『ゴールデンカムイ』の名言・名場面を29か所、巻数・話数・話の題つきでまとめました。杉元佐一とアシㇼパの言葉を中心に、白石由竹・土方歳三・鶴見中尉・尾形百之助・第七師団の面々まで、キャラクター別に並べています。
早見表のセリフをタップすると、その場面の解説へ飛べます。この記事は最終話(31巻 第314話「大団円」)までの内容に触れます。 各項目には巻数を明記しているので、まだ読んでいない巻の項目は飛ばして読んでください。
※この記事には『ゴールデンカムイ』原作の重大なネタバレが含まれます。会話に登場するシラベエと全巻くんはこの記事の案内役のキャラクターで、発言は創作です。
- ゴールデンカムイの名言早見表|1巻「不死身の杉元」から31巻「大団円」まで29場面
- 杉元佐一の名言|1巻「ウェンカムイ」から26巻「切り裂き杉元」まで
- アシㇼパの名言|1巻「不死身の杉元」から22巻「流氷の天使」まで
- 白石由竹の名言|1巻 第7話「脱獄王」の名乗り
- 土方歳三の名言|3巻「亡霊」と6巻「鰊七十郎」
- 鶴見中尉の名言|2巻 第13話「憑き神」の呼びかけ
- 尾形百之助の名言|11巻「あんこう鍋」と17巻「悪兆」
- 第七師団の名言|月島基と鯉登音之進
- 旅の同行者と敵役の名場面|キロランケ・ウイルク・ソフィア・都丹・永倉・牛山
- ギャグ・迷言|「勃起」と「オソマ」と姉畑支遁
- 最終回のセリフ|31巻 第314話「大団円」
- よくある質問
- まとめ|巻と話の題から名言を引く
- 参考資料
ゴールデンカムイの名言早見表|1巻「不死身の杉元」から31巻「大団円」まで29場面
巻の若い順に並べ、セリフは全文を載せています。右端の列には、名言と言われる理由を短く添えました。 セリフや場面を押すと、その解説へ飛びます。セリフを引かず場面だけを扱っている行は、〔場面〕として内容を書いています。
スマホでは表を横にスクロールできます →
| # | セリフ(全文)・場面 | キャラ | 巻・話・話の題 | 名言と言われる理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 弱い奴は食われる | アシㇼパ | 1巻 第1話「不死身の杉元」 | 第1話で、山がどういう場所かを少女の口から一言で示している |
| 2 | 殺してみろッ 俺は不死身の杉元だ | 杉元佐一 | 1巻 第2話「ウェンカムイ」 | 主人公の通り名がこの名乗りで定まり、以後の巻でも繰り返される |
| 3 | 人間を殺せば地獄行きだと? それなら俺は特等席だ | 杉元佐一 | 1巻 第2話「ウェンカムイ」 | 人を殺してきた過去を言い訳せず、自分から引き受けている |
| 4 | 俺は脱獄王だ | 白石由竹 | 1巻 第7話「脱獄王」 | 名乗りが回の題と重なり、その後の白石の役割を予告している |
| 5 | わたしは新しい時代のアイヌの女なんだ! | アシㇼパ | 2巻 第12話「カムイモシㇼ」 | 自分の生き方を言い切り、最終話まで続く軸になる |
| 6 | 我々の戦争はまだ終わっていない | 鶴見中尉 | 2巻 第13話「憑き神」 | 日露戦争のあとも自分たちの戦いは続くと、兵たちに語りかけている |
| 7 | フチの憑き神様にうんこお供えさせやがって… | アシㇼパ | 2巻 第13話「憑き神」 | 味噌を「オソマ」と思い込んだまま本気で怒る、笑いの側の代表 |
| 8 | 生き残りたくば死人になれ | 土方歳三 | 3巻 第21話「亡霊」 | 戦い方の指示が、そのまま土方自身の来歴の説明になっている |
| 9 | 猟師の魂が勃起する!! | 二瓶鉄造 | 3巻 第23話「猟師の魂」 | 下品な言い回しの中身が猟師の本気で、21巻で谷垣に受け継がれる |
| 10 | ああ…この人に殺されたい よしこの人を殺そう | 辺見和雄 | 5巻 第39話「ニシン漁と殺人鬼」 | 「殺されたい」から「殺そう」へ、一文の中で向きが変わる |
| 11 | この時代に老いぼれを見たら「生き残り」と思え | 土方歳三 | 6巻 第55話「鰊七十郎」 | 老いを弱さではなく、生き延びた証として扱っている |
| 12 | 〔場面〕馬の競走に騎手として出る | キロランケ | 7巻 第61話「蝦夷地ダービー」 | 19巻で退場する人物の、緊張から離れた顔が見える回 |
| 13 | 祝福された道が俺にもあったのか… | 尾形百之助 | 11巻 第103話「あんこう鍋」 | 生まれに縛られてきた尾形が、別の生き方を問う言葉 |
| 14 | 〔場面〕動物を調べる | 姉畑支遁 | 11巻 第110話「支遁動物記」 | 回の題が人物の名前を冠した、作品の振れ幅を示す回 |
| 15 | 血に高貴もクソもそんなもんありませんよ | 尾形百之助 | 17巻 第164話「悪兆」 | 丁寧な言葉づかいのまま、血筋という物差しを切り捨てている |
| 16 | 〔場面〕兄に向けた回想 | 花沢勇作 | 17巻 第165話「旗手」 | 兄が血筋を切り捨てた次の回に、弟が兄に語りかける回想が来る |
| 17 | 〔場面〕子分を置いて退かない | ソフィア | 19巻 第181話「アムールトラ」 | 30巻で退場する人物の、19巻での選び方が見える回 |
| 18 | 生きてることくらい伝えたらどうだ | 月島基 | 19巻 第185話「再会」 | 任務の途中で、月島が他人の家族を気にかけている |
| 19 | 相棒の契約更新だ | 杉元佐一 | 20巻 第192話「契約更新」 | 1巻からの関係を、離れていた時間を経て言葉で結び直している |
| 20 | そうだ勃起だ!!チカパシ!! | 谷垣源次郎 | 21巻 第209話「ケソラㇷ゚」 | 3巻で言われる側だった谷垣が、言う側に回っている |
| 21 | 「道理」があれば 私は杉元佐一と一緒に地獄へ落ちる覚悟だ | アシㇼパ | 22巻 第215話「流氷の天使」 | 1巻の杉元の「地獄行き」を、アシㇼパが条件つきで引き受けている |
| 22 | 〔場面〕月島に銃を下ろさせる | 鯉登音之進 | 23巻 第231話「出産」 | 上官と部下の上下だけでは説明できない、二人の関係が見える |
| 23 | 誰から生まれたよりも 何のために生きるかだろうがッ | 杉元佐一 | 26巻 第255話「切り裂き杉元」 | 生まれより生き方という作品の主題に、主人公が一言で答えている |
| 24 | 〔場面〕娘について語る回想 | ウイルク | 27巻 第267話「断絶」 | 14巻で退場した父が語る場面を、13巻あとの回想で読める |
| 25 | 〔場面〕土方をかばう | 都丹庵士 | 30巻 第294話「静寂」 | 土方の一派に加わった囚人が、最後に誰のために動いたかが分かる |
| 26 | 〔場面〕鯉登に啖呵を切る | 永倉新八 | 30巻 第297話「五稜郭脱出」 | 新選組にいた老人と第七師団の少尉が、明治の北海道で向き合う |
| 27 | 〔場面〕手榴弾からアシㇼパをかばい退場する | 牛山辰馬 | 31巻 第307話「ちんぽ先生」 | 笑いに振れた題の回に、アシㇼパをかばう退場が置かれている |
| 28 | 故郷へ帰ろうアシㇼパさん | 杉元佐一 | 31巻 第314話「大団円」 | 旅の終わりに、杉元がアシㇼパと帰る場所の話をしている |
| 29 | それぞれの違う部分を受け入れて、共に生きていける道を探そうって話し合いたい。それが私の役目だ。 | アシㇼパ | 31巻 第314話「大団円」 | 2巻の「新しい時代のアイヌの女」の中身を、本人が説明している |
話の題が分かると、電子書籍の目次からその回へ直接飛べます。ゴールデンカムイは1巻に10話前後が入っているので、巻数だけを頼りに探すと目当ての場面までかなりのページをめくることになります。
「カムイモシㇼ」「ケソラㇷ゚」のようにアイヌ語の題も多く、題そのものが場面の中身を指している回もあります。「契約更新」「猟師の魂」「脱獄王」のように、名言そのものが題になっている回もあります。
同じ回に2つ入っている場面もあります。2巻 第13話「憑き神」には鶴見中尉の言葉とアシㇼパの言葉が両方あり、31巻 第314話「大団円」には杉元とアシㇼパの言葉が両方あります。この4つは、同じ回を開けば2つまとめて読めます。

同じ回に2つ入っている場面があるんですね。
表を見ていて気づきました。

第13話の「憑き神」は、鶴見中尉が兵たちに語る場面と、アシㇼパが怒る場面が同じ回にあるんだ。
重い場面と笑う場面が同じ回に同居しているのは、この作品らしいところだと思うよ。
杉元佐一の名言|1巻「ウェンカムイ」から26巻「切り裂き杉元」まで
日露戦争を生き延び、「不死身の杉元」と呼ばれた男の言葉です。1巻の名乗りから、26巻で出自を問われた場面まで、巻の若い順に並べます。
杉元の名乗り「殺してみろッ…」|1巻 第2話
殺してみろッ 俺は不死身の杉元だ
物語のごく序盤、杉元がヒグマと向き合う場面の言葉です。この回の題「ウェンカムイ」は、人を襲うようになった熊を指すアイヌ語です。杉元とアシㇼパが出会って間もない時期にあたります。
杉元の「地獄行きだと?…」|1巻 第2話
人間を殺せば地獄行きだと? それなら俺は特等席だ
同じ第2話「ウェンカムイ」の言葉です。杉元はこのあと、戦友の妻子のために金塊を追います。
地獄行きを引き受けたうえで、果たすべきことのために動く人物として、1巻の時点から描かれています。
杉元とアシㇼパの「契約更新」|20巻 第192話
相棒の契約更新だ
20巻の言葉で、杉元がアシㇼパに向けて言っています。樺太での出来事を経たあとの場面です。
20巻は第191話「故郷の水」から始まる巻で、この回は巻の2話目にあたります。20巻を開けば、すぐにたどり着ける位置です。
杉元の「誰から生まれたよりも…」|26巻 第255話
誰から生まれたよりも 何のために生きるかだろうがッ
26巻の言葉です。マイケル・オストログに向かって、自分の生まれを持ち出されたことに杉元が返しています。回の題は「切り裂き杉元」です。

1巻と26巻で、杉元は同じことを聞かれているように見えます。
巻はずいぶん離れていますよね。

どちらも「お前は何者だ」という問いなんだ。
1巻では自分は地獄行きの人間だと答えて、26巻では生まれではなく何のために生きるかだと答えている。
25巻ぶん離れた場所で、同じ問いに違う答え方をしているんだね。
アシㇼパの名言|1巻「不死身の杉元」から22巻「流氷の天使」まで
アシㇼパはアイヌの少女で、杉元とともに金塊を追う相棒です。1巻の出会いの場面から、22巻の流氷の上まで並べます。
アシㇼパの「弱い奴は…」|1巻 第1話
弱い奴は食われる
第1話、杉元と出会った直後の山での言葉です。ヒグマのいる山で生き延びるための、狩りをする者としての前提が語られています。
この先、杉元はアシㇼパから山での生き方を教わりながら旅を続けることになります。
アシㇼパの宣言「わたしは新しい時代の…」|2巻 第12話
わたしは新しい時代のアイヌの女なんだ!
2巻の言葉です。回の題「カムイモシㇼ」は、アイヌ語で神々の世界を指します。
この言葉の中身は、31巻の最終話で本人の口から説明されます。最終話の言葉は、この記事の最後の章で扱っています。
アシㇼパの「「道理」があれば…」|22巻 第215話
「道理」があれば 私は杉元佐一と一緒に地獄へ落ちる覚悟だ
22巻、樺太を出たあとの言葉で、回の題は「流氷の天使」です。20巻の「契約更新」から2巻を経て、二人の関係の中身がここまで進んでいます。

20巻の「契約更新」と22巻のアシㇼパの言葉は、近い巻にあるんですね。
続けて読めそうです。

そうなんだ。20巻 第192話と22巻 第215話は、23話しか離れていないよ。
二人の関係の言葉を続けて読みたいなら、20巻から22巻をまとめて開くといいと思うよ。
巻をまたぐから、話の題を目印にしてね。
白石由竹の名言|1巻 第7話「脱獄王」の名乗り
白石由竹は脱獄を繰り返してきた囚人で、杉元とアシㇼパの旅に加わる人物です。登場する回の題が、そのまま彼の通り名になっています。
白石の名乗り「脱獄王」|1巻 第7話
俺は脱獄王だ
1巻の最後に入っている第7話の言葉です。白石は1巻から最終巻まで、杉元たちと行動をともにします。
1巻は第1話「不死身の杉元」から第7話「脱獄王」までの7話です。1巻の最初の回と最後の回の題が、どちらも通り名になっています。
土方歳三の名言|3巻「亡霊」と6巻「鰊七十郎」
新選組の副長だった土方歳三が、明治の北海道で生きている設定です。年を重ねた者としての言葉が2つあります。
土方の「生き残りたくば…」|3巻 第21話
生き残りたくば死人になれ
3巻の言葉です。牛山辰馬たちに向けた言葉で、回の題は「亡霊」です。
回の題の「亡霊」も、死んだことにして生きる土方たちの姿と重なって読めます。題と言葉の両方から、この一派がどういう立場にいるのかが分かる回です。
土方の「この時代に老いぼれを見たら…」|6巻 第55話
この時代に老いぼれを見たら「生き残り」と思え
6巻の言葉で、日泥親子に向けて言っています。回の題は「鰊七十郎」です。
3巻と6巻、どちらの言葉も生き延びる側の理屈です。土方は31巻まで前線に立ち続け、最終巻で退場します。

新選組の副長が、明治の北海道で動いているんですね。
設定を知らずに読むと驚きそうです。

土方は3巻と6巻で、生き延びる側の理屈を続けて口にしているんだ。
同じ幕末の生き残りだと、30巻 第297話「五稜郭脱出」に永倉新八が出てくるよ。
名言として挙がる回と、その人が退場する回は別なんだ。土方の退場は31巻だよ。
鶴見中尉の名言|2巻 第13話「憑き神」の呼びかけ
鶴見中尉は陸軍中尉で、情報将校として第七師団を動かす人物です。金塊を追うもう一方の勢力の中心にいます。その人柄が出る言葉が2巻にあります。
鶴見中尉の「我々の戦争は…」|2巻 第13話
我々の戦争はまだ終わっていない
2巻 第13話の言葉です。捜索を共にしている兵たちに向けて言っています。
なお鶴見中尉は、最終話まで読んでも生死が明示されないまま終わります。詳しくはゴールデンカムイの最終回・結末ネタバレで扱っています。
尾形百之助の名言|11巻「あんこう鍋」と17巻「悪兆」
尾形百之助は、自分の生まれをめぐって動き続ける人物です。2つの言葉と、異母弟である花沢勇作の場面を並べます。
尾形の「祝福された道が…」|11巻 第103話
祝福された道が俺にもあったのか…
11巻 第103話の言葉です。回の題は「あんこう鍋」で、題だけでは場面の重さが分からない回に、尾形の生まれにかかわる言葉が入っています。
尾形の「血に高貴もクソも…」|17巻 第164話
血に高貴もクソもそんなもんありませんよ
17巻の言葉で、鶴見中尉に向けて言っています。回の題は「悪兆」です。この回のすぐあとに、異母弟の花沢勇作をめぐる回想の回が続きます。17巻は第161話「カムイ レンカイネ」から第170話「亜港監獄の女囚」までが入る巻です。
花沢勇作が兄に語りかける回想|17巻 第165話
17巻 第165話「旗手」にある、日露戦争の回想として描かれる場面です。この場面は文言を確認できなかったため、セリフは引いていません。
第164話「悪兆」と第165話「旗手」は、同じ17巻の続きの回です。2つの回を続けて開けば、兄の言葉と弟の場面を並べて読めます。

兄が血筋を否定した次の回に、弟が兄に語りかける回想が来るんですね。
並び順に意味がありそうです。

17巻はその2つが続けて入っているんだ。
17巻の現在の時間では、勇作はもう亡くなっているんだよ。
巻数だけを見ていると、そこが分からなくなるところだね。
第七師団の名言|月島基と鯉登音之進
鶴見中尉のもとにいる二人です。19巻と23巻に、それぞれの人柄が出る場面があります。
月島の「生きてることくらい…」|19巻 第185話
生きてることくらい伝えたらどうだ
19巻の言葉です。樺太での場面で、月島がスヴェトラーナに向けて、生きていることくらい親に伝えたらどうだと言っています。
回の題は「再会」です。19巻は、第181話「アムールトラ」から第190話までが入る巻です。
鯉登が月島に銃を下ろさせる場面|23巻 第231話
23巻 第231話「出産」に、鯉登が月島に対して銃を下ろすよう命じる場面があります。この場面は文言を確認できなかったため、セリフは引かず場面だけを紹介しています。
回の題は「出産」で、23巻の最後の回にあたります。二人の関係の変化はゴールデンカムイの相関図にまとめています。

19巻の月島と、23巻の鯉登では、立場が逆に見えます。
同じ第七師団の二人ですよね。

19巻では月島が他人の関係に口を出して、23巻では鯉登が月島に命令しているんだ。
二人とも第七師団の人だけど、上と下だけでは説明のつかない関係になっていくよ。
最終盤では、二人そろって鶴見中尉と分かれる側に回るんだ。
旅の同行者と敵役の名場面|キロランケ・ウイルク・ソフィア・都丹・永倉・牛山
旅の同行者と、行く手をふさいだ側の名場面を6つ並べます。いずれも文言を確認できなかったため、セリフは引かず、巻と話の題つきで場面だけを紹介します。

名場面の巻と、退場の巻が別々の人がいるんですね。
表だけだと気づきにくいです。

そうなんだ。キロランケは19巻、ウイルクは14巻、ソフィアと都丹は30巻、牛山は31巻で退場するよ。
永倉新八は、死亡キャラ一覧で数えた47人には入っていないんだ。
名前が挙がる回だけを開くと、その人がもういない場面だったりするから、巻数は分けて見てね。
キロランケが騎手として走る場面|7巻 第61話
7巻 第61話「蝦夷地ダービー」に、キロランケが馬の競走に騎手として出る場面があります。回の題どおり、競馬にあたる催しが描かれる回です。
キロランケはアシㇼパの父ウイルクとつながりのある人物です。7巻の時点では、杉元たちの旅の同行者として描かれています。7巻の競走の場面と、19巻の退場の場面が同じ人物のものです。
ウイルクが娘について語る回想|27巻 第267話
27巻 第267話「断絶」に、ウイルクが娘のことをキロランケに語る場面があります。回想として描かれる場面です。
ウイルクが退場するのは14巻 第137話です。 網走監獄をめぐる展開のなかで尾形に狙撃されて亡くなっているので、27巻に出てくるのは本人がすでにいない巻の言葉になります。巻数だけを見ていると、27巻の時点で生きているように読めてしまう場面です。
ソフィアが子分を置いて退かない場面|19巻 第181話
19巻 第181話「アムールトラ」に、ソフィアが子分を置いて先に逃げることを拒む場面があります。相手はナーナイ民族の人たちで、回の題は「アムールトラ」です。
ソフィアはウイルクと同じ側にいた人物です。19巻は、キロランケが第190話で退場する巻でもあります。ソフィアの退場の巻と話は、ゴールデンカムイの死亡キャラ一覧でも確認できます。
都丹庵士が土方をかばう場面|30巻 第294話
30巻 第294話「静寂」に、都丹庵士が土方歳三をかばって銃撃を受ける場面があります。都丹はこの回で退場します。
都丹は、土方の一派に加わった囚人のひとりです。30巻には、都丹の退場と、第299話のソフィアの退場がともに入っています。同じ30巻には、第297話「五稜郭脱出」の永倉新八の場面も入っています。都丹の退場の巻と話は、死亡キャラ一覧記事でも確認できます。
永倉新八が鯉登に啖呵を切る場面|30巻 第297話
30巻 第297話「五稜郭脱出」に、永倉新八が鯉登音之進に啖呵を切る場面があります。回の題どおり、五稜郭を舞台にした戦いのなかの場面です。
30巻は第291話「骨董品」から第302話「車内暴力」までの12話が入る巻で、この回はその中ほどにあたります。同じ巻に、第294話「静寂」の都丹庵士の場面も入っています。
牛山がアシㇼパをかばう場面|31巻 第307話
31巻 第307話「ちんぽ先生」に、牛山辰馬が手榴弾からアシㇼパをかばう場面があります。この場面は文言を確認できなかったため、セリフは引かず場面だけを紹介しています。
牛山は3巻 第21話で、土方から「生き残りたくば死人になれ」と言われた一人でもあります。退場の巻と話は、ゴールデンカムイの死亡キャラ一覧でも確認できます。
ギャグ・迷言|「勃起」と「オソマ」と姉畑支遁
ゴールデンカムイは、重い場面と笑う場面が同じ回に同居する作品です。ここでは笑いの側の言葉と場面を、5つ並べます。
アシㇼパの「フチの憑き神様に…」|2巻 第13話
フチの憑き神様にうんこお供えさせやがって…
2巻の言葉です。そのオソマ(味噌)が祖母の家で供え物に使われてしまったことに、アシㇼパが怒っている場面です。
回の題の「憑き神」は、アシㇼパのこのセリフにも出てくる言葉です。題を覚えておくと、目次から回を探しやすくなります。
二瓶の「猟師の魂が…」|3巻 第23話
猟師の魂が勃起する!!
3巻の言葉です。熊を追い続けてきた猟師の二瓶鉄造が、谷垣源次郎に向けて言っています。
この言い回しは、21巻で谷垣が別の相手に向けて使うことになります。二瓶鉄造は、死亡キャラ一覧記事では北海道編(1巻〜12巻)で退場した人物として数えています。
谷垣の「そうだ勃起だ!!…」|21巻 第209話
そうだ勃起だ!!チカパシ!!
21巻の言葉です。谷垣源次郎が、ともに行動している少年チカパシに向けて言っています。
回の題「ケソラㇷ゚」はアイヌ語の題です。3巻 第23話と21巻 第209話は、186話離れています。21巻は第201話「あばよロシア」から第211話「怒りのシライシ」までが入る巻です。
辺見の「ああ…この人に…」|5巻 第39話
ああ…この人に殺されたい よしこの人を殺そう
5巻の言葉です。辺見和雄が杉元を見つけた場面にあたります。回の題も「ニシン漁と殺人鬼」で、この人物が何者かを言い切っています。
回の題に人物の正体がそのまま書かれている回で、題を知ってから読むと、場面の見え方が変わります。5巻の最初の回にあたります。
姉畑支遁が動物を調べる場面|11巻 第110話
11巻 第110話「支遁動物記」に、姉畑支遁が動物を調べる場面があります。この場面は文言を確認できなかったため、セリフは引いていません。
姉畑は12巻 第113話でヒグマに襲われて退場します。第110話は11巻の最後の回にあたります。

笑う場面の言葉にも、話の題が付いているんですね。
題から中身が想像できる回もあります。

題を見ると、どの回が笑いの側か見当がつくんだ。
「支遁動物記」や「ニシン漁と殺人鬼」は、題そのものが人物の紹介になっているよ。
目次から回を探すときの手がかりにしてみてね。
最終回のセリフ|31巻 第314話「大団円」
最終話の題は「大団円」です。金塊と権利書をめぐる争いに決着がついたあとの場面から、2つ引きます。
杉元の「故郷へ帰ろう…」|31巻 第314話
故郷へ帰ろうアシㇼパさん
最終話の言葉で、杉元がアシㇼパに向けて言っています。
杉元は自分の取り分の金塊を、戦友の妻子に渡します。最終話では、争いの決着からその後までが描かれています。最終話の題「大団円」は、物語がめでたく収まることを指す言葉です。
アシㇼパの「それが私の役目だ」|31巻 第314話
それぞれの違う部分を受け入れて、共に生きていける道を探そうって話し合いたい。それが私の役目だ。
同じ最終話のアシㇼパの言葉です。
アイヌの権利書は、奪い合う対象ではなく交渉のカードとして使われ、土地は国立公園として残る形で決着します。その選択を、アシㇼパは自分の役目として引き受けています。
最終話までの流れはゴールデンカムイの最終回・結末ネタバレに、誰が最後にどの陣営でどうなったかはゴールデンカムイの相関図にまとめています。退場した人物を巻と話数で追いたい場合はゴールデンカムイの死亡キャラ一覧をご覧ください。

2巻の言葉が、最終話まで持ち越されているんですね。
ずいぶん長い時間がかかっています。

アシㇼパは2巻で「新しい時代のアイヌの女なんだ」と言い切っているよね。
でも、それがどういう意味なのかは、そのときには言っていないんだ。
2巻から31巻までかけて、その中身を自分で言えるようになったのが最終話なんだと思うよ。
よくある質問
まとめ|巻と話の題から名言を引く
ゴールデンカムイの名言・名場面を29か所、巻数・話数・話の題つきで並べました。杉元が1巻で言った「地獄行き」の言葉は22巻でアシㇼパが引き受け、2巻でアシㇼパが宣言した「新しい時代のアイヌの女」の中身は31巻の最終話で本人の口から説明されます。
二瓶の「猟師の魂」は21巻で谷垣に受け渡され、笑う場面の言葉にも同じつながりがあります。
この記事が扱った29か所は、杉元・アシㇼパ・尾形・鶴見中尉・二瓶・谷垣らの言葉です。巻は1巻から最終31巻まで、話は第1話「不死身の杉元」から第314話「大団円」までにわたります。
読み返したい回は、早見表の話の題から電子書籍の目次でそのまま開けます。巻だけ分かっていて話が分からないときも、題を手がかりにたどれます。
参考資料
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 1/野田サトル」※1巻の収録話(第1話「不死身の杉元」・第2話「ウェンカムイ」・第7話「脱獄王」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 2/野田サトル」※2巻の収録話(第12話「カムイモシㇼ」・第13話「憑き神」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 3/野田サトル」※3巻の収録話(第21話「亡霊」・第23話「猟師の魂」)の根拠
- 集英社コミック公式 S-MANGA「ゴールデンカムイ 5/野田サトル」※5巻の収録話(第39話「ニシン漁と殺人鬼」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 6/野田サトル」※6巻の収録話(第55話「鰊七十郎」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 7/野田サトル」※7巻の収録話(第61話「蝦夷地ダービー」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 11/野田サトル」※11巻の収録話(第103話「あんこう鍋」・第110話「支遁動物記」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 12/野田サトル」※12巻の収録話(第113話)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 14/野田サトル」※14巻の収録話(第137話「呼応」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 17/野田サトル」※17巻の収録話(第164話「悪兆」・第165話「旗手」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 19/野田サトル」※19巻の収録話(第181話「アムールトラ」・第185話「再会」・第190話)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 20/野田サトル」※20巻の収録話(第191話「故郷の水」・第192話「契約更新」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 21/野田サトル」※21巻の収録話(第209話「ケソラㇷ゚」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 22/野田サトル」※22巻の収録話(第215話「流氷の天使」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 23/野田サトル」※23巻の収録話(第231話「出産」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 26/野田サトル」※26巻の収録話(第255話「切り裂き杉元」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 27/野田サトル」※27巻の収録話(第267話「断絶」)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 30/野田サトル」※30巻の収録話(第291話「骨董品」から第302話「車内暴力」まで。第294話「静寂」・第297話「五稜郭脱出」・第299話を含む)の根拠
- 集英社「ゴールデンカムイ カラー版 31/野田サトル」※31巻の収録話(第303話「暴走列車」から第314話「大団円」まで)の根拠
- Wikipedia「ゴールデンカムイ」※全31巻・全314話で完結した連載期間と掲載誌の根拠


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