ゴールデンカムイの強さランキング|巻・話で確かめた決着20戦と、決まらない12組

ゴールデンカムイの強さランキング|巻・話で確かめた決着20戦と、決まらない12組 強さランキング

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ゴールデンカムイの強さランキングを読み比べると、1位をウイルクにした記事もあれば、杉元佐一と尾形百之助を同じ最上段に置いた記事もありました。同じ作品なのに、いちばん上に置かれる人物がまるで違います。

この記事の結論

ゴールデンカムイの強さは、作中で決着がついた20戦と、陸軍の階級・異名で確かめられます。 勝った数は杉元佐一が7戦、土方歳三が5戦、尾形百之助が3戦です。

この記事では順位を付けません。 最強を決める公式の格付けは作中に見当たらず、代わりに勝敗を巻・話と条件つきで並べます。

杉元と牛山、杉元と土方のように、ぶつかっても勝ち負けがつかないまま終わった戦いが残る組み合わせも12組あります。

  • 全31巻
    2022年7月19日に最終巻
  • 20戦
    巻・話で確かめた決着
  • 12組
    決着しない戦いが残る組

勝敗の矢印、第七師団の階級、決まらない組の順に見ていきます。

※この記事には『ゴールデンカムイ』原作の最終話までのネタバレを含みます。勝敗に何巻・第何話かを書いていますので、未読の巻は飛ばしてお読みください。会話に登場する全巻くんはこの記事の案内役のキャラクターです。

シラベエ
シラベエ

順位を付けた記事を読み比べたんですが、いちばん上の人物も顔ぶれも記事ごとにばらばらでした。

誰が誰に勝ったのかを巻や話まで書いたページは、見当たらなかったんです。

作中で勝ち負けがついた戦いは、どれくらいあるのか教えてください。

全巻くん
全巻くん

名前のある相手と向き合った戦いで、勝った側がはっきりしているものを数えると20戦になるよ。

杉元は7戦に勝っていて、1巻では尾形にも勝っている。でも土方や牛山とは、ぶつかっても途中で止められて決着がつかないんだ。

順位を並べるより、どこまで決まっていて、どこから決まっていないのかを見たほうが、この作品の強さはつかみやすいと思う。

全巻くん
全巻くん

2024年の実写映画は原作1巻から3巻の前半までで、1巻 第2話のヒグマ戦も入っているよ。

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この記事を書いた人
あのまん

小学生のころから漫画を読み、読んできた作品は300を超えました。いちばん好きなのはあだち充さんの『ナイン』。完結・打ち切りになった漫画の最終回が何巻の何話で、どう描かれたのかを、出版社や公式の情報で確かめてまとめています。

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【結論】ゴールデンカムイの強さランキング|最強を決める公式の格付けは見当たらず、決着20戦の矢印でたどる

先に図を出します。作中で決着がついた20戦を、勝った側から負けた側への矢印にしたものです。

ゴールデンカムイ 決着がついた20戦のつながり ゴールデンカムイで勝った側が確かめられた20戦を、勝った側から負けた側へ矢印でつないだ図。杉元佐一の7戦、土方歳三の5戦、尾形百之助の3戦、ほかの5戦に分けている。 ゴールデンカムイ 決着がついた20戦のつながり 矢印は勝った側から負けた側へ向いています。数字は巻と話です。 【1】杉元佐一が勝った7戦 杉元佐一 ヒグマ 1巻 第2話 アシㇼパと2人。銃剣が心臓に届く 杉元佐一 尾形百之助 1巻 第4〜5話 アシㇼパの罠で銃が外れたあと、接近戦で 杉元佐一 二階堂洋平 3巻 第18話 捕らわれの身で。洋平は銃剣を持って1人で 杉元佐一 二階堂浩平 14巻 第135話 相手は倒れる。杉元も深手を負い、兵が来て離れる 杉元佐一 マイケル・オストログ 26巻 第255話 アシㇼパが先に動きを止めていた 杉元佐一 大沢房太郎 27巻 第261話 房太郎が手を挙げて降参 杉元佐一 二階堂浩平 30巻 第295話 五稜郭で。周りに第七師団の兵 【2】土方歳三が勝った5戦 土方歳三 二階堂浩平 9巻 第82話 相手が杉元に気を取られた隙に。相手は逃げる 土方歳三 犬童四郎助 14巻 第135〜136話 鎖でつながれた一騎討ち 土方歳三 土井新蔵(用一郎) 16巻 第153〜154話 一騎討ち。相手は記憶が途切れていた 土方歳三 関谷輪一郎 18巻 第175〜176話 棺の中から飛び出して 土方歳三 ヒグマ 31巻 第308話 頭に傷を負った状態。ヒグマが逃げる 【3】尾形百之助が勝った3戦 尾形百之助 ヴァシリ 17巻 第161〜163話 狙撃戦。ヴァシリは頬を撃たれて生き残る 尾形百之助 宇佐美時重 26巻 第255〜256話 先に投げ倒されたあと、窓越しに狙撃 尾形百之助 ヴァシリ 30巻 第300話 2度目の狙撃戦。尾形も脚を撃たれる 【4】ほかの5戦 二瓶鉄造 ヒグマ 3巻 第22〜23話 1対1。谷垣に手を出させない レタㇻとつがいの狼 二瓶鉄造 4巻 第29話 2対1。背後から2頭目 鯉登・月島・谷垣 キロランケ 19巻 第189〜190話 3対1。第186話の傷を負った相手 有古力松 都丹庵士 20巻 第195話 菊田が先に肩を撃っていた 月島基 大沢房太郎 26巻 第259〜260話 鯉登を救いに駆けつけて。房太郎は泳いで逃げる 向きがそろう鎖は、矢印2本ぶんまで 杉元佐一 → 尾形百之助 → ヴァシリ(1巻/17巻・30巻)、レタㇻ → 二瓶鉄造 → ヒグマ(4巻/3巻) ※二階堂浩平には土方(9巻)と杉元(14巻・30巻)から、房太郎には杉元と月島から矢印が向いています ※杉元と土方、杉元と牛山のあいだには矢印がありません

向きが一方向にそろう鎖は、杉元佐一 → 尾形百之助 → ヴァシリのように矢印2本ぶんまでです。杉元が尾形に勝ったのは1巻 第4〜5話で、尾形がヴァシリに勝つのは17巻と30巻です。

一方で、杉元と土方のあいだには矢印がありません。勝った数が多い2人は、25巻で斬り結んだところで止められ、作中で一度も勝ち負けがついていません。

強さを確かめる3つの根拠
  • 公式の肩書き:アニメ公式サイトの人物一覧にある陸軍の階級(鶴見中尉・月島軍曹など)。職制であって、強さの順として書かれたものではない
  • 決着がついた勝敗:20戦。巻・話と、加勢・不意打ち・狙撃などの条件を添える
  • 作中と公式の言葉:「不死身の杉元」「不敗の牛山」などの異名と、アニメ公式サイトのあらすじにある「陸軍最強と謳われる第七師団」

順位を付けているページで顔ぶれが食い違うのは、決め方が違うためと考えられます。2026年10月時点の上位には、「個人的考察」と明記したティア表や、サイト独自の基準を掲げたTOP16の記事が並んでいました。

勝った数で見ても、杉元の7戦には仲間の援護や捕らわれの身での戦いが含まれ、土方の5戦は一騎討ちが中心です。勝ち方が違うので、勝ち数をそのまま順位に置き換えることはできません。

また、ランキングで上に置かれやすいウイルクやソフィア、「不敗」の異名を持つ牛山には、この20戦に入る決着がありません。強さの評判と、作中で決着した記録は別のものです。

シラベエ
シラベエ

順位がないと、結局だれが強いのかは分からないままになりませんか。

読者としては、そこがいちばん知りたいところだと思うんです。

全巻くん
全巻くん

矢印をたどれば、少なくとも『この人はこの人に勝った』までは言えるよ。

たとえば二階堂浩平には、9巻で土方が、14巻と30巻で杉元が勝っている。でも土方と杉元の勝負は、25巻で牛山に止められるんだ。

気になる2人がいたら、まず図に矢印があるか、次に表の『条件』の列を見てみて。

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ゴールデンカムイの最強キャラの根拠早見表【階級・20戦・異名つき】

もう1枚、アニメ公式サイトの人物一覧にある陸軍の階級を段にした図を置きます。上下が付いているのは、ここまでです。

ゴールデンカムイ 第七師団の階級 ゴールデンカムイのアニメ公式サイトの人物一覧にある、第七師団の階級を段にした図。中尉・少尉・特務曹長・軍曹・上等兵・一等卒の6段と、階級の表記がない杉元・土方・牛山などを分けている。 ゴールデンカムイ 第七師団の階級(職制) アニメ公式サイトの人物一覧にある肩書き。強さの順として書かれたものではありません 中尉 鶴見篤四郎(鶴見中尉) 少尉 鯉登音之進(鯉登少尉) 特務曹長 菊田杢太郎(菊田特務曹長) 軍曹 月島基(月島軍曹) 上等兵 宇佐美時重(宇佐美上等兵) 一等卒 有古力松(有古一等卒) 階級の枠の外(公式サイトの人物一覧に階級の表記がない人) 第七師団ほか 尾形百之助(のちに離反)、谷垣源次郎、二階堂浩平 元陸軍 杉元佐一(日露戦争の「不死身の杉元」) 土方一派 土方歳三、永倉新八(ともに元新選組)、牛山辰馬(「不敗の牛山」) そのほか キロランケ、ウイルク、ソフィア、ヴァシリ ※最終話(31巻 第314話)では、鯉登音之進が第七師団の最後の師団長となり、階級は中将とされています ※決着の矢印が多いのは、枠の外の杉元(7)と土方(5)です

杉元・土方・牛山は、この階級の枠の外にいます。図の段は軍の職制で、強さの順として書かれたものではありません。

次の表は、主な人物の肩書き・決着・呼び名を並べたものです。並びは階級の段の順で、枠の外の人はおおむね物語に出てくる順です。

人物公式の肩書き決着がついた対戦(巻・話)作中・公式の呼び名決まらない点
鶴見篤四郎中尉決着した対戦なし—31巻の杉元との戦いは互いに深手を負って終わる
鯉登音之進少尉(最終話では中将とされる)19巻 第189〜190話でキロランケに勝利(3対1)—26巻で房太郎に水中へ引き込まれ、月島が退ける。31巻の土方との斬り合いは互いに傷を負う
菊田杢太郎特務曹長決着した対戦なし—20巻で都丹の肩を撃つが、決着は有古
月島基軍曹19巻 第189〜190話でキロランケに(3対1)、26巻 第259〜260話で房太郎に勝利—31巻の牛山との戦いは決着せず
宇佐美時重上等兵26巻 第255〜256話で尾形に敗れる—26巻 第251話の牛山との組み合いは牛山の離脱で終わる
有古力松一等卒20巻 第195話で都丹庵士に勝利—菊田が先に都丹の肩を撃っている
杉元佐一枠の外(元陸軍)1巻 第2話 ヒグマ、1巻 第4〜5話 尾形、3巻 第18話 二階堂洋平、14巻 第135話 二階堂浩平、26巻 第255話 オストログ、27巻 第261話 房太郎、30巻 第295話 二階堂浩平に勝利「不死身の杉元」牛山・土方・鶴見とは決着がつかない
尾形百之助枠の外(第七師団から離反)1巻 第4〜5話で杉元に敗れる/17巻 第161〜163話・30巻 第300話でヴァシリに、26巻 第255〜256話で宇佐美に勝利—(所属した第七師団を、アニメ公式のあらすじが「陸軍最強と謳われる」と書く)杉元との31巻の戦いは第三者が入る
二階堂浩平枠の外(第七師団。公式の人物一覧に階級の表記なし)9巻 第82話で土方に、14巻 第135話・30巻 第295話で杉元に敗れる—双子の洋平は3巻 第18話で杉元に敗れる
谷垣源次郎枠の外19巻 第189〜190話でキロランケに勝利(3対1)—第186話の1対1は勝った側が描かれない
土方歳三枠の外(元新選組)9巻 第82話 二階堂浩平、14巻 第135〜136話 犬童四郎助、16巻 第153〜154話 土井新蔵、18巻 第175〜176話 関谷輪一郎、31巻 第308話 ヒグマに勝利—杉元との25巻の戦いは牛山が止める。鶴見とは決着した対戦なし
牛山辰馬枠の外(刺青囚人・柔道家)決着した対戦なし「不敗の牛山」杉元とは6巻と25巻の2度とも中断
永倉新八枠の外(元新選組)決着した対戦なし—乱戦で人を斬る場面はあるが、1対1の決着は見当たらない
キロランケ枠の外19巻 第189〜190話で3人に敗れる—第186話の谷垣との1対1は勝った側が描かれない
都丹庵士枠の外(刺青囚人)20巻 第195話で有古に敗れる—13巻の杉元との夜の戦いは形勢が入れ替わったまま終わる
岩息舞治枠の外(刺青囚人)決着した対戦なし—15巻の杉元との殴り合いは氷が割れて終わる
ヴァシリ枠の外(ロシアの狙撃手)17巻と30巻で尾形に敗れる—21巻の杉元との戦いは途中で手が止まる
ソフィア枠の外決着した対戦なし—1対1で決着した戦いは描かれない
ウイルク枠の外決着した対戦なし—14巻 第137話は狙撃された場面で、戦った場面ではない

この表は強い順に並んでいません。 並び順は階級の段の順で、枠の外の人は後ろにまとめました。

肩書きは、アニメ公式サイトの人物一覧に書かれている呼び方です。鯉登は少尉として登場し、最終話の第314話では階級が中将とされています。

人物どうしの陣営や関係は、ゴールデンカムイの相関図で巻・話つきにまとめています。

公式にあるのは陸軍の階級と異名|「不死身の杉元」と「陸軍最強と謳われる」第七師団

ゴールデンカムイには、強さを段に分ける公式の等級制度が見当たりません。強さの話に使える公式の材料は、次の2つです。

  • 第七師団の階級:アニメ公式サイトの人物一覧に「鶴見中尉」「月島軍曹」のように書かれている
  • 異名と言葉:話の題、集英社の紹介文、アニメ公式サイトのあらすじに出てくる呼び名

どちらも人物の強さを比べるために作られたものではない、という点を先に押さえておきます。

第七師団の階級は職制|中尉から一等卒まで、強さの順として書かれたものではない

アニメ公式サイトの人物一覧は、第七師団の人物を「鶴見中尉」「鯉登少尉」「菊田特務曹長」「月島軍曹」「宇佐美上等兵」「有古一等卒」と、階級つきで書いています。

これは明治の陸軍の職制で、誰が誰に命令するかの順です。強さを比べる目的で書かれた段ではありません。

実際、決着の矢印は階級とそろっていません。一等卒の有古は20巻で都丹庵士に勝ち、中尉の鶴見には20戦に入る決着がありません。鯉登と月島が勝ったキロランケ戦も、谷垣を加えた3対1です。

階級は物語の中で変わります。最終話の第314話で、鯉登音之進は第七師団の最後の師団長として描かれ、階級は中将とされています。少尉だった人物の階級が最終話では変わっているので、階級はいつ時点のものかを分けて読む必要があります。

作中の題と公式あらすじの言葉|「不死身の杉元」「不敗の牛山」「陸軍最強」

集英社のカラー版1巻の紹介文は、杉元を「日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた」兵士として「不死身の杉元」と書いています。 1巻の第1話の題も「不死身の杉元」です。

牛山辰馬の「不敗の牛山」は、6巻の第53話の題です。ただし牛山には、この記事の20戦に入る決着がありません。杉元との2度の取っ組み合いは、どちらも途中で止まっています。

「最強」の語は、アニメ公式サイトの第2話のあらすじに出てきます。男を狙撃したのは「陸軍最強と謳われる第七師団の尾形」だった、という書き方です。 同じあらすじは、杉元との接近戦を「杉元に軍配が上がり」と書いています。

ただし、これは部隊の評判で、人物の順位ではありません。「不死身」「不敗」も異名であって、順位を示す言葉ではないので、この記事では作中と公式の呼び名として扱います。

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作中で決着がついた対戦|ヒグマ戦を含む巻・話つきの20戦

ここでの決着は、名前のある人物どうし(とヒグマ・狼)が向き合った戦いで、負けた側が倒れる・逃げる・降参する形で終わったものです。乱戦の中で1人を倒した場面や、一方的な銃撃は数えていません。

対戦巻・話結果条件
杉元 vs ヒグマ1巻 第2話杉元の勝利アシㇼパと2人。矢は頭の骨で弾かれ、杉元の銃剣が心臓に届く
杉元 vs 尾形1巻 第4〜5話杉元の勝利アシㇼパの罠で尾形の銃が外れたあと、接近戦。尾形は崖下へ落ちる
杉元 vs 二階堂洋平3巻 第18話杉元の勝利杉元は捕らわれの身。洋平が銃剣を持って1人で来た
二瓶鉄造 vs ヒグマ3巻 第22〜23話二瓶の勝利1対1。谷垣に手を出させない
レタㇻ vs 二瓶鉄造4巻 第29話レタㇻ側の勝利狼2頭に対し、二瓶と犬のリュウ。二瓶は一度レタㇻに銃口を当てたが、背後からつがいの2頭目
土方 vs 二階堂浩平9巻 第82話土方の勝利押されていたが、二階堂が杉元に気を取られた隙に右脚を斬る。二階堂は逃げる
杉元 vs 二階堂浩平14巻 第135話杉元の勝利二階堂は右手を失って倒れる。杉元も脚を撃たれて深手を負い、兵が近づいたためとどめを刺さずに離れる
土方 vs 犬童四郎助14巻 第135〜136話土方の勝利鎖でつながれた一騎討ち。土方は左腕を斬られたあと、その血で犬童の目をくらませる
土方 vs 土井新蔵(人斬り用一郎)16巻 第153〜154話土方の勝利一騎討ち。用一郎は記憶が途切れ、息が切れていた
尾形 vs ヴァシリ17巻 第161〜163話尾形の勝利狙撃戦。ヴァシリは頬を撃たれて生き残る
土方 vs 関谷輪一郎18巻 第175〜176話土方の勝利棺の中から飛び出しての不意打ち
鯉登・月島・谷垣 vs キロランケ19巻 第189〜190話3人の勝利3対1。キロランケは第186話の傷を負っていた
有古 vs 都丹庵士20巻 第195話有古の勝利菊田が先に都丹の肩を撃っている。雪崩のあと都丹が負けを認める
杉元 vs マイケル・オストログ26巻 第255話杉元の勝利アシㇼパが先に一度動きを止めていた。杉元に刺され、窓から落ちる
尾形 vs 宇佐美26巻 第255〜256話尾形の勝利宇佐美が先に尾形を投げ倒す。逃げる宇佐美を窓越しに狙撃
月島 vs 大沢房太郎26巻 第259〜260話月島の勝利鯉登を水中へ引き込んだ房太郎を、駆けつけた月島が退ける。房太郎は泳いで逃げる
杉元 vs 大沢房太郎27巻 第261話杉元の勝利房太郎が手を挙げて降参
杉元 vs 二階堂浩平30巻 第295話杉元の勝利五稜郭で。周りに第七師団の兵
尾形 vs ヴァシリ(2度目)30巻 第300話尾形の勝利2度目の狙撃戦。尾形も脚を撃たれる
土方 vs ヒグマ31巻 第308話土方の勝利頭に傷を負った状態。ヒグマが逃げる

勝敗はそのまま強さの順になりません。 20戦のうち7戦は、2人以上で戦ったか、味方が先に相手を止めていた戦いです。狙撃戦も3戦あります。

7戦は、杉元とヒグマ・尾形・オストログ、レタㇻたちと二瓶、3人とキロランケ、有古と都丹、月島と房太郎です。杉元の勝ちのうち3戦に、アシㇼパの罠や援護が入っています。

ヒグマとの3戦も条件が違います。杉元はアシㇼパと2人、二瓶は1対1、土方は頭に傷を負った状態でした。ヒグマに勝った3人を、同じ物差しで並べることはできません。

同じ相手と何度も戦った組もあります。尾形はヴァシリに17巻と30巻で2度勝ち、二階堂浩平には9巻で土方が、14巻と30巻で杉元が勝っています。ヴァシリは30巻の戦いのあとも、最終話で生存が描かれます。

命を落とした人物と巻・話は、ゴールデンカムイの死亡キャラ一覧にまとめています。

シラベエ
シラベエ

杉元は7勝、土方は5勝ですが、表を見ると勝ち方がずいぶん違いますね。

勝ち数が多いほうが強い、と読んでいいのか迷っています。

全巻くん
全巻くん

杉元の7勝は、捕らわれの身だったり、アシㇼパの罠や援護が先に入っていたりと、条件のつく戦いが多いんだ。

一方で土方の5勝は、犬童や用一郎との一騎討ちが中心になる。

勝ち数と勝ち方は別の話だから、表の『条件』の列を並べて読み比べてみて。

決着しない戦いが残る12組|杉元と牛山・土方・鶴見はどっちが強い

決まらない組が出るのは、戦った場面が無いか、途中で止まったか、第三者が入ったか、互いに傷を負って終わったか、勝った側が描かれないかのどれかです。

決まらない12組
  • 杉元 と 牛山(中断。6巻 第53〜54話はホテルの爆発で、25巻 第245〜246話は取っ組み合いの途中で止まる)
  • 杉元 と 土方(中断。25巻 第245話で斬り結ぶが、牛山が割って入る)
  • 杉元 と 鶴見(互いに深手を負って終わる。31巻 第312〜313話)
  • 鯉登 と 土方(互いに傷を負う。31巻 第305〜306話で互いに斬る)
  • 杉元 と 尾形(1巻より後)(第三者。14巻 第137話は遠くからの狙撃、31巻 第308〜310話はアシㇼパの矢が入る)
  • 杉元 と 都丹庵士(形勢が入れ替わる。13巻 第121〜123話の夜の戦いは、土方が現れて終わる)
  • 杉元 と ヴァシリ(途中で止まる。21巻 第202話で詰め寄るが、尾形の似顔絵を見て手が止まる)
  • キロランケ と 谷垣(勝った側が描かれない。19巻 第186話で互いに傷を負う)
  • 杉元 と 岩息舞治(条件つき。15巻 第145〜147話。スチェンカは杉元の反則の蹴りで、氷上の殴り合いは氷が割れて終わる)
  • 牛山 と 宇佐美(離脱。26巻 第251話で牛山が宇佐美を投げ飛ばし、窓から去る)
  • 牛山 と 月島(中断。31巻 第305話で投げられた手榴弾を投げ返す)
  • 土方 と 鶴見(決着した対戦なし。函館と列車で同じ戦場にいるが、1対1の決着はない)

順位を付けた記事で上に名前の挙がる杉元と牛山は、作中で2度ぶつかって、2度とも勝敗がついていません。6巻は家永カノのホテルの爆発で、25巻は取っ組み合いの途中で止まっています。

杉元と土方も、25巻 第245話で刀と銃剣を交えたところで、牛山が割って入りました。勝った数の多い2人のあいだに、決着の矢印はありません。

杉元と鶴見、鯉登と土方は、31巻で互いに深手を負わせ合った組です。どちらが勝ったという形では終わらないので、ここに入れています。その後の退場は、死亡キャラ一覧で巻・話つきにまとめています。

杉元と尾形は、1巻では杉元が勝っています。ただし14巻 第137話は尾形が遠くから撃った場面で、31巻の最後の戦いも刺し合いの最中にアシㇼパの矢が入りました。1巻より後の2度は、勝ち負けの形で終わっていません。

杉元と都丹庵士、杉元とヴァシリ、キロランケと谷垣は、一方が押した場面はあっても、勝った側が描かれないまま話が次へ移ります。杉元とヴァシリは、このあと敵どうしではなくなります。

残りの組は、途中で離れたか、1対1で向き合っていない組です。牛山は宇佐美を投げ飛ばしましたが、自分から窓の外へ去りました。土方と鶴見は最後まで敵どうしでしたが、1対1で決着した場面はありません。

シラベエ
シラベエ

31巻の戦いは、ここまででかなり出てきましたね。

次の章は、それとは別の話になるんでしょうか。

全巻くん
全巻くん

次の章は、最終話の第314話で、戦いのあとの人物がどう描かれたかに触れるよ。誰が生き残って、どんな立場になったかまで書いてある。

アニメは完結編「暴走列車編」の今冬の開幕が告知されているけれど、原作のどこまでを描くかは2026年10月時点で発表されていないんだ。

最後をアニメや原作で先に見たい人は、ここで止めておくといいと思う。

最終話時点で変わったこと|31巻で決着しなかった戦いと鯉登の中将

最終31巻では、勝った数の多い杉元・土方・尾形のうち、最後まで残ったのは杉元だけです。ただしそれは、ほかの2人に勝ったという意味ではありません。

人物最終31巻での扱い
杉元佐一第314話まで登場し、生存が描かれる
牛山辰馬第307話で退場
土方歳三第308話で退場
尾形百之助第310話で退場
鶴見篤四郎第313話で杉元と海へ落ちる。生死は明示されない
鯉登音之進第314話で第七師団の最後の師団長として描かれる(階級は中将とされる)
月島基第314話で鯉登の右腕として描かれる
ヴァシリ第314話で、30巻の尾形との戦いのあとも生きていたことが描かれる

3人の退場は、誰かとの1対1の決着で敗れた形ではありません。どう退場したかは、死亡キャラ一覧に巻・話つきで書いています。

決着の矢印で見ると、31巻で入るのは第308話の土方とヒグマの1本だけです。杉元と尾形、杉元と鶴見、鯉登と土方、牛山と月島の4組は、どれも勝ち負けの形で終わっていません。

最終話の時点で、強さの順を示す公式の格付けが出てくるわけではありません。変わったのは、鯉登の階級が中将になったことと、ヴァシリの生存が明かされたことです。

31巻の終わり方や、最終話「大団円」がどう描かれたのかは、ゴールデンカムイの最終回・結末で扱っています。

よくある質問

Qゴールデンカムイで最強のキャラは誰ですか?
Aこの記事では順位を付けていません。決着がついた勝ち数は杉元の7戦が最も多く、土方が5戦です。ただし杉元は、土方・牛山・鶴見とは決着がついていません。
Q牛山は最強ですか?杉元とはどっちが強いですか?
A牛山には「不敗の牛山」(6巻 第53話の題)の異名がありますが、20戦に入る決着はありません。杉元とは6巻と25巻の2度ぶつかり、どちらも途中で止まって決まりません。
Q杉元と尾形はどっちが強いですか?
A1巻 第4〜5話では、アシㇼパの罠で銃が外れたあとの接近戦で杉元が勝っています。その後の14巻は狙撃、31巻の最後の戦いはアシㇼパの矢が入り、勝ち負けの形になりません。
Q第七師団は最強の部隊ですか?
Aアニメ公式サイトの第2話のあらすじは「陸軍最強と謳われる第七師団」と書いています。部隊の評判で、所属する人物の順位ではありません。
Qヒグマに勝ったのは誰ですか?
A決着が描かれたのは、1巻 第2話の杉元(アシㇼパと2人)、3巻 第22〜23話の二瓶鉄造(1対1)、31巻 第308話の土方(頭に傷を負った状態)の3つです。条件はそれぞれ違います。
Q公式の強さランキングはありますか?
A作者や出版社が強さの順位を公表したものは見当たりません。公式にあるのは第七師団の階級と、「不死身の杉元」などの異名です。どちらも強さの順として書かれたものではありません。
Q刺青囚人の中で強いのは誰ですか?
A囚人どうしで決着した戦いは20戦に入っていません。囚人が勝った決着は二瓶鉄造のヒグマ戦だけで、二瓶はレタㇻたちに敗れています。土井・関谷は土方に、房太郎は杉元と月島に、オストログは杉元に、都丹は有古に敗れています。

まとめ|確かめられた20戦と、決まらない12組

この記事で確かめられたのは、作中で決着がついた20戦と、第七師団の階級、作中と公式の呼び名です。勝ち数は杉元の7戦、土方の5戦、尾形の3戦が多く、杉元は1巻で尾形に勝っています。

決まらないまま残ったのは12組です。杉元と牛山は2度とも中断し、杉元と土方は25巻で止められ、杉元と鶴見は最後まで勝ち負けの形になりません。土方と鶴見も、1対1の決着はありません。

階級については、誰が誰の上官かまでは確かめられました。ただし階級は軍の職制で、強さの順として書かれたものではありません。

気になる2人がいたら、図の矢印と表の巻・話から原作を開いてみてください。同じ杉元の勝ちでも、捕らわれの身での勝ちと、アシㇼパが先に相手を止めていた勝ちでは、意味が違います。

全巻くん
全巻くん

20戦の矢印は1巻から31巻まで散らばっていて、最後の31巻では杉元と尾形が勝ち負けの形にならないまま終わるんだ。

最終巻だけ確かめる道と、全31巻を紙で揃える道を下に並べたから、合うほうを見てみて。

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調査メモ

いちばん迷ったのは、何を「決着」と数えるかでした。ゴールデンカムイは、銃撃戦や乱戦の中で倒れる人物が多く、誰の一撃で勝負がついたのかを1人に絞れない場面がたくさんあります。

勝敗は英語のファンwikiのあらすじを元にし、巻と話は集英社・S-MANGAの目次で確かめました。英語では杉元が勝ったと読めても、日本語の感想記事では勝敗がはっきりしない場面があり、そうした3戦は数えていません。

逆に、アニメ公式サイトのあらすじには「杉元に軍配が上がり」のように、勝った側まで書いた回がありました。1巻の杉元と尾形の決着は、公式のあらすじで拾い直したものです。

階級は、アニメ公式サイトの人物一覧に書かれている範囲だけを使いました。杉元・土方・牛山のように枠の外にいる人物が、決着の矢印も異名も多く持っているのは、調べてみて意外だった点です。

参考資料

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