに、ヒカルが答える言葉です。北斗杯の開幕前に、ヒカルは本因坊秀策を軽んじたと伝わった永夏の言葉に怒っていました。

「遠い過去」は秀策と佐為、「遠い未来」はこの先に碁を打つ人たちと読めます。 永夏は、自分たちも皆そうだと返します。

楊海が、ヒカルの答えを受けて話す|23巻 第189局

ヒカルの答えのあと、中国チームの団長・楊海は、それを青臭いと言いながらも、今を生きている人は誰でも同じだと話します。

POINT名場面だと言われる理由

楊海は、棋士であるかどうかも、どの国の人かも関係なく、碁を打つ理由と生きている理由は一緒だと続けます。

ヒカル1人の答えを、北斗杯に集まった全員の話へ広げる場面です。 このあと、アキラとのやり取りで最終話は閉じます。

韓国戦の結果と、最終話の評価はヒカルの碁の最終回の記事で扱っています。

名言から読み解くヒカルの碁のテーマ

16の言葉を巻の順に並べると、2つの傾向が見えてきます。

1つ目は、言葉が人から人へ受け渡されていくことです。第21局のダケさんの言葉は、第25局でヒカルが使います。第124局で佐為が考えた、虎次郎からヒカルへ、その先の誰かへと続く話は、第189局のヒカルの「遠い過去と遠い未来」に重なります。

2つ目は、碁を2人のものとして語る言葉が多いことです。第140局の桑原本因坊の「2人要る」、第146局のアキラの「生涯のライバル」、第189局で誰もが同じだと話す楊海は、どれも1人では閉じない話をしています。

これは作者の意図として確かめたものではありません。巻と局を並べたときに、筆者にはそう読める、という読み方です。

よくある質問

Qヒカルの碁でいちばん有名な名言はどれですか?
A名言サイトの読者投票(総投票数209・2026年10月の表示)では、17巻 第140局の桑原本因坊「等しく才たけた者が2人要るんじゃよ」を含む言葉が34票で最多でした。
Q桑原本因坊の名言は何巻の何話ですか?
A「等しく才たけた者が2人要るんじゃよ」は、17巻 第140局「決心」で、アニメでは第70話「佐為がいた…」です。棋院でヒカルとアキラが向き合うのを見て、隣の坂巻に話しかける場面です。
Qヒカルの名言にはどんなものがありますか?
A3巻 第25局の「笑ったな…」、8巻 第62局の「千年」、16巻 第139局の「こんな所にいた」、22巻 第179局の「ここにいるオレしかいない!」、23巻 第189局の「遠い過去と遠い未来をつなげるために」があります。
Q「千年」は何話のセリフですか?
A原作8巻 第62局「私が打っても?」、アニメ第30話「緒方VS本因坊」です。門脇に碁歴を聞かれたヒカルの答えで、実際に打ったのは佐為でした。
Qアニメで聞けない名言はどれですか?
Aテレビアニメ全75話は原作の第148局までです。20巻 第158局の本田、22巻 第179局のヒカル、23巻 第189局の最終話の言葉は、全75話には出てきません。
Qヒカルの碁の最後のセリフは何ですか?
A23巻 第189局で、高永夏に碁を打つ理由を問われたヒカルが「遠い過去と遠い未来をつなげるために」と答えます。楊海の言葉と、アキラとのやり取りで物語は閉じます。

まとめ|ヒカルの碁の名言は「神の一手」から「遠い過去と遠い未来」へ

ヒカルの碁の名言は「神の一手と千年」「勝負とライバル」「プロの道」「佐為との別れ」の4系統で、16のうち13は1巻から17巻、テレビアニメ全75話の描いた範囲に入っています。

最終23巻の結末そのものは、ヒカルの碁の最終回の記事で追えます。

アニメで聞いた言葉を読み返すなら1巻から17巻、アニメの先の言葉を読むなら19巻から23巻が目安です。

全巻くん
全巻くん

第189局の答えを知ってから第1話を見直すと、佐為の『神の一手』が違って聞こえるんだ。

テレビアニメの先の言葉を読むなら、19巻から始めれば足りるよ。

アニメで聞き直す道と、全23巻を紙で揃える道を下に並べたから、合うほうを見てみて。

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※本ページの情報は2026年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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